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STEPN ~Mint徹底研究

2月14日追記:
「2つの親靴による子靴の期待値」のセクションで大幅に間違えた記事を書いていたので修正しました。期待値の計算でCommonのShoeboxからUncommonの靴が出てくることを考慮に入れていませんでした。失礼しました。

おはようございます。🐤

さて、昨日に引き続きSTEPNの必勝法、今日は「資金多めコース」を考えていきたいと思います。いくぜ、やるぜ、STEPN、買い増しや!

※このブログの内容は2月12日現在のものです。そしてこの注記は2月13日の朝に書いていますが、すでに昨日の内容があてはまらない部分があります。状況は刻々と変化しています、常にSTEPNアプリとWhitepaperの最新情報を参考にしてください。

また、この度Kindle本を出版しましたのでご紹介します。(2月27日追記)

前提知識・Mintについて

さて、資金多めコースを語るにはかかせない「Mint」に関する知識を整理していきます。STEPNのMintはほんとに沼です、複雑にいろんな事情がからみあっていてほんとに沼です。

まず沼の始まりはこれです「STEPNは2つの靴をかけあわせて1つの靴を生むことができる」靴のブリーディング……靴のブリーディング!?
おま…無理ありまくりやろ!

めちゃくちゃ面白くないですか。😂

それはともかく、とにかくMintは複雑すぎるので、まず何からお話しするかを整理します。

  1. Mintの概略

  2. Mintにかかる費用

  3. 靴が靴箱を産む(生産者表示つき)

  4. 靴箱から靴が出てくる

  5. 品質のお話

  6. 子は親の影響をモロに受ける

  7. それらを踏まえた戦略

まず「子靴」なんていう言葉を使うのは僕は生まれて初めてです。

そして、今日「資金多めコース」の戦略を考えられるとはとても思えないボリュームになります、絶対に。とりあえず今日はMintにしましょう、Mintの日です。

Mintの概略

まずは「Mintとは?」というところからお話を始めます。
Mintとは、2つの靴から1つの靴を生み出すことです。

どの靴でもMintができるわけではなく、条件があります。

  • 自分が所有している(レンタルでない)靴であること

  • 靴のレベルが5以上であること

  • 購入あるいは転送されてから48時間以上経過していること

  • 耐久度がMAXであること(?)

  • 過去のMint回数が6以下であること

耐久度がMAXとWhitepaperに書いていますが、耐久度がない靴をMintにかけても特に警告はでないようです…でも最後の最後に蹴られるのかもしれません。この中でも特に重要なのはレベル5と48時間です。

こんなふうに靴を2つかけあわせてMintします……どんなしくみやねん。すると、下の図のようなshoebox(靴箱)が生まれます。

靴箱には2つの親靴が見える化されています。親を見ればなんとなく子どもの特性がわかるという感じなのでしょう。この靴箱を開けると靴がでてきます。

Mintにかかる費用

靴のMintには費用(GST)がかかります。費用は親の靴の品質、Mint経験によって違ってきまして、品質が高くなるほど、Mint回数が増えるほど費用も高くなります。それをまとめたのが下の表です。

これによると、CommonとCommonの初回のMintには200 GSTかかります。これはおよそ5 SOLなので(2月12日現在のレート)、レベル上げの費用(20 GST×2≒1 SOL)を含めても6 SOLで手に入れられたことになり、買うよりも少しお得です。

しかし、6回目どうしのMintには800 GSTかかるとされており(推測ですが、ほんとかな?)これがもし本当だとすると、Commonの靴を生むために20 SOLも支払うということなので、こんな条件で誰もMintする人はいないはずです。せいぜい初回と2回目の組み合わせのMintで250 GST(2月12日現在のレートで約6.25 SOL)がいいところでしょう。

…あれ、ちょっと待ってください、おかしなことに気がつきました。

Commonのスニーカーの相場が6.7 SOLなのに、なぜ靴箱だと8 SOLが相場なのでしょうか? 普通福袋っていうのは割安が当たり前なのに???

