情報リテラシー論➓
〜様々な動画とネット配信〜
○動画でのいろいろな表現方法
・タイムラプス動画⇨「低速度撮影」「微速度撮影」と呼ばれる、数秒に1コマずつ撮影したものを繋げて再生することで、コマ送り動画のように見える撮影方法。途中を省くことなく短時間で過程を表現できる。
・スローモーション⇨料理のレポートなどをスロー撮影するとシズル感(みずみずしさ)を表現でき、見る人の食欲をそそる事ができる。
・スライドショー⇨スライドショーにする事でビフォーアフターの写真などを動画として表現する事ができる。
・字幕、エンドロール⇨単なる文章の羅列ではなく動画として表現する事でで、行間を読ませたりBGMを使用してより効果的に伝える事が可能である。
・音声読み上げ⇨字幕動画と同様にただ文章を載せるだけでは得られない効果が生まれる。
・縦動画⇨動画といえば横画面というイメージが強いが、縦動画にする事でスマートフォンでの再生が魅力的になる演出が可能。様々なSNSにも対応している。
○YouTube以外のSNS動画
・Vine⇨6秒ループ動画を投稿・閲覧できるサービス(現在は終了)この6秒というのはSNSなどで画面をスクロールする際に最適なスピードであり、中毒性もある。
・C CHANNEL⇨2015年に誕生したコーディネートやヘアアレンジ・メイク、ネイルアートなどの情報を発信するサービス。スマホ縦動画に特化している。(2020年サービス終了)
・Mix Channel(ミクチャ)⇨2013年の開始した、カップル動画やダンス動画など、10代女子中高生を中心に広まったアプリ。寝る前にベッドの上で見るアクティブユーザー約1000万人を獲得。2017年からはライブ配信にも対応。
*Instagram*
Instagramは主に写真をシェアするアプリである。そのため、投稿される動画は再生時デフォルト設定で音声が消音状態になっている。YouTubeと比較すると、Instagramは再生ボタンがなく自動再生されたり、音声がなくても成立する動画となっていたりする。その他にも様々な動画投稿機能がある。
・ストーリーズ⇨24時間限定で短い動画を投稿する機能。リンクを貼る事もでき、他のアプリやサイトに飛ばす事も可能。
・IGTV⇨Instagram内でも使用可能だが専用アプリも存在する。1〜60分の動画に対応している。特徴としては、URLを追加してリンクへ誘導できる・長いテキストを追加できる・PCからもアップロードできる、といったものである。
・リール⇨利用者やクリエイター、そしてビジネスがInstagram上で短尺動画を作成したり発見できる新機能。音やARカメラエフェクト、その他の新しいクリエイティブツールを使って動画を撮影・編集し、最大15秒の短尺動画を作成可能。
○ちょっと変わった動画表現
*360度カメラ*
iPhoneやAndroidなどそれぞれの機器に対応した写真や動画を360度撮影できるカメラがある。様々なアプリやサービスも360度撮影写真に対応してきている(Facebook、LINE、YouTubeなど)。YouTubeでは360度動画の他にも、360度VR動画やライブ配信にも対応している。
*GIF*
分類としては写真の扱いとなるが、複数の写真からアニメーションを作成する事ができる。自分でも簡単に作成可能で、HPなどに埋め込んだりSNS投稿したりできる。
○ライブ配信
*量の船上生中継*
2009年、ライブ配信が普及していない時代に300万円の予算をかけて漁の様子を配信。ニュースにも取り上げられる。
*スマホ対応での差*
・USTREAM⇨2007年サービス開始、IBMに買収される。
・ニコニコ生放送⇨2008年開始、有料会員が減少。
↓
スマホ対応が遅れたために衰退。
・ツイキャス⇨2010年サービス開始。いち早くスマホ対応したために伸びていく。
*従来のSNSのライブ配信機能*
・国内三大ソーシャルメディア(Facebook、Twitter、LINE)もボタン一つでライブ配信ができるように。その他SHOW ROOM、youtube、Instagramに至るまで、ライブ配信の機能が追加され乱立している。
○感想・まとめ
文章よりも写真、写真よりも動画の方が伝えられる情報量が多い。そのために多くのユーザーを獲得し、動画の機能や配信方法は様々な形で発展している。ライブ配信はリアルタイムで起きていることを共有することができる価値あるものである。様々なサービスにおいてライブ配信機能が追加されているのもそのような価値を求めたユーザーを獲得するためである。YouTuberのように、ライブ配信を行って稼ぐライバーという職も存在する。これからさらにどの様な進化を遂げるのかとても楽しみ。。。
今回の授業概要↓