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メンタルを守れ!息子編①

息子が大クラッシュを起こし、長期戦になることを覚悟した時に一番に思ったのは、息子のメンタルを守り切らなければいけないという事。身体はきっといつか治る。その時にメンタルが元気だったらきっとどうにかなる、でもメンタルを壊してしまったら、きっと身体よりもっとずっと長期戦になってしまうと思ったから。
 
最初にやったのは、息子が寝る場所を自分の部屋からリビングへ移したこと。部屋に引きこもってしまうことが怖かった。息子には「テレビがある方がいいでしょう」とかなんとか言って無事成功。ある程度体調が落ちついた所で敷きっぱなしにしてた布団は撤去したけれど、その後もほとんどリビングで過ごしていました。
 
次に家の雰囲気を変えない事。娘もいますしね、とにかく暗くならないように。いつも通りの日常を続けることを心掛けて、私が変わることなく元気で笑っているように。そうしていたら子供達も大丈夫と信じて。子供から見たらこの状況で能天気な母親だなという感じだったかもしれない。その代わりに家の外(車の中とか職場で一人の時とか)でよく泣いてましたけどね(私の話はまた今度)。
 
そして一日に一度は笑わせる事。本当に体調が辛そうな日はできなかったと思いますが、何でもいいから笑ってくれるように。一日に一度でいいから、何でもいいから、一緒に笑えるように。自らコメディのドラマ・映画やお笑いのyoutubeを見て笑ってくれてもいました。役者さんや芸人さんには心から感謝しています。基本的にスマホやゲームの強制的な制限は無し。本人に任せていました。時々「自制しないから治らないんだよ!」とブチ切れてしまったけれど。体調面ではマイナスだったかもしれないけど、メンタル面ではこれで良かったのかなと思っています。
 
息子には、とにかく今一番大切なのは身体を治すことで、勉強も学校も後からどうにでもなるからそんなことは気にするな!という話をよくしていました。私の実体験、高校生の時に1学年上の先輩が病気で休学、翌年に先輩から同級生になって、最初こそ戸惑ったけどあっという間になんともなくなった事、大学のサークルに3才年上の2学年後輩がいたけど、そんなこと誰も気にしてなかった事も話したり。この2人に出会えていたことは私にとっても励みになっていました。人と違う経験は、いつかきっとあなたの武器になるからという話しもしました。
 
あとは子供たちに「学校に行きたくない時は休んでいい。学校は命を懸けてまで行く場所ではない。」と小さい時から言ってきていたのも良かったと思いました。これはいじめ等を考えて言っていたことだけど。うちは転勤族で賃貸住まいだから引っ越して転校もできるし、フリースクールとか学校以外の道もある、選択肢はたくさんあるんだよと話をしてきていたので、状況は違うけれど「学校は絶対!」という考えが息子も私もあまりなかったのは良かったと思ってます。どんな道に行っても人生どうにかなるっしょ!みたいな気持ちは根底にありました。

その②につづく
 

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