VAIの有効活用について
1 VAI価格の見通し
VIP-12とは、VAIを借りたら利子が取られて、預けたら利子がついて、担保にもできるようにする新しいルールです。要するにこれまで貸付利子がつかなかった特別扱いのVAIを他のコインと同じように扱い、これによってVAIの乱発を防ぎ1VAI=1$に近づけようという目的をもってます。
今は監査待ちで、もうすぐ投票が始まります。
今日は、「現在1VAI=$0.90が、今後1VAI=$1.00付近に値上がりする」という仮定でお話を進めてみたいと思います。
2 VAIに関する勘違い
「現在VAI=$0.85、今後VAI=$1.00に近づくはず。今VAIを借りたら値上がりするので得するのでは?」と思って次のように投資行動をしてみました!
・借りる(100VAI)⇒保有する⇒価値が上がってから返す(100VAI)
思い描いた通りにチャートは動いた!😊
なのに手元には何も残らなかった…借りても意味なかった……😭
…ただ、保有している間ステーキングして報酬を得られるのが利点で、目標は達しなかったけど、リスク小、リターン中なので王道です。これはこれでアリです。
3 VAIを買う
では、VAIの値上がりで利益を得るためにはどうすればいいのでしょうか?
商売の基本は「安く買って高く売る」
現物取引で利益を得る方法はシンプルに以下の2つです
①価値の上がるコインを買う⇒価値が上がってから売る
②価値の下がるコインを売る⇒価値が下がってから買い戻す
今回は①ですね、買うときにVAI以外のコインを借りるのがポイントです。
借金する⇒VAIを買う⇒価値が上がってから売る⇒返済する⇒残ったお金が利益、というような投資行動をとれば良かった、ということです。
借りるのはステーブルコインが簡明だと思います、あまり価格変動の激しいコインを借りるとVAIの価格変動と2重にリスクが発生します。一番の理想は緩やかに下がり続けるコインですね。
これでVAIの値上がりで利益を得ることができます。😁✨✨
4 LPでも
VAI-BUSDなどのLPを作る場合も、「価値の上がるコイン」を「買う」方が良いです。
例えば、現在1VAI=0.90BUSDだとして
①2,000VAIを借りて1,000VAIを900BUSDに替えてLP作る場合と、
②1,800BUSD借りて900BUSDを1,000VAIに替えてLP作る場合
を比較します。どちらも$1,800の価値を持ったLPができます。
さて1VAI=1.00BUSDの価値に上がったとします。LPを解体すると、どちらも948.7VAIと948.7BUSDが返ってきて、価値はどちらも同じく$1,897です。(この計算、需要があればスキ押してください、詳しく解説します)
しかし、
①2,000VAIを借りた場合は、$2,000を返さなければならず、($113の損)
②1,800BUSDを借りた場合は$1,800しか返さなくていいのです。($97の得)
5 借りたVAIの上手な使い方
「でも、VAIは無利子やし…」
と思ってしまいます。
無利子という言葉には魔力があります。
しかし金融の世界では魔力に惑わされてはいけません。冷静に、1,800BUSDをVenusで1年間借りたらいくら利子がつくか考えましょう、今日のVenusのBUSDの借入金利は-1.56%です。
1,800 * 1.56% = 27.72
変動金利なので一概には言えませんが、先ほどの例②の返済額が$1,827になるだけです。微々たるものです。ちなみに30日間借りるなら$1,802.3です。仮に借入金利が倍以上の3.65%なんてことになったとしても、1週間で気づけば0.07%=$1.26の損で済みます。
価値が上がるコインを借りて、それを他のコインに替えて運用するのは良くないのです。たとえ無利子でも。
だから、今、VAIの価値が上がると思われている中で、借りたVAIは他のコインに替えず、ステーキングでもして、投資というよりはお財布代わりに出し入れできるみたいな使い方が良いのかもしれません。
それではまた、DeFi~!(@^^)/~~~
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?