STEPN~Move&Earnに潜む危険
おはようございます。🐤
今日はSTEPNからブロックチェーンの世界に入った人に、どうしても伝えたいことがあります。
最初に謝っておかなければいけません、僕は昨日まで自分が楽しくて楽しくて仕方がなくて、ずっとSTEPNのこと考えていて、こんな大事なことを伝えるのを忘れていました、ごめんなさい。
今からでも遅くないと思うので、ぜひ聞いていってください。STEPNを普通のスマホアプリだと思っていたら必ずいつか痛い目にあいます。
気をつけないといけないこと
その1:12の単語はとても大事、もしスマホが壊れたりなくしたりすると二度と靴もお金も帰ってきません
その2:バブルは続きません、冷静にお金の流れを理解しましょう、あなたの稼いだお金はどこから来たと思いますか?
この2つだけです、でも、めちゃくちゃ大事です。もう、最後まで読まなくてもいいから、とにかく絶対に12の単語だけは確認してメモして大事なもの入れに保管してください。それだけでも十分です。
また、この度Kindle本を出版しましたのでご紹介します。(2月27日追記)
その1:12の単語はとても大事
STEPNを始めるときの手順を覚えていますか? 何か変わったことをしましたよね。そう、12の単語をメモして、それを順番どおりに入れるやつです。
この12の単語はとても大事です、「STEPN 始め方」などで検索して上の方に出てくるサイトの説明を見ていると、この大事さにいっさい触れられていなくてゾッとしました。始めるときはSTEPNの良心、ばぶぺとさんのnoteで始めてください。
12の単語がどれくらい大事かというと、通帳と印鑑のセットくらい大事です。伝わるかな…、えーと、ネット銀行のIDとパスワードと、メールの設定一式と、とにかく銀行口座を好きにできる一式くらい大事なものです。
ほんとにこれは危険で、なんで危険かっていうと、もしこのメモをなくしてしまって、スマホが壊れたりなくしたりしたとすると、誰にもアプリ内の靴やお金を取り戻せなくなるんです。
STEPNの会社に言ってもダメです、なぜならSTEPNの会社にもあなたの12の単語は記録されていないからです。ほんとに、あなたのメモだけが頼りなのです。
また、
「高級スニーカーをプレゼントします、あなたに送るので12の単語(リカバリーフレーズ)を教えてください」とか
「何かお困りですか? サポートするので12の単語(リカバリーフレーズ)を教えてください」とか、
そんなこと聞かれたら詐欺確定です、絶対に教えないでください。
12の単語(リカバリーフレーズ)は、あなたのウォレットの全ての操作ができてしまう鍵です。メールでいうとアカウントとパスワードのセットです。
メールアドレスのように、相手に教えてもいいのはウォレットアドレスといって、アプリ内ウォレット画面のここをクリックするとアドレスがコピーできます。
逆にいうと、この12の単語さえなくさないでいれば安全です。
※5月11日追記:メールアドレスも重要です、あとパスワードを設定している人はパスワードも重要です。
僕はほんとに近い将来が予想できるんですけど、この12の単語のメモをなくしてしまったといってSTEPNのサポートを探しても連絡しようとしてもできなくて、「詐欺だ、やられた!」っていう人たちが大量発生することを、そして被害者の会までできてしまって、見えない敵と戦い続けて疲弊することを。
詐欺も危険ですが、もっと危険なのは自分の不注意と理解不足です。
これはブロックチェーンの世界の大常識、義務教育ですので、ぜひぜひ大事にしてください。どれくらい大事にしたらいいかを言います。
インターネットにつながるPCやスマホ上に保存すると危険だから、紙に手でメモする
なぜプリンタで印刷しないかというと、プリンタにはデータが残るから
メモは金庫で保管する
金属板で保管する(火事でも燃えないから)
多少大げさが入っているものの、それくらい大事にしてください。少なくとも通帳と印鑑くらいには大事にしてください。もしくは、無くなってもあきらめがつく金額しか入れないでください。
12の単語の確認のしかた
これを聞いてもし12の単語を確認されたい方は、次の手順で確認することができます。アプリの仕様が変わったりしてたらごめんなさい。まずアプリ画面右上のウォレットマークをタップします。
上部右側の「Wallet」を選択して、右側の歯車アイコンをタップして設定に進みます。この「Wallet」はSolanaブロックチェーンのウォレット機能です。
設定画面の一番上の「Backup」をタップします。
シークレットフレーズというだけあって、「誰かに見られていない?」という注意喚起がでます、この12のフレーズは、誰にも見せてはいけません。STEPNのサポートだよと名乗る人にも見せてはいけません。どこにも入力する必要がありません、「12のフレーズを入力してください」と言われたらそれは詐欺確定でOKです。
で、「VIEW SECRET PHRASE」をタップして先に進みます。
これがシークレットフレーズの画面です。下のボタンを押している間だけ見ることができます。
その2:バブルは続かない
STEPNは実際に10分歩いて2000円も稼げたりします、1週間で70分歩いたら1万円以上になるでしょう。
では、そのお金はどこから来ているか考えたことありますか?
