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株式とトークン

おはようございます🐤

今日はずっと考えていたことを整理して記事にしたいと思います。それはプロフィール用NFT(プロフィNFT)の価値についてです。

今日はあまり人に説明する気はなくて不親切モードです。もし良い記事になれば、伝えるべき人に伝わる記事になるよう頑張ります。

トークン

NFTといえばトークンです。僕はいろんなDeFiプロジェクトやBCGのトークノミクスについてこれまでメジャーなところをいくつか見てきました。

STEPNの時はポンジスキームという言葉が流行りました。僕はガバナンストークン(GMT)は株式と同じじゃないのかなと思ったのですが、

「株式は社会に実益がある/GMTにはない」
「株式は新規参入と古参が等しくツケを払う/GMTは新規参入だけが損する」

なんとなくそれっぽいのは認めますけど、ただちゃんと考え始めると、どういう考えをしたらこの結論にたどり着くかわからないのです。

株式は社会に実益がある/GMTにはない

株式会社にもいろいろありますが、例えばトヨタはとても効率よく自動車を作っていて、社会に実益があるというのはわかりやすいですが、例えばFacebookやGoogleは何を作って社会にどう実益を与えているのでしょうか。

フェイスブックの収益構造は98.5%が広告収入です。広告を収益とする事業は、どのように社会に貢献できるのでしょう。これは反語でもなんでもなくてただの疑問です。

広告について興味をもたないのは、人間としてものすごく損をするような気がするのでちょっと自分なりに「広告 社会的意義」という検索ワードで調べてみました。

https://peccolis.com/

「生産」だけではなく「消費」を増やすのが広告の意義の一つだということです。

また、広告には「情報の伝達」「商品の説明」「社会的な機能」という3つの機能があるということ、前の2つはわかりますが、最後の「社会的な機能」というのは何だろうかと調べてみると「流行を作り、文化を担う」のだとか。

うーむわかった、広告には見えにくいけど確かな実益があるような気がしてきました。

STEPNの例

それでは、STEPNのプロジェクトは社会に実益があるのか、これはプロジェクト側に言わせると「運動することで健康を増進し、車の利用を控えて温暖化の抑制を図る」という意義と実益があるということですが、これはほんとうか? 僕はほんとうだと思います。実際僕は歩く習慣ができましたから。

例えば現在だと……あ、SOLが参考にならないことになってる……現在ではなくて2週間~1か月ほど前の記憶の範囲でいうと、靴のフロア価格は1 SOLほどでしたか? およそ5000円ほどで靴を買えて、それで運動の習慣がつくということです。

仮に9足買ったとしても45,000円です。これで1年歩き続けることができたとしたら、Runkeeperやフィットネスジムと社会貢献度で同レベル以上ではないでしょうか。あげく暗号資産の基礎知識を実践的に学べます。

STEPNの収益構造は、プロジェクト側からは手数料収入が大半で、あとは提携メーカーからの広告収入とサブスクがわずかというところでしょうか。ユーザーが離れてもなお第3四半期だけで約42億円の利益がある事業を失敗とは呼べないでしょう。これは大成功と言われた第1四半期(約36億円)以上の数字です。

参考⇒1Q, 2Q:(STEPN、第2四半期の利益は約170億円──市場低迷のなか、Q1の約36億円から大幅増(CoinDesk Japan) - Yahoo!ニュース)/3Q:STEPN Web3の未来にもたらしたこと | コインテレグラフ ジャパン

参加者が運動の継続と健康を目的にSTEPNを初めて、その目的どおりに継続し、「新規に靴を買う人の金が既存ユーザーにGST/GMTを介して流れている構造」であっても、これは社会的意義のあるプロジェクトだと認めざるを得ないのではないでしょうか。

パチンコや競馬も同じ「ユーザーから集めたお金を、胴元が一部とりあげて、その残りをユーザーに返しているだけ」のしくみで、僕はSTEPNは「ポンジ的」というよりも「パチンコ的」と言った方が近いのかなと思います。

お金の流れを知ったうえで、Move and Earnをきっかけに運動が継続できたら、良いことかなと思います。

株式会社の例

株式には配当があります。全体的に国内株式の平均配当利回りは約2%程度だそうです。問題はこの利益はどこから集めたものかということですが、企業によってそれぞれで、STEPNと比べるためにそうですね、Runkeeperの構造を例にとると、これは大半が広告収益だと想像します、つまり広告主から集めたお金ということです。