つぎから続く3つのセクションで(長い…)その秘密を探っていきましょう。

靴が靴箱を産む(生産者表示つき)

「親を見れば子がわかる」といいますが(いうのか?)、生まれる子靴の品質(Common、Rareなど)や種類(Walker、Runnerなど)は親の靴の品質・種類の組み合わせによって決まります。その関係を表にしたものがつぎの表です。(EpicとLegendaryは省略しています)

https://whitepaper.stepn.com/game-fi-elements/shoe-minting

この表は、2つの親靴の品質と、それから生まれる「子靴箱」の品質の関係を示しています。Common靴とCommon靴からは100%CommonのShoeboxが生まれ、Common靴とUncommon靴からは50%の確率でCommon、48%の確率でUncommon、そして2%の確率でRareの「靴箱」が生まれることがわかります。

靴箱から靴が出てくる

そして次の表は、靴箱(Shoebox)から出てくる靴の品質を示しています。

https://whitepaper.stepn.com/game-fi-elements/shoe-minting

左側が靴箱の品質で、その行を右側にずっと見ていくとCommonの靴箱からは95%の確率でCommon靴と、5%の確率でUncommon靴が生まれるということがわかります。

僕はこの前Uncommonの靴箱を開けてRareをひいたのですが、その時にDiscordの方々に言われたのが「よくUncommonの靴箱を開けれたな、それがすごい」ということです。

靴から生まれる靴箱は、品質が低い方の親靴以下の品質には絶対に落ちない、つまり、UncommonとRareの靴の組み合わせからは絶対にCommon靴箱は生まれないのですが、この表を改めてみてみるとUncommon靴箱からは20%というけっこうな高い確率でCommonが出てきます。2月12日現在のUncommonの靴箱の相場30 SOLから、7 SOL(このブログを書いている間にもどんどん靴の価格が上がっている…)のCommonが出てきたらと思うと恐ろしい……知らなかったからできたことでした。汗

靴の品質

さて、改めてUncommon、Rareとは何なのでしょうか……?

それを語るにはまず価格を知った方が興味がわくと思います。(2月12日現在のレート)

  • Commonの最安値……7 SOL(約8万円)

  • Uncommonの最安値…24 SOL(約27.6万円)

  • Rareの最安値…230 SOL(約265万円)
    (1$=115円、1 SOL=$100として計算)

Rareの靴の価格は車が買えます……、どうでしょう、興味がわいてきませんか?

Uncommon、Rareの魅力はAttribute(属性値)の高さ

Uncommonは市場価格でCommonの約3.5倍です。そしてRareはなんとCommonの33足分!? これらの靴はなぜ市場でそこまで高い評価を受けているのでしょうか?

その1つめが属性値の高さ、2つめがレベルが上がるごとにもらえるポイントの高さです。

https://whitepaper.stepn.com/game-fi-elements/sneakers をもとにヒヨコロが作成

上の表は新しい靴(レベル0)のMintされた時の品質による属性値の最小と最大を示しています。Commonの中央値が5.5、Uncommonの中央値が13なので、Uncommonの方が2.4倍くらい高いのがわかります。Rareの中央値は25、さらに倍くらいです。

属性値が高いといろいろ有利なことがあるのは、前回のブログで説明したとおりです。

初期の属性値の合計がCommon=5.54=22、Uncommon=134=52、Rare=25*4=100とすると、それぞれレベル30の時の合計値の目安は次のようになります。

  • Common=152

  • Uncommon=232

  • Rare=340

すごく雑に言うと、およそ上記に比例して稼げる靴に育てることができます。つまり、UncommonはCommonの1.5倍くらい、Rareは約2倍くらい稼げるということです。

「え、値段は3.5倍なのに、稼げるのはたった1.5倍なの?」
「Rareって、え、30倍以上の値段で稼げるのはたった2倍なの?!」
「なにそれ! めちゃ損やん!」

