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サルコイドーシスについて

12/7に判明した病気について、サルコイドーシスって聞き馴染みがない病気だし知らない人がほとんどだと思うので、病院で説明受けた内容をここに記録します。

  1. サルコイドーシスの病態と原因
    全身の様々な部位で免疫細胞が異常に活性化し、肉芽腫と呼ばれる炎症性変化を引き起こします。免疫応答の過剰によって引き起こされると考えられてるけど、はっきりとした原因が不明の病気です。

  2. サルコイドーシスの症状
    1/3の方は無症状。2/3が症状あり、標的臓器は多岐に及び、それに応じて症状が出ます。
    ※付いてる箇所は実際に症状が出てきてる部分になります。

    呼吸器(90%以上):
    多くの方に※肺門・縦隔リンパ節の腫脹がみられ、リンパ節腫脹のみでは特に症状が出ないこと多い。肺自体に炎症が起こると呼吸苦や咳嗽といった症状がみられる。

    目(50%以上):
    ※視力低下、※目のかすみ、非蚊症などの症状

    皮膚(35%):
    皮膚結節などの症状

    心臓(10%):
    不整脈や心不全がみられる

    神経(5%):
    意識障害、知覚・運動障害、けいれん、性格変化がみられる

    腎臓(3%):
    腎結石、尿管結石がみられる

    その他:
    発熱、※全身倦怠感、関節痛などがみれることがある

  3. サルコイドーシスの診断、識別診断
    多くは胸部X線写真や胸部CT検査で肺門リンパ節や縦隔リンパ節の腫脹を指摘され本疾患が疑われることが多いです。その他の肺門リンパ節や縦隔リンパ節の腫脹をきたす疾患として、感染症疾患(結核菌・細菌・ウイルス)、悪性リンパ腫などがある。
    血液検査、胸部X線、CT検査、心電図検査、気管支検査、Gaシンチ、PET検査などを行われますが最終的に組織採取で、本疾患に特徴的な肉芽腫性変化を証明できれば診断確定(組織診断)となります。肺の場合には気管支鏡による肺生検やリンパ節生検が行われます。組織で肉芽腫性変化が検出されなくてもその他の検査を組み合わせて診断(臨床診断)とすることもあります。
    診断が確定すると、重症度に応じて国から医療費補助が得られます(難病制度)

  4. サルコイドーシスの予後と治療法
    基本的には肺門・縦隔リンパ節腫脹のみでは治療は不要ですが、重要臓器に炎症が波及した場合には治療が必要となります。
    治療はステロイドの内服治療が中心となりますが、無治療・ステロイド内服治療に関わらず自然治癒するケースもあります。
    ステロイドの内服によって病性のコントロールが可能なことがほとんどですが、ステロイドのみではコントロールできない場合には免疫抑制剤などを併用することもあります。また、まれに不整脈や呼吸不全に至りなくなる方もいます。
    ステロイドの長期服用によって異感染症、糖尿病、胃潰瘍、骨粗鬆症、白内障、緑内障などの副作用がしばしばみられますので、ステロイドによる治療行うかどうかは年齢や症状などを勘案して決定します。

まだはっきりとした原因がわかってない病気で、重要臓器にまで炎症が出ると難病指定や治療になるので、今は追加で検査を受けてる段階ですが、なんとか自然治癒で済むように心と身体が元気になるように毎日過ごして、通院がんばっていきます。

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