もう一つSTEPNと比べるために「ユーザーからの収入」のモデルを例に出すと、テレビゲーム事業、もしくはスマホアプリの課金ゲーでしょうか。これらが社会的意義があるかはわかりませんが、既存の事業ではあります。

他にも、設備投資は必要ですがフィットネスジムとか、NetFlixとか動画コンテンツ事業なんかは、「ユーザーの出す金がプロジェクトに流れる」ということで、僕にはSTEPNの構造のうち「既存ユーザーに流れる」以外の部分は同じであるように思えます。

「既存ユーザーに流れる」が嫌われる理由

少し見えてきました。
STEPNが一部から嫌われていた理由に「ポンジ的」な構造、つまり「新規ユーザーの出す金が既存ユーザーに流れる」ことがありました。

その裏でひっそりと170億円(第二四半期)の利益を出していたプロジェクト側は、そこまで嫌われていなかった印象です。あくまで個人的な印象。

ユーザーがユーザーからお金を得る構造として真っ先に思いつくのがネズミ講やマルチ商法です。しかしSTEPNはそれらとは違って、既存ユーザーと新規ユーザーの間に直接の搾取はなく分厚いオブラートに包まれているので、おそらく誘う方も誘われる方もカジュアルだと思います。(これもあくまで個人的な印象)

わかりにくいけど、わかる人がその構造を嫌っている。そんなイメージでしょうか。

「魔界DeFi」およびその他のコピーBCGとの違い

かつて「魔界」と呼ばれたDeFiは、僕は近寄りませんでした。自分が損する可能性はもとより、わかりにくいけど、自分が情報弱者の搾取に加担しているという感覚、これが嫌いだったのです。

STEPNと「魔界DeFi」の違いは僕には明確で、オリジナリティというか信念の有無です。「魔界DeFi」にも、雨後のタケノコ状態のBCGにも、信念が皆無です。そんなところには僕は近寄りません。

株式とNFT

さてもう一度株式です。株式は年2%の配当があります。このリスクとリターンについて考えてみます。

例えば不動産は年5%の利益が目安で、これを下回るとよくない物件とされます。つまり20年かけて原資回収し、その後の40年程度は利益を得ながら修繕と改築にかかる費用をにらむという計算です。

株式はそれと同じように考えると、約50年間かけて原資回収し、その時点での株価がどうなっているかという計算です。

銘柄によっては「無配当」という銘柄もあります、アマゾンなんかがそうですよね。このような銘柄は「株価」自体が商品です。株価を上げることに一生懸命になるわけです。

そんなイメージで株式を投資商品と見ます。

同じようにNFTについて考えると、保有してどれだけ年間で利益があるのか「配当」とはいえなくてもGiveawayとかWhiteList(AllowList)とかの配布による収益は、これまで確実にあって、例えばCNPの保有者にはCNPJや関連プロジェクトのWL(AL)がもらえた、それを上手に売ったらすごい利益になった、ということで、「うまくやること」を条件にNFTの購入価格以上の価値を貰えている人が現状は多いと思います。だからこの熱狂とお祭り騒ぎになるわけです。

ただ僕はこれは続かないと考えています。CNPの時価総額は確かに海外ブルーチップには及ばない、だからまだまだ上を目指せると考える節もありますけど、僕は海外のブルーチップも同時に続かないと考えています。

この熱狂が「価格が上がること」を目的にした熱狂であるからです。「絆」といって盛り上がっていられるのは価格が上がっている最中だけで、金の切れ目は縁の切れ目だと僕たちは歴史から学んでいます。(XRP/STEPN)

プロフィNFTに価値はないとは考えていません。例えば100 ETHでもクリプトパンクスは安いと考えています。

  • 世界最古(他に替えられない)

  • 未来永劫(フルオンチェーン)

  • オタクの象徴(トレンド)

これらを簡単に証明できるからです。BAYCやCloneX、そしてCNPについては僕はもう配当のある株券だと思っていて、イラストうんぬんの話ではなくなっています。

CNPに3 ETHの価値があるのかというと、現在の状況では間違いなく「ある」といえます。なぜなら他プロジェクトのALがもらえて、そこからかなりの収益が見込める(と多くの人に思われていること)、あとは地味ですがアニメ化の余波やゲーム化などのファンダです。

もう新コレクションの価格は上がらなくなって、ALのうまみがなくなる頃(「コレクション間の資金移動ゲーム」という海外のムーブは日本でも遅れて再生すると思う)