このお金は、あなたや、他の新規ユーザーが出したお金です。最初に支払いましたよね、初期投資と言って7~8万円くらい。
そして、「ほんとに稼げる!」と気づいたら、だんだん欲が出てきて、2足目、3足目を買ったりしていませんか? Mintしたら儲かるって聞いて、GSTトークンをお金で買ったりしていませんか? そんなところからもきています。
つまり、よくいう「ポンジスキーム」と似たしくみで、あなたの出したお金は早期参入ユーザーのウォレットに入っていくし、あなたのウォレットにも他のユーザーが出したお金が入ってきています。
STEPNのGSTトークンとは、STEPNの会社が無限に製造できるポイントのようなものです、クレジット会社のポイントとは違って、無限に無料で製造できます。それにユーザーは価値を感じてお金と交換しています。
なんだか詐欺の紹介をしているみたいになってきましたが、これは詐欺ではありません。ブロックチェーンの世界、新しい世界の常識です。ビットコインがその元祖です。
実はこのしくみはブロックチェーンの世界にはじまったことではなくて、株式会社の株券なんかもそうです。「株券」と印刷したただの紙を高いお金を出して買いますよね、あれと一緒です。(今の時代に、紙の株券を見たことある人は少ないでしょうけど)
どうも伝わらなさを感じます…💦
僕はさっき「ポンジスキームと似たしくみ」といいましたが、雰囲気似ているだけで、中身は違います。株式会社がみなポンジスキームじゃないのと同じです。
だけど、少なくとも今のSTEPNの収入源はユーザーの出したお金しかないので、そうすると、新規ユーザーや新しく靴を買うユーザーがいなくなった時には収入がなくなることになります。そうなると少なくとも今のような爆益は望めません。
その時までに、広告や企業との提携など、他の収入のしくみを作ることができたら、Move & Earnのしくみは(細々と)継続できると僕は考えています。
その3:詐欺を疑う人は正しいのだと心得ましょう
だいたい大事なことは上の2つですが、おまけでもう一つ。帰りのウォーキング中にこんな放送を聞きました。
ざっとまとめると、「Play to Earnは絶対に詐欺でしかないから、法律で禁止すべき」というものでした。(ずっと「アーントゥプレイ」って言ってたのが気になりました、おじいちゃん…)
この方はWindows95の開発にも関わった往年の名プレイヤーで事業家でもあるスーパーエンジニアの方です。おっしゃっていることはすべてまっとうなので、冷静に聞いておきましょう。
ただ、ご本人もおっしゃっていたように、最後はちょっと冷静ではありませんでした。中身を詳しく知らずに詐欺と決めつけるのはもったいないなというのが僕の感想です。
ただ、ほんとの意味で「大多数の人にとって正しいこと」をおっしゃっていたので、この放送はぜひ聞いていただいて、冷静にSTEPNのことを見直してみられたらいいなと僕は思います。
詐欺の見極め方
また、STEPN以外のPlay to Earn案件とか、他の暗号資産案件とか、詐欺の可能性が高いので、よくよく見極めてほしいです。見極められないならスルーするのが吉です。
ちなみに僕がSTEPNをある程度信頼しているのは次のような理由です。
Alameda Researchが出資している(アフロさんから逃げることは不可能だという判断)
アプリやWhitepaperがコピーではなく独自に作り込まれている
僕は基本的に、例え儲かりそうだとしても怪しいプロジェクト、いわゆる「魔界」には手を出さない主義です。STEPNについても、よく自分で中身を調べて一定の持続可能性を感じています。
ただし、状況は常に変化するので、その都度修正が必要です。みなさんもお気をつけて…。「第2のSTEPNを青田買い!」なんて息巻いている人たち、あなたたちのことですよ!
決意! 安全化をすすめます!
そして、この放送を聞いて決意したことがあります。
それは、STEPNからブロックチェーンの世界に入ってきた人に安全の啓発、この世界で生きていくために必要な知識を広めたいということです。
「STEPN 始め方」で検索して上の方に出てくるサイトで、12の単語の大事さをスルーしている場合、そのサイトは見てはだめです。
12の単語は革命のしるしで、ブロックチェーンの世界への入り口です。ファンファーレが鳴ってます。ブロックチェーンの世界へようこそです。でも、ブロックチェーンの世界は、これまでの世界のように守られていません。パスワード忘れ、12の単語忘れは、あなたの責任です。いじわるとか詐欺とかじゃなくて「誰にも」「運営会社にも」「どんな天才ハッカーにも」取り戻せないのです。
この12の単語は「シードフレーズ」といったり、「ニーモニック」とか「シークレットリカバリーフレーズ」といったりもします。どれも同じ意味で、ブロックチェーンの世界への入り口です。
ぜひ僕のTwitterをフォローしてください。
僕のnoteを読んでください。
僕の本を読んでください。
新しい世界では、この12の単語の取り扱いが命くらい大事なものになることを理解してください。
この世界で一番大事なのは防御力です。これがあれば攻撃力なんてゼロでも勝てます。そろそろ口調がうざくなってきていることを自分でも感じているのでやめますが、とにかくみんなで防御力を高めていきましょう!
そのためには、「このお金はどこから来ているか」「他人にもうけ話を勧める人はなぜ勧めているのか」を考える姿勢はとても重要です。ぜひ中島聡さんのお話を聞いてみて、そのお話に反論できるくらいの知識を身につけてから、自己責任でブロックチェーンの世界に飛び込んでください。
儲けなくても、テクノロジーを感じるだけでもいいです。中島聡さんのお話をきいてやめとこうと思った方はそれで正解です。
インターネットの世界に早く飛び込んでも遅く飛び込んでも同じだったでしょう? アマゾンでの買い物を人より早くしたからといって得してないし、Twitterを人より遅く始めたからといって損をしたってことないでしょう、ブロックチェーンの世界もそれと同じです。
安全になってから、この世界に入るのも立派な選択肢のひとつです。焦らなくても大丈夫。ブロックチェーンの世界は逃げません、未来であなたを待っています。
というわけで今日の内容は以上です、よければ参考にしていただけたらうれしいです。
それではまた、DeFi~(@^^)/~~~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?