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私がお店を開くまで 1

2月のまだ曇り空の早春のお昼、
川越で歓送迎会の予定があった私は
その時間まで
彼と周辺を散歩していた。
ふと彼が
白い物を基調とした小さなアンティークショップが最近開いてないよ、と言うので

ちょっと見に行ってみようと言う事になり
到着すると
移転の張り紙があった。

今年の1月に川越市駅の近くに移転しました、と書いてある。

ということは、この場所は
空いている?
と安易な発想
ならこのまま借りれれば
すぐお店ができる!

単純な私はすぐにその気になってしまった。

ふと見ると二階建てのアパートの階段に
空室あり
の看板

もうこれは
借りるしかない

その瞬間から私の頭の中は
お店をすることでいっぱいになってしまった。

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