と思いますよね、そのとおりです。

例えばCommonの靴で1日2,000円稼げたとすると、Uncommonの靴では1日3,000円、Rareの靴では4,000円稼ぐことができます。それを90日間続けたのが下のグラフで、これによるとCommonの靴は40数日で靴への投資の元がとれている一方、Uncommonの靴は元をとるまでに90日近くもかかります。

普通に考えてあまり良くない投資だと思ってしまいますが、このUncommonやRareの靴を買っている人はなぜ買うのでしょう。僕が考える理由は2つです。

1. 中長期的な稼ぎをみている
さきほどと同じものを1年にのばしたものが下のグラフです。1年後には36.5万円の差がついていて、初期投資額の差(26-8=約18万円)を大きく上回っています。

しかしそれでもRareの靴の価値の説明にはならないようです…、Rareの靴の価値は僕が知る限り、3日前は400 SOLくらいでしたが、現在(2月12日)は230 SOL程度まで落ちています。

それでもUncommon価格の10倍くらいです。僕が知らないRareの秘密や魅力がまだ何かあるのかもしれませんが、特になにもなければ、もう少し価格は落ちついてくるんじゃないかと僕は考えています。

2. 靴を資産とみている
今後も現在のようにUncommonやRareの靴を市場が評価し続けるなら、そもそもこのデジタルの世界の靴は修理さえすれば”劣化せずに”売れるのですから、初期投資はそのまま資産になると考えることができます。

つまり、UncommonやRare、あるいはそれ以上の靴を買っても損することはない(むしろ儲かる)と考えた場合、靴の価格は無視できます。それならば品質の高い靴が毎日の稼ぎが大きくて有利だということです。

ただし、これはビットコインを買うのと似たようなもので、将来の靴の価格なんてわからないですから、賭けだと思います。特にRare以降の靴の価格は僕にはちょっと異常に思えます。(あたらないヒヨコロ予想)

相場の落ちつく先は、アビトラ理論的にはMintにかかる費用がもとになるはずです。今はUncommon以上のMintにかかる費用が靴に対して異常に安い状態です、逆にいうとUncommon以上を持っている人はMintをうまく利用すると良いと思います。

子は親の影響をモロに受ける

つぎに、靴の種類についてみていきます。靴の種類は動くスピードの種類です。

  • Walker:時速1km – 5km(8 SOL)

  • Jogger:時速5km – 9km(7.5 SOL)

  • Runner:時速9km – 15km(7.4 SOL)

  • Trainer:時速1km – 15km(16 SOL)

動く速度は好き好きなので、自分の好きなスピードに合わせたらいいのですが、現在はどういうわけかWalker人気により価格高騰が続いています。上記の( )内は2月12日現在の参考価格で、これは日によって変わります、昨日まではJoggerが人気だったように思います。

一つ飛びぬけているのはTrainerです、これには明確な理由があって、まず一つは好きな速度で動けて便利だからです。使っているとわかるのですが、歩くと時速4km – 6kmで、ジョギングすると7km – 12 kmくらいの人が多いと思うんです。しかし、ちょうどいい9km/hのところが分岐点になっているせいで、非常に歩きにくいし走りにくい設定になっています。そのストレスがTrainerにはありません。

また、生まれる個体数が明らかに違います。

Walker-Walkerの親の組み合わせから生まれた子は、85%がWalkerになり、JoggerとRunnerがそれぞれ6%、Trainerが3%です。

このような同じ種類の組み合わせからは、85:6:6:3という比率になっています。他の組み合わせでも、Walker/Jogger/Runnerの3者が同列、Trainerが別格扱いです。

https://whitepaper.stepn.com/game-fi-elements/shoe-minting をもとにヒヨコロが作成

上のグラフは2つの親の組み合わせ(10通り)と生まれる子の確率を表したもので、Trainerのグレーの面積が明らかに少ないことがわかると思います。Trainerは人気なのにレアだから価格が高いのです。

