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世界の広がり

最近、とあるきっかけで興味をもち、調べ始めたことが2つあります。そのどちらも「お、この界隈は想像よりも深いな」と、かなり実感させられました。底のみえない闇の淵で、一歩進んだら落ちちゃうかなぁ……と、水底を覗いている気分です。
ずばり、その界隈とは紅茶と香水なわけですが。
今日はすこし、その話をしようかなぁと思います。

紅茶については、長編を書く題材にするために、年初からずっとリサーチしてきました。紅茶自体に対する私の興味は最初から薄く、たまに茶葉を買いにいっても「オレンジペコください」と言ってしまう始末(やばい)。そんな状態で小説を書き始めるわけにもいかず、基礎的なことから調べ始めたわけですが、これがかなり……深かったんです。
産地・茶葉の種類・歴史・水色(すいしょく)と味わい・抽出方法・世界中に散らばるブランドとその社歴──もうなんていうか、絶句。紅茶好きな方たちはこんなことを頭に入れた上で日々、あの一杯を味わっていたのかと。考えたら気が遠くなったし、題材にするのをちょっとやめようかなとも思いました。端的にいって腰が引けてました。ちょ、ちょっと待って……ってなってた(結局、長編は紅茶の題材で書き終えましたが)
それで思ったのは、物事ってこうやって深くつきつめないとわからないこともあるんだなぁってことです。

紅茶について調べるまで、私はいつもスーパーで数百円のティーバッグを買い、なにも考えずに飲んでいました。美味しいし、安くてちょうどいい。フレーバーもたくさんあり、ちょっとした贅沢のつもりでした。だから、パッケージに書かれてあるリーフの種類だとか、産地には見向きもせず……この紅茶がどういう製法で作られて、どんな歴史で茶葉となったのか、そもそもドリップの技術がいつ、どういう経緯で編み出されたのかも、知ろうとしてこなかったわけです。なんとなく飲み流していたその一杯に、数多くのトリビアがあり、それらをひとつずつ拾い集めていくと、底の見えない巨大な知識の湖が待ち受けていた。なんか、そんな感じです。紅茶にまつわる知識の湖──私が手を入れ、ちょっとずつ知識を引っ張り出そうとすると、自分もそのまま吸い込まれそうになる。紅茶の沼とは本当に深く、それほどにおそろしいものだったのです……ですから今回、作った長編に紅茶の知識がさらっとしか含まれていなくても、それは仕方のないことなわけで(ぺーぺーなので。私は紅茶界については何も知らないので!)

なんの話だ。まあ、紅茶が奥深い沼だったって話なんですけど。
ちょっと時間が無くなってきたので、香水についての話は記事をわけ、別日に書きたいと思います(香水の沼も深かったです。かなり素敵で激烈で、おそろしい沼です……)

えっと、最後に8月やることリストの振り返り。8月は結局、こんな風に終わりました。

◆8月やること
・コバルト短編:
8月用1本推敲 clear! 、10月用1本 → 薄い構想止まり
・ノベル大賞長編:1本推敲 → 半分終わりました。今月中に1回目の推敲は終わりそうです。残推敲 1万字。
・日本ファンタジーノベル大賞:
完成推敲1本 → 未着手
8割作成中1本 → プロットをつめ、書き始めています。すでに19万字。馬鹿みたいな長さですが、書き心地は悪くありません。 22万字でclear!

残りまくりじゃないか。
9月やることは引き続き下記です。

◆9月やること
・コバルト短編:10月分1本
・ノベル大賞長編:残推敲 1万字。 clear!
・日本ファンタジーノベル大賞:完成推敲1本

これが終わったら、……まあ終わらないだろうけど、富士見Lさん用の7割作成中1本か、ファンノベさん用の新作1本にかかりたいな。そんな感じのこの頃です。それでは~。

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