困った話

やっぱり活用できてないこのブログ。前回記事は去年の夏!? そ、存在を忘れてたわけじゃないよ、カクヨムのほうに、近況ノートとかには書いてたしさ……。

思い出したようにnoteにやってきたのは、近ごろちょっと悩んでいるからです。そのモヤモヤを吐き出したかった。創作のことです。文体のこと。

ここ数か月、自分の文体・文章レンスを変える練習をしていました。理想形がなんとなくあったので、それに近い作家さんの本を爆読みし、写本なども地道にしていました。なにかを変える特訓というのはかなり時間がかかります。当然、負荷もかかります。すこし進めて止まり、ちょっと違うなぁと直しては消し。そうしてすこしずつでも近づけてるかな、どうかな~と探り探りやっていたとき、ある方からアドバイスを頂きました。いわく、「あなたの文章(一文)は長すぎます」と。ひょぇぇ~!? 

誤解のなきように言っておきたいのですが、このアドバイス、私のほうからお願いしてもらったものです。プロの作家さんに文章をみてもらえるサービスを購入し、こちらから「お願いします」と依頼しました。なので、いきなり見ず知らずの方からわけのわからないことを言われたわけでも、的外れな内容でもありません。しかし、文章が長すぎるとな。

私はまさに一文を長くしようと努めていたわけです。真逆のことを言われました……。理想形、お手本としていた作家さん方の本を見比べてみました。――いや、全部一文長いじゃん。とくに古めかしい作家さんでもないし、文学ぅ! って感じの方々の本でもないです。全部ラノベ。それでも頂いたアドバイスに当てはまらない。真逆のことを言われている。

原因を考えました……なぜだ。いくつかこの齟齬の理由が思い浮かびました。1. 私の文章が下手すぎる(プロ作家さんなら一文が長くても上手いので気にならない)、2. 目指している理想形・文学賞のカラーが違った(アドバイスくださった方の考える賞と私の理想とのずれ)、3. 文学賞の場合にはそうしなければならない(俗に言われる「文学賞用の作品と商業作品」との差)、4. 読んでくださった方の年齢(……これは正直考えたくない、がありえる。一文や句読点の長さは個人の息継ぎによるため、ご高齢の方だと短文を好まれることが多い。ただ、有名文学賞の選考委員さんにはお年を召された方も多くみえるので、そう考えると短文のほうがいい……?)

考えてみれば、元々自分の一文は短かったわけです。短いのが嫌だから長くしようと練習していたのですが、これは――うーん。せっかくもらえたアドバイスを絶対に無碍にしたくない。けど、なまじ別方向、まったくの逆を目指していたため、いざ書こうとすると手が止まるようになりました。あれ、どっちだっけ?? みたいな。さらにもうひとつ言われたのが「ラノベっぽくするな」と。あ、えぇぇ……?? 私なにを書いてたんだろう、これラノベ!???

ラノベってなんだっけ。広義のラノベとは、狭義のラノベとは……??? 考えはじめたらきりがなく、言われたことをもぐもぐ咀嚼するばかりの日々でした。……たぶん、出す賞によって傾向が違うから、選考委員さんの好まれる文体で書くといいよ、っていう意味だったかなぁと思いました。たしかに――その通りです。難しい。

最初に書く段階で癖づけようとするから手が止まるのであって、最終、推敲でまるっと直せばすむ話かもしれません。But、私は推敲がメタクソ苦手かつ嫌いなので、絶対にそんなまるっと後から案がうまくいくはずがない。

困った、困った。指摘をうけてつくったものを見直してみると、全部が全部失敗した文章にみえてきます。つらい。でもこれも最終的には、方向さえ決まればうまくいくはずなんだ。悩み抜いた末にしか理想はつかめない。そう信じるしか……(つかめるのか?)

以上、困った話でした。上記の理由で書きものの手はとまっておりますが、代わりにプロットを何個か頑張っています。書けないなら内容と設定を考えればいいじゃない、というか今はそれしかできないッ!!

それでは~☆




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