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IRON Finance (v2)

おはようございます。😊

今日はみんな大好き、IRON v2をヤホーで調べてきましたので、お話したいと思います。

過去にも調べたのですが、その時とは様変わりしています。⇒IRON/TITANのしくみ

どんな風に変わったのでしょうか、それでは、いってみましょう。

IRON v1の補償

IRONと書いて「アイアン」と読みます。

onなのにアンなの? Polygonはオンなのに?
ホワイイングリッシュピープル!!

IRONは過去のTITAN暴落事故でプロジェクトを中止せざるを得なくなり、新しくIRON v2として出直しました。その際にBSCからは撤退し、Polygonオンリー(ポリガンアンリー?)に集中すると決めたそうです。

そして、過去のTITANホルダーには3年かけて補償をすると決めました。

7月22日現在、決まっているのは次のとおりです。

[Polygon]
・TITANおよびTITANのLPホルダー
・IRONとIRONのLPホルダー

[Binance Smart Chain]
・STEELとSTEELのLPホルダー
・DNDとDNDのLPホルダー
・dTokensのLPホルダー

BSCは関係ないのでは?と思いますが、そんなことより一番気になるのは、自分が対象なのか、どれだけもらえるのか、つまり

・いつ時点(何日何時何分何秒)のホルダーか?
・補償の配分割合など

なのですが、現時点でまだ公式から発表はありません。

補償金の出どころはIRON Financeの今後の利益から出るということなので、どちらにせよ僕たち補償を受ける人はプロジェクトの成功を祈るしかありません。

気長に待ちましょう、それこそ年単位で……。

IRON Finance Roadmap

ファイナンスの公式トークンはICEトークンで、鉄の玉座が有名なシンボルである小説「氷と炎の歌」からインスピレーションを得ています。
docs.iron.finance - Iron Finance Roadmap より引用(Deepl翻訳)

ICE(氷)って、融けるやん……と誰もが思いました。わざとでしょうかこのセンスは。

とにかく、次のようなことを考えているそうです。

Roadmap 2021 Q3
・ICE token launch [12 July 2021]
・IronSwap - stablecoin swap product [12 July 2021]
・Governance staking [15 July 2021]
・IronLend - lending platform for borrowing and lending crypto assets [end July]
・Stablecoin [August]
・Private auto compounding vaults for stable assets
・IronDAO
・Iron Finance Lottery and games

つまり、ICEはファーミング報酬用のトークン、ガバナンストークンはまた別(BlueICEというトークンで、7/15 ステーキング開始)

このプロジェクトの肝のIRON v2 Stablecoinは8月登場ということです。

それまでは期待でICEの価格もある程度は維持されるんじゃないかな、と僕は予想しています。

ICE Token

最大供給量:10,000,000,000 ICE
3年かけて発行
IRON stablecoinに最も注力し、45%配分されています。
発行量の29%は補償に使われます。
運営の資金となるのは1%のみです。

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大丈夫なのでしょうか? なかなか持続可能とは思えない数字です。

ちなみに、最大供給量は、IRON v1の時のTITANの最大供給量=1Billionの10倍です。なので、ごくごく単純に言えば、IRONv1の時はTITANが$60くらいまで上がったので、今回のIRON Stablecoin v2で盛り上がったら$6くらい?

しくみも違うでしょうから、さすがにそこまで単純ではないのですが、あくまでひとつの目安です。

IRON Swap

前置き長いですね、なかなかBlueICEに行きません。

でももしかしたら必要かもしれないので、IRON Swapにも触れておきます。IRON Swapの特徴は、

・あり得ないくらい安い両替手数料:0.02%(PancakeSwapは0.25%)

両替手数料収入は全額ガバナンストークン(BlueICE)ホルダーに配布されるようです。

・流動性を引き出す時の手数料:0.05%

流動性引き出し時の手数料というのは新しい考え方だと思います。PancakeSwapにはない手数料です。

入金時から4週間かけて0%に変化します。部分引き出しではリセットされません。そして、追加で流動性提供するたびに預入期間はリセットされるようです。信託財産留保額的なもので、この手数料収入は流動性提供者の収入となります。

ちなみにこれは自社プール、つまりステーブルの流動性提供のみにあてはまります。

・あり得ないくらい小さいスリッページ

とにかく小さいそうです。

どれくらい小さいか、ひびきさんのHideの記事に詳しい説明がありました。これは知りませんでした!

参考⇒DeFi戦記2-8 IRON Finance v2 の仕組みってなーに?

Farm

Farmは以下のようなラインアップです。まだ数少ないですね。

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IS3USDというのは、USDC / USDT / DAIの3種のプールで、Pancakeのペアとはちょっと変わったしくみになっています。

流動性の提供はIronで行います。まず「Swap」をクリックして、「Pool」に行きます。

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で、「Deposit」をクリックした次の画面で、好きなトークンを好きな量入れると流動性が提供できます。

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この時、現在のプールの流動性に偏りがある場合は、少ないトークンを預けるとボーナスが出るようですが、現在はそのインセンティブのおかげで3つのトークンがきれいに33%に揃っていますね。

ボーナスの詳細は公表されてはいませんが、UIに表示されるので、もし偏りがある時はボーナスを狙ってみると良いでしょう。

ちなみに、PUSDを含んだ4ステーブルコインのLPをステーキングできるFarmは、PolyQuityのウェブサイトにあるらしいですよ。⇒PUSD Will Be Listed On IronSwap With PYQ Liquidity Incentives

IRON Lend

7月末に開始予定のレンディングです。

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画面を見る限り、wBTC、wETH、USDC、USDT、MATIC、DAIがラインナップされています。画面はあくまで予定だと思いますので、スタート時にこれだけ揃うかどうかはわかりません。

このレンディングからの収益は、BlueICEをステーキングしている人の収入になるようです。

BlueICE

いよいよBlueICEです。(青い氷……ブルーハワイ?)