BAYCやCloneXが終わっても、CNPは生き残るんじゃないかなという期待もあります。CNPは「保有すること」での特典が多い「ゲーム」「Owners」「アニメ化などの応援の権利の可能性」。とにかく「可能性」には市場は反応しますよね。

それまでに海外の投資家の資金がCNPに流れ込んでくれるかどうか、「資金移動ゲーム」に飽き飽きしている海外のトレーダーがもう一度触手を伸ばしてくれるか。

ただしそうなると、イナゴからのドーンになってしまうので、もしかしたら海外勢が入らなくてこれ以上は上がらず、日本市場だけの砂漠みたいなゲームになっていくのかもしれない。そうですね、ALは海外勢が来ても来なくてもあまり続かないと思います。ドーンで損する人が出だすと…。

なんにせよ、僕にはわからない未来です。僕はCNPを0.1 ETHで売るような見る目なしの人なので。(;^_^A

その他、世界最古でも株券でもないものはそれなりの適正価格(依頼絵の相場程度)に落ち着くんじゃないでしょうか。そんな予感がしています。

きれいごと

その上で、僕はきれいごとが大好きです。たぶん人間はきれいごとが好きなんだと思います。「きれいごと」が嫌いという人はおそらく「人間のドロドロした部分も含めて好き」なんだと思います。

ひとりひとりが自分の利益のために動き、それが結果的に全体としてうまく回ることの美しさに心惹かれます。

例えば僕は「DeFiの素晴らしさを広めたい」といってほぼ無償でブログを書いてしますが、これは自分の利益のためです。

  • 信頼を得ること

  • それを将来的には生活できる程度のお金に変えること

  • いつか他人から助けてもらうこと

  • あと自己承認欲求

もう二度と会わないであろうおばあさんに親切にするのも、その方が気持ちがいいから。道に落ちているゴミを拾うのも、財布や貴重品が道に落ちていたら落とし物として交番に届けるのも、自分の信念に従うという満足感を得るためです。

仲間と楽しく過ごすのも、多少嫌な思いをしても文句を言わないのも、魅力ある異性に親切にして見返りを求めないのも、毎日子どものお弁当を作るのも、すべて自分のためです。

すべて自分のために行動した方が、おそらくはみんなのためになることが多いと考えています。自分の利益のために動く姿は美しい。

パズーがシータを助けたのも自分のため

ナウシカがオームを助けたのも自分のため

逆に、恋愛ドラマで「相手のため」といいながら行動することはたいてい良い結果にはならないことが多いのです。無駄だとわかっていてマリー・アントワネットを助けにフランスに潜入するフェルゼン。

「パーフェクトワールド」の鮎川とつぐみ。身体障がい者の鮎川を見捨てる私はいけない女なのではないか、モテモテだという理由で惹かれる心理があるのではないか、「鮎川のため」と思いながら行動している時のつぐみは常に不幸な描写でした。

自分の利益のために行動することが、周囲を幸せにする。

それが僕にとってのきれいごとです。

スタンプカード

とりとめがなくなってきました。

最後にスタンプカード、これは株式とトークンの間のようなものだと考えていました。

スタンプカードは、お店に行けばもらえたり、買い物をすると金額に応じてスタンプを押してもらえたりします。それがそのお店で使える金券になるのですが、ブロックチェーンの世界だと、というか法的な規制がない社会であれば、それは他の価値あるものと交換できます。

例えばお金と。つまり、スタンプカードを売るために育てるという発想が生まれます。

もう一つ、例えばRPGのアイテムを育てて売ることができるとか。スタンプカードにRPGのアイテムを売る商人、これらは普通に商売と思いますがどうでしょうか。

お父さんお母さんに「肩たたき券」を発行して「笑顔」を得た経験、誰にだってあるでしょう。

お金の教育のきっかけになると思うんですよね。

まとめ

さて、眠くなってきたので寝ます。気持ちの整理、ちょっとはできたかな。

  • STEPNにはそんじょそこらの株式会社なみの価値はある

  • 不労所得は嫌われる

  • 分厚いオブラートでわかりにくい「情報弱者からの搾取」は嫌いだ

  • 価格を保っている原因は「絆」ではなく「欲目」だ

  • 人は自分の利益を最優先する、それは美しいことだ

「愛ゆえに人は美しい」の愛は自己愛でいいんじゃないかな、最近なんかベルばらのことを考えてしまうことが多いな。名作。錠前づくりって今でいうSolidityプログラマーみたいなもんですかね。

というわけで、それではまた、DeFi~(@^^)/~~~

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