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コロナ罹患から起きられなくなるまで

2021/8 東京オリンピックが終わり、デルタ株で大変な状況だった頃、夫が単身赴任先から戻ってきて夏休みに入りました。そして夏休み初日の夜、夫発熱。気づいたときには手遅れ、家族全員コロナ感染。
夫は持病があるのでホテル療養、私と子供は自宅療養。熱は下がらない、解熱剤すら処方してもらえない、大人は急変を覚悟しろと医師から宣告されるなどとにかく心身共に辛かった。子供たちは軽症で済んでほっとしました。

家族全員重症化せず無事に療養解除。その翌日、久しぶりの部活があり、行きたいという息子。当時はコロナ感染はまだ人に知られてはいけない雰囲気。周りでも感染したと聞いたことがなく、学校の友達に知られたくないという気持ちが息子も私も大きかった。幸い夏休みで誰にも気づかれていなかったこともあり、部活は休まない方が自然だろうということで行くことに。絶対無理しないと約束、顧問にも事情を説明。当時学校ではコロナに関して厳しい情報管理が行われていて、校長・教頭・担任以外の先生は我が家のコロナ感染を知らなかった。それくらいナーバスな頃の感染でした。

部活後、倦怠感がひどい。今思えば当たり前。でもその時は「感染後に無理するから~やっぱりちょっと早かったんだよ~」くらいの気持ち。そして一晩寝たら治ると思っていたのに治らない。何かおかしいかもしれない。コロナ後遺症について調べると恐ろしいことばかり出てくる。後遺症だと思いたくない。コロナは軽症だったし、部活だって行けたし。ちょっとコロナで体力がなくなっただけ、ちょっと無理し過ぎただけ、療養期間がちょっと足りなかっただけ、大丈夫きっとすぐ治ると言い聞かせました。

4日ほどでそこそこ元気になって迎えた二学期。オンライン授業と分散登校の組み合わせだったので出席できていました。でも半日だけの学校なのに帰ってきたらすぐに横になる息子。やっぱり後遺症なのか?いや、でも一時よりは良くなったし、このまま少しずつ良くなるはず。近所の内科へ連れて行ったけど「気にし過ぎ」「大袈裟」「すぐ治る」と言われたし。大丈夫すぐ治る、でもやっぱり何かおかしいかもの繰り返し。

夏休みが明けて1週間後、内申にも関係する重要な2日間のテスト。しんどいながら夜遅くまで頑張って勉強し、2日間のテストを受け、そして息子は起きられなくなりました。

つづく


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