BlueICEはIron Financeのガバナンストークンで、CurveのveCRVトークンのガバナンスコンセプトに影響を受けているそうです。

ICEの大量かつ長期の保有者はICEの将来をしっかり考えてくれるだろう、という想定の下、ICEを大量かつ長期ロックした人がガバナンスで大きな権利を持てるように、また大きな利益が得られるように設計されました。

・ICEトークンをロックしてBlueICEが得られます。
・その際、ロック期間を7日間~3年間の間で選択できます。
・3年間(1095日)間ロックすると、100ICEにつき100BlueICEが得られます。
・最低期間の7日間ロックの場合、次の数式で得られるBlueICEを計算することができます。100 ICE * (7日 / 1095日) = 0.639 BlueICE

つまり、3年間ロックしてはじめて100 ICE = 100 BlueICEとなり、7日間だと100 ICE = 0.639 BlueICEだということは、BlueICEの価値はICEより明らかに高いはずです。

なお、BlueICEを市場で買うと次の価格です。

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んん……これって、買った方が絶対にお得ですよね。

しかし、Docには次のように書いてあります。

BlueICEの取引は、技術的には可能ですが、実用的ではありません。ロック解除は、最初にステークしたウォレットのアドレスを通じて行われる必要があります。BlueICEを購入する実需はなく、ロックしたアドレス間でBlueICEを循環させて断続的な流動性を交換するだけです。したがって、BlueICEトークンを購入するのではなく、ICEトークンをロックしてBlueICEトークンを受け取ることが推奨されます。
Iron Finance - gov-introductionより引用(Deepl翻訳)

む、BlueICEを購入する実需って、ありますよね? APRめちゃ高いですよね? USDCもらえるんですよ?

ですが、流動性がほとんどなくて、結構なプライスインパクトになります。とりあえず試しに$50分BlueICEを買ってみました。USDCを結構な利率で得ることはできそうです。現在APR=288%。

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ただしこの方法で入手したBlueICEは、IRON FinanceのアプリでICEに替えることはできなそうなので、市場でICEもしくはUSDCに替える必要があります。その時に流動性があるか、レートがどうなっているか、そもそも両替できるかどうかは謎です。

だから、BlueICEが大量に欲しいなら、レートにもよりますが、まずICEを市場で買って、ICEを3年ロックしてBlueICEにするのが効率良いですね。公式もそう推奨しています。

Governance

ICEをロックしてBlueICEをもらい、BlueICEをステーキングするという、複雑なようでよくあるしくみです。

ALPACAを預けてibALPACAをもらって、それをステーキングするのと似ています。

違うのは、もらえるのがibトークンではなくてガバナンストークンだということです。

そしてIRON Financeにはプロジェクトの総力をかけてこのBlueICEの価値を高めようという意思が見えます。

(1) BlueICEステーキングでUSDCがもらえる。(7月22日現在11,108 USDC/day)
(2) Firebirdの両替手数料収入の一部をBlueICEに配布。
(3) これから始まるLend、Stablecoinの収入をBlueICEに配布。

さて、面白くなってまいりました。ICEをどうするか、BlueICEは得なのか問題です。

ICEをどう扱うか? ロック期間は?

まず、ステーブルを流動性提供して得られるICEは、現在APR30%程度、$10,000預けて1日$8程度です。ステーブルとしてはとても良い金利です。

ICEの価格ですが、僕は最低でも現状維持で1か月くらいはいくんじゃないかな、今以上に下がることはないんじゃないかなと見てます。

なぜかというと、興味本位、面白半分を含めて、IRON Stablecoinが結構Polygonの希望を背負っているからです。

ということでファーミング報酬のICEの使い道と、BlueICEどうするんだということを考えてみましょう。パッと考えて次の3通りです。

1. 即売り
2. ICE-USDCペアにして1000%のAPRゲット
3. ICEロック⇒BlueICEステーキングで300%APRのUSDCゲット

1はファーミング報酬を即売り。王道です。堅実で、逃げ足が一番早くて、よく眠れると思います。

2は同じファーミング報酬を、ICE-USDCに変えてファーミングします。ICEがゼロになったときにペアのUSDCごとゼロになりますから、そのあたりを気をつけて。堅実にいくならUSDCを突っ込まないとか。手間としては一番めんどくさいし、リスクもまあまあ、リターンもまあまあです。

同じ2でも、ICEを買って突っ込むのは一気にハイリスク・ハイリターンになりますね。ICEの値動きが大きいからです。

3ですね、おそらくここが注目なんだと思います。

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