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情報リテラシー論❽

〜位置情報で激変の生活習慣〜

*GPSとは*
GPS(Global Posting System)はSystem)とは地球の周回軌道を回る24個の衛星から発信される情報を利用して、受信者とGPSの衛星の位置関係を測定し、現在地の緯度・経度を計算するシステムのこと。元はアメリカで軍事用に開発された技術で、日本語では「全地球測位システム」とも訳される。飛行機や船舶、自動車といった乗り物をはじめ、個人のスマホなど様々なものに搭載されている。

○パソコンと位置情報

*GPSのいらない技術*
Wi-Fiによる位置情報の把握⇨Wi-Fiのアクセスポイントの位置から範囲を把握可能。さらに複数のアクセスポイントがある場合、それぞれのポイントからの反応速度を見ればより高い精度の位置情報が把握可能である。

人工衛星による通信⇨ソフトバンクは地上の基地局と人工衛星の両方と電波をやり取りできる端末の技術を開発したと発表。これにより山奥でも圏外知らず。2020年代の実用化を目指している。

地磁気による位置情報⇨GPSの電波が届かない地下でも地磁気を使って現在位置を特定できる機能を、Yahoo!地図が導入。国内初の試みとしている。まずはAndroid スマートフォンで利用できる。ナビ機能を使えば、電車を降りてから目的地へ向かう最適な改札口や駅出口も案内してもらえる。

*IPアドレスと位置情報*

IPアドレス(Internet Protocol Address)とは、インターネット上に接続された機器が持つナンバーのこと。インターネット上での住所のような役割を担っている

 インターネットでキーワードを検索した際、その位置情報から近くの店やサービスを優先的に表示される。Google ChromeなどにはWebサイトの閲覧履歴やフォームへの入力情報を保存せずにブラウジングすることが可能なシークレットウィンドウの機能もあるが、シークレットウィンドウでも、IPアドレスは把握されている。
 そこで役立つのが「Tor Browser」これは、どこからアクセスしているかを隠して匿名化できるブラウザである。Windows・MacなどのPCからでも気軽にインストールして使用することができる。

○写真と位置情報

 スマートフォンやデジタルカメラなどの機器で撮影したデジタル写真には Exif(エグジフ)情報という撮影情報や位置情報などのデータが付与される。Exif情報のExifとは英語の「Exchangeable Image File Format」(エクスチェンジャブル イメージファイル フォーマット)の略語で画像のファイル形式のこと。

*写真に付与されたExif情報を確認する方法*
Windowsの場合は、画像を右クリックして、プロパティを開く。詳細タブをクリックすると、見る事が出来る。Macの場合は、画像をダブルクリックして、プレビューを表示 > ツール > インスペクタを表示 > Exifタブを選択。
Google Chrome拡張機能「EXIF Viewer」を使用。写真にマウスを当てるとExif情報が表示され、GPSが入っている場合は地図も表示される。
ViewExifのアプリでカメラロール内にある写真のExif情報が分かるiPhoneの場合は「ViewExif」、Androidは「Exif Viewer」で確認できる。アプリを起動すると撮影日時、場所、機材、高度などがわかる。

※Facebook、Twitter、Instagramは投稿時にExif情報は消滅する。
⇨それでも心配な場合はスマホのカメラアプリで撮影する際に位置情報をオフにする。設定>プライバシー>位置情報サービス>カメラ>許可しない

○スマホアプリと位置情報

iPhone
iPhoneで位置情報をonにしていると、利用頻度の高い位置情報に場所と滞在時間が表示される。滞在時間が長い場所が地図上に表示され、自宅としてiPhoneに勝手に認識される。履歴を非表示にしたい場合は履歴を消去をタップ。

Facebook
Facebookにあるチェックイン機能というものを利用するとGPSで近くにあ
るチェックイン付きFacebookページが表示され、選択し投稿するとニュースフィード表示され、店のFacebookページが友達に宣伝される。

YouTube
2017.12.9 Facebook、Instagram、Twitterなどと同様にYouTubeでもチェックイン投稿やスポット検索が可能になった。

*Instagram
Instagramスポット検索の「現在地付近」が画期的で便利。スポット検索によってGPS検索ができ、スポットのページでお店の口コミがすぐに分かったり、お店の宣伝にもつながる。

LINE
2011.3.11東日本大震災の時に友だちや家族に連絡をとる手段として誕生したアプリ。安否確認のために既読管理機能や位置情報の共有などの機能がある。どこかに遊びに行く際や待ち合わせなどにも活用できる。

PayPayアプリ
PayPayアプリが利用できるお店を検索することができる。位置情報を利用すれば近くの店を表示することも可能。ブランドをフォローすれば近くの店からのお知らせが表示される。

DiDi(ディディ)*
タクシーの配車アプリ。現在地からタクシーを探し、呼ぶ場所を検索してしてすることができる。タクシーが来る家庭を表示したり運転手おの連絡も可能。目的地までの家庭も表示することができ決済もアプリで完結する。

UberEats
お店お料理を探し注文し、決済方法と配達方法を指定すると配達員が料理を届けてくれる。商品の到着まで地図で表示され、配達員に連絡することもできる。

Google
スマホGoogle検索では、現在地や指定した場所での写真検索ができる。自分が食べたいものや欲しいものを写真で見ることができる。GoogleタイムラインではGoogle マップを起動し位置情報をオンにしている場合、タイムラインの項目をタップすることで行動履歴が表示される。場所、時間、交通手段と流れが地図上に表示される。Google マップではリアルタイムでの地図上の情報を知ることもできる。タクシーの位置情報や交通情報、店の混雑状況などをリアルタイムで知ることができる。その他にもGoogle マップには様々な機能があり、A R技術による道案内やプロフィール機能によるSNSのような書き込みも可能になっている。

⚠️位置情報やスポットの共有はとても便利な機能であるが、自分のいる場所や個人情報が特定される場合もあるため、SNSなどに投稿する際には時差投稿などを心がける必要がある。


○感想・まとめ

地図アプリな度における位置情報サービスはとても便利で筆者もよく利用している。方向音痴でアナログの地図が読めないので移動する上ではマップ機能はなくてはならない存在である。しかし今回の講義では、その便利な面だけでなく位置情報サービスの落とし穴や危険な部分も知ることができたので、気をつけて正しく利用していこうと思った。


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