【廃校教育CAMP】大切な人たちとの、大切な時間
廃校教育キャンプが終わってからもう2週間が経とうとしている。
noteを書こう書こうと思ってここ数日寝る前に毎日パソコンを立ち上げるんだけど、どうも書けない。
日常に戻ってから休みなくバタバタと今日まで過ごしてしまったけれど、完璧な出来じゃなくていいから、ゆっくり向き合って言葉にしてみようと思う。
はじめまして
どこから書けばいいか決まらないから時系列順に書いてみる.。o○
この2日間は、久しぶりにはじめましての人たちにたくさん会えた。
みんなとの出会いがすごくうれしくて。心が弾んでた。
いつもは知ってる人たちのところに落ち着きがちなんだけど、あの2日間、猫みたいに気ままに色んな人のところに話しに行けたのは、心に背負った荷物がなかったからだと思う🐈
ハイタッチで壁を壊して、少しずつ言葉を交わして。
みんなのことをたくさん知っている訳じゃないけれど、出会ったときからなんとなーく深いところで繋がっている気がしてた。
世界を見つめた
みきのワークショップ。
「あなたが通いたいと思う学校は?」という問い。
私たちのチームのキーワードは「愛」「自然」「今」だった。
どれも私の口から出ていた言葉。
言葉にして、「あ、自分ってこんなこと感じてたんだ」と気がついた。
透明に近い水色と、一輪の花。
言葉にしようとすると難しかったけれど、絵の具を紙に落として、手を動かしてみたら、みんなが自然と同じ方向を向いていた。
完成して思い浮かんだのは、透き通った空と海。
地球が「今」生きていて、水が緩やかに流れているイメージ。
前の自分はもっと、「未来」を見ていた。
「頑張ること」や「変化すること」、「苦しくてもやる」みたいなところを大事にしていた。赤く燃える、炎みたいなイメージ。
でも、今の自分はそれだけじゃなくなってた。
無理して続けるだけじゃなくて、休んだり、真っすぐ逃げたりすることもできるということ。
自分の素直な声を感じて、選択することは、逃げじゃなくて生きることに屈しないことだということ。
荷物を背負って力んで進むよりも、力を抜いて自然にいた方が、しなやかに強くいられるということ。
今の自分は前よりも、元の状態に戻っていくことを大事にしたいんだと思う。
(と言いつつ、廃校から戻って今日までバタバタして、あんまりこれを大事に出来ていないけど…。笑)
自分の中からこういう言葉が出てくるようになったのは、やっぱり夏に行った1人旅がものすごく大きな経験になったから。
自分がした本物の経験だから出てきた言葉。
だから、この想いは大事にしたい。
今の私から見える教育の世界は1つだけじゃなくなった。
ゴリゴリ頑張って理想の未来を掴みに行く世界も、
ゆるやかに頑張らずに今を生きる世界も。
どっちの世界も経験したから、どっちの世界も信じてる。
自分は今、その狭間の空間にいるのかな、とも思う。
その時の自分によって、生きる世界を自分の意思で選んでいきたいな。
あとは、たくさんの選択肢があるんだよっていうことを、目の前に向き合う子たちにも示せたらいいな。
自分を癒すこと
夕方までのワークショップとゲストトークを終えて、余白の時間。
疲れが出てきていたころだったけど、みんなと話す時間を手放すのがなんとなくもったいなくて、列に並んだ。
8人くらいで向き合った「先生が幸せになるには?」という問い。
私の中で出てきたのは、「先生が先生じゃなくてもいい時間」を持つということ。
先生、広い意味で教師と呼ばれる人たちは、たぶん根っこがものすごくGIVERなんだと思う。きっと、自分の身を削っているのを気づかないくらいに、誰かのために尽くす。
私もそう。きっとそれは悪いことじゃない。
でも、削っている自分は確かにいる。
自分が幸せじゃなかったら、誰かを幸せにすることなんてできない。
だから、囚われている役目をそっとおろして、自分を癒す時間を大事にしたい。
普段一緒に働いている先生が、先生じゃない部分を見せてくれたから気がつけたこと。
周りの人たちが背負っている役目も、一緒に解きほぐしていけたらいいな🍃
夜、放課後
夜、暗くて寒い体育館。
輪の数だけ灯りが灯った体育館。
これまで教育に関わって、楽しかったことも、苦しかったことも、全部話せた。
でも、心はしんどくならなかった。むしろ、穏やかな気持ちでこれまでを見つめ返せた。
喋りたければ喋ればいいし、喋りたくなかったら喋らなくてもいい。
かおるの存在が、あの場に居たみんなを包み込んでくれてるみたいだった。
ずーっと続いた放課後みたいな時間。
ウクレレ弾いてる2人を眺めて、ゴエが創ってくれていた温かい空間に潜り込んで、教室にいるみんなを見渡しながら、ゆるゆるおしゃべりしたら、心が自然と解れた。
旅の話も、直接話せてよかった。
聞いてくれてありがとう🌿
終わりが近づいている
最後の宣言WS。
わかちゃんが手を挙げていた。
彼女の勇気に、言葉に、涙が止まらなかった。
小学校からずっと一緒の後輩で、ずっと自分に憧れてくれている子。色んな想いを抱えながらこのイベントに来ることを決めてくれた子。
夜0時過ぎの薄暗い教室で、彼女の気持ちを聴いていた。
だから余計に、彼女への想いが溢れた。
まおさん、かおる、みき、こんな気持ちになれる、素敵な学校をつくってくれてありがとう。
また日常に戻る
日常に戻ると、自分と向き合う時間をつい後回しにしてしまう。
廃校から帰ってきて、次なる旅のために自分の時間をまた減らしてしまったから、余計に。
でも、まずは自分を満たして生きていきたい。
目の前の人と一緒に笑って、一緒に泣いて、一緒に歌いたいからね。
あの24時間を一緒に過ごしてくれたみんな、ありがとう。
また色んな世界を見て、また色んな話ができたらうれしいです🫶
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