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DeFiの外側の世界 iDecoの手数料がバカ高いの知ってますか?

おはようございます。😊

今日はDeFiの外側の世界のお話をします。

iDecoって知っていますか? つみたてNISAと並んでマネーリテラシーの必要条件みたいな知識なので、知っている人多いと思います。

でも、手数料考えたことありますか? バカ高いの知ってますか? それ以上に税金が安くなるからって納得できますか? 僕は納得できません!🔥

まず、iDecoの運用に関する手数料はつぎのようなものがあります。

(1) 加入時手数料 2829円⇒国民年金基金連合会
(2) 口座管理手数料
 (2)-a 事務手数料 1回引落しごと105円⇒国民年金基金連合会
 (2)-b 資産管理手数料 1回引落しごと66円⇒信託銀行
 (2)-c 運営管理手数料 ⇒申し込んだ金融機関
(3) 給付事務手数料 ⇒受取りごと440円
(4) 信託報酬

他にもイレギュラーな還付手数料などがありますがここでは触れないことにします。

(1) 加入時手数料が高いのは「それでもお客さんが来るから」

銀行や証券会社で口座開設にお金がかかるところ、ありますか? iDecoはこれに2829円もかかります。

なぜそんなにかかるのか?

まず第一は、口座開設にはそもそもお金がかかるのです。銀行や証券会社だって口座開設には経費がかかります。

でも、そこにお金がかかりますっていったらお客さんが来ない、だから無料でお客を集めておいて、あとでゆっくり他の手数料で取り戻そうという作戦です。

プリンター本体激安と同じですね。6000円のプリンターを買って使ってたら、インク交換に4000円かかってびっくりした! というアレです。本体2000円なのか! そんなものなのか? 良い世の中だなー…ってそんなわけがなくて、本体で客を集めて、あとでゆっくりインクで儲けるのです。それが作戦なのです。

ゲーム機の本体安くてソフトは高いのも同じ、かつての携帯ゼロ円とかも同じ。

要するにお客さんは支払うお金の全体像が見えていない、簡単にだませる情よわの集団というのがバレバレなのです。僕らは企業に完全にバカにされているのです。

うー書いててだんだん腹がたってきました。

しかも、完全に話がそれてしまいました、iDecoの手数料がバカ高くて腹がたつって話にしようと思ってたはずなのに…。

とにかく、iDecoの加入時手数料が高いのは「それでもお客さんは来るから」です。お客さん集める作戦をたてる必要ないから、かかる経費をそのままたいした努力もせずに隠さずに手数料として集めているからなんですね。

(2) 口座管理手数料が高いのは「毎月支払うから」

これは口座の管理にかかる手数料、ひとつは国民年金基金連合会に支払う事務手数料、もうひとつは信託銀行に支払う資産管理手数料です。

このうち、(2)-aの事務手数料は引落し回数を減らせば節約できます。月払いだと年間105円×12回で1260円かかるものが、年払いだと年間105円ですみます。

じゃー年払いで、と簡単にはしないほうが良いです。

というのは、まず払込証明書がとどく時期の問題、たとえば12月に1回払いだと、2月頃に証明書が届くことになるので、年末調整に間に合いません。あとで手続きする必要があります。

もう一つは、ドルコスト平均法にかかる問題で、毎月払いだとその都度ファンドを購入するので、購入時期のファンド基準額などが気にならないのですが、年1回購入だと、その時たまたま基準額が高い時に買ってしまうかも、ということがあります。

ボーナスは投資信託買おうか、って人も多いでしょうから、高くなる傾向はあるかもしれませんね。逆にボーナス時期を外した方が良いような予感がします。

というわけで、購入タイミングをまとめることによるリスクを軽減するために毎月105円を支払うかどうかの選択ができるということです。

特に、元本保証の定期預金的な商品は、毎月払いのメリットないですから、いますぐにでも設定を見直した方がいいです。

たとえばボーナス時期の半年払いとかにするだけで年間1050円無理なく浮きますし、9月くらいまでに1度でも支払っておけば年末調整に間に合うように払込証明のハガキも届きます。

一方(2)-bの信託銀行に支払う資産管理手数料は毎月66円で年間792円、年払いにしても変わりません。

そして(2)-cの取り扱い金融機関の手数料は、お客さんを集める努力をしているネット銀行やネット証券ではたいてい無料です。

(3) 給付事務手数料が高いのは「銀行預金じゃないから」

受取りには1回440円の手数料がかかります。

言葉を失うほどの高額ですよね。なぜ?

iDecoの給付は、購入している投資信託を一部解約して給付する、というものですから、そんな高額になってしまうんでしょうね。だからできる限りまとめて、しかも基準価格が高い時に解約するというのがお得になります。

年金、というよりは一般の投資信託を解約するのと同じ考えで運用するのが良いでしょう。

(4) 信託報酬

これはファンドごとに違います。定額ではなくて掛金に対する割合なので、例えば1%としても年間数千円になるものですから、すごく大事なことですけど、ここはみなさん大事だってわかってると思うので、省きます。

まとめ

iDeco特有の手数料、バカ高いです。

でも、支払いと受け取りを、できる限りまとめて回数を少なくするとその分はお得にできます。

ここで気づかされるのは、他の金融機関でも実際はいくらかの手数料はかかっているはず、でも見えなくなっているということです。

証券会社でもかかっているはずの口座開設にかかる費用とか、月々の支払いにかかる費用はどこで回収されているんでしょうか。それは信託報酬であり、購入時手数料であり、細かい手数料を気にしないお客さんから集める様々な形でのお金から回収されています。

企業は賢いし財力もありますから、僕たち一般人は勝てることはないかもしれませんが、たくさん勉強してせめて少しでも搾取される金額は減らしたい、僕はそう思っています。

そして、ここでいう勉強とは、ファイナンシャルプランナーとか簿記とか通りいっぺんの学習ではなくて、「なんで無料なの?」という違和感だとか、「高い」という気づきを大事にして、その理由を納得できるまで追求しましょう。それが一番の勉強です。

それでは、DeFiの外側の世界は怖いので、僕は誰もが同じ手数料を支払う平和な魔界に帰ります。

DeFiの外側の世界は、大企業とか国がみなさんから絞り取ろうと常に狙っているので、そちらで暮らしているみなさんは気をつけて下さいね。

今日のnoteが参考になればうれしいです。

それではまた、DeFiで会いましょう~(@^^)/~~~


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