2月13日追記:
グレーのTrainerは見た目以上に少ないはずで、7%近くあるように見えますが、市場にはおそらく4%以下しかないはずです。グラフで見えているのは割合だけですが、母数がほかの3種と違うからです。

ちなみに、UncommonのTrainerの価格、いくらだと思いますか? 2月12日現在の最安値は135 SOL(155万円)です。

2つの親靴による子靴の期待値

さて、ここまできてやっと「靴が7 SOLなのに靴箱が8 SOLなのはなぜか?」という疑問に答えていける下地が整いました。長い……。

答えは「8 SOLの靴箱からは 16 SOLのTrainerが出てくるかもしれないから」ですね。

2月14日追記:
Twitterであけやさんにご指摘いただきました、「Commonの靴箱からは5%の確率でUncommon靴がでるから」という理由もありました、それが抜けていました、ご指摘ありがとうございます。🙇

では、公表されている確率と市場の相場価格から、靴箱の期待値を計算してみましょう。

条件:(ブログ書いてる途中にどんどん参考価格が変わってます…もうこの計算は実際の相場ではなく仮定でいきます)
Walker:7 SOL、Jogger:7 SOL、Runner:7 SOL、Trainer:16 SOL

さてこれはあくまで理論値です…つまり、親靴の片方がTrainerであっても期待値は8.8 SOL程度なのにも関わらず、市場では最低価格が10 SOLとなっています。Trainer-Trainerは見つけることさえできません。
そして、その他の靴箱もTrainerが出る確率が3%あるとはいえ、期待値は7.27 SOL程度なのに、8 SOL以上で取引がされています。

つまり……「なんで靴が7 SOLなのに靴箱が8 SOLなの?」という問いには……デデン

「みんなTrainerが欲しいから~」ということでした!

2月14日追記:
失礼しました…記事が大幅に間違えていました。市場はとても正しいです…

「うーん、Trainer欲しい、でも16 SOLは高いからJogger-TrainerのShoeboxを買って一発あてたるぞ~」
「いや、Trainerが欲しかったら素直にTrainer買った方がいいですよ」
「ええねん、はずれてもJoggerはもともと欲しいから」

これは理性的ではないです…要するに7.2 SOLの価値のものをを8 SOLで買っています。宝くじを0.2 SOLで買う感覚であれば止めはしませんが……。

もう少し、損をしていることを見える化してみます。

  • 8 SOLのJogger-Trainer靴箱からTrainerを引く確率…3%

  • 靴箱を5買って1つ以上Trainerが当たる確率…14.1%

  • 靴箱を30買って1つ以上Trainerが当たる確率…59.9%

  • 靴箱を30買う費用=240 SOL

  • 3つTrainerが当たる…27Jogger+3Trainer=237 SOL(大当たりなのに損してる!)

まとめ

というわけで今日はMintについて説明しました。

まずはMintの概要、2つの靴をかけ合わせて新しい靴を生みだすということ。その際には、靴のレベルが5以上であることや、買ってから/Mintしてから48時間以上経過していることなどの条件がありました。

そしてMintにかかる費用は、今のレート(特にSOLとGSTの関係)では、Mintは初回どうしか初回と2回めの組み合わせしか利益が出せなくて、2回めと2回め以上の組み合わせでは逆に損をしてしまうということがわかりました。(あくまで2月12日時点のレートです)

また、Mintに使う2つの靴の品質と種類が、子靴の品質や種類に強い影響を与えることもわかりました。

あと、Shoeboxの価格はみなさんのTrainer欲しさのためにその期待値よりも20%〜30%くらい高くなっています。(2月12日現在)
そのため、コンスタントに売るなら、靴を売るよりもShoeboxを売ったほうが利益が大きいということもわかりました。(Uncommonでは成立しないことがあります。Commonが出るリスクがあるからでしょう…)

というわけで今日の内容は以上です。

今日も熱が入って5,000文字を超えたので、以下にヒヨコロ雑感の有料のおまけを書きたいと思います。

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