蟹の話

友達のなーやが上海に留学してから2回遊びに行って、2回とも上海蟹の旬を逃しています。上海と言ったら蟹、そう、上海蟹。というイメージが強すぎて何とかして蟹に関するものを食べてやるぞと意気込んだ前回。「ふーん」て感じのなーやを連れて訪問したのは人民広場の近くの上海王寳和酒家。

ここはよくガイドブックにも載ってる、上海蟹を使った料理が一年中食べれるお店です。価格からすると高級店ぽいけど、それでも持ち込みおっけーなのが中国クオリティ。すてき。途中で買った鴨の塩漬けで青島ビールをちびちびやりつつ蟹を待ちます。

ビールが半分くらい空いた頃、来ました!!特性河蟹粉!!!

要は蟹肉の蟹味噌炒めです。どきわくしながらひとくち。うん、美味しい。ふたくち、うん、普通に美味しい。お値段280元。当時のレートで約4480円。

うん…。普通かな…。ていうかちょっと高いかな…。

思えばなーやはずっと言っていました。「上海蟹?美味しいけど、普通に蟹だよ」と。

ていうかそもそも別にわたし蟹そんな好きじゃない。

名物は食べないと気が済まない性質なのを、ちょっぴり反省しました。美味しくないわけではないけど、普通。

でも、シーズンに卵たっぷりの上海蟹を食べたらそれはまた格別に美味しいのかな〜。どうなのかな〜。という思いを抱えて帰国した1年後。ふたたびわたしは上海の地に舞い降りました。

ちょうど1年ってことは今回もシーズン外です。

もはや蟹のことなど露ほども考えずに遊びに来たわけですが、ここで嬉しいサプライズが。

なーやが蟹味噌入りの小籠包買ってきてくれた…!!!

でも買ってきてくれたくせに「これより肉の方がうまいよ」とか言うもんで、さしたる期待もなしにぱくり。

あれ…??これ美味くね??

蟹の味がしっかりかおるスープと、とろっとした餡が美味しい。みんな肉のが美味しいって言って食べてるけど、美味しい。

上海蟹食べたい熱、再燃。

やはりシーズンに丸ごと一匹食べるべきだなって思ったんで、わたし決意しました。

11月に上海再訪します。しかもあれ、蟹で有名な湖行きます。

前々から思ってたんだけど、上海て地味に高い店より地元の人が普通に食べてるお店のが美味しい気がする。まあそれは日本も一緒か〜。

そして初めてこのノートとやらを書いてみて思ったんですけど、これ誰に向けた文章を書いていいのかわからない。

まあそのうち慣れるかな。蟹の話、終わり。

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