【薬剤師監修】薄毛を自分で治す方法3選|科学的なエビデンスに基づいて紹介
「薄毛は自力で治したい」
このように考える男性は少なくありませんよね。
薄毛は自分で治す方法もありますが、さまざまなメリット・デメリットがあることを知っておきましょう。
この記事では、科学的なエビデンスに基づいて以下の点を解説します。
この記事でわかること
薄毛を自分で治す3つの方法
薄毛を自分で治すメリットとデメリット
薄毛を自分で治す際の注意点
薄毛は科学的なエビデンスに基づいた治療方法で、しっかりと対策していかなければどんどん悪化してしまいます。
ここで紹介するメリット・デメリットや注意点を把握し、自分にとって「何が大事なのか」を見極めましょう。
それぞれの治療方法を詳しく紹介します。
発毛剤を使う
もっとも手軽にできる治療方法は「発毛剤」です。
なぜなら、発毛剤はドラッグストアや通販サイトで購入できるからです。
たとえば、コマーシャルでおなじみの「リアップ」や「メディカルミノキ5」などは、全国のドラッグストアで購入できます。
ここで大事なのは、ほとんどの発毛剤は「ミノキシジル濃度が同じである」という点です。
つまり、高いものでも安いものでも発毛効果は変わらないため、できる限り「負担にならない値段の発毛剤」を使い続けるのが大事です。
こちらの記事で安いミノキシジル発毛剤を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
参考
AGAクリニックで内服薬を郵送してもらう
発毛剤は発毛が期待できる一方、AGAの進行を食い止められる効果はありません。
AGAの進行を食い止めたいなら、以下の内服薬を使いましょう。
フィナステリド(プロペシア)
デュタステリド(ザガーロ)
これらはAGAの原因となる「DHT(ジヒドロテストステロン)」を生み出す「5αリダクターゼ」のはたらきを阻害します。
これらはAGAクリニックの受診が必要です。
今は初診からオンラインに対応し、薬を郵送してくれるAGAクリニックも増えています。
オンラインに対応したAGAクリニックを利用すれば通院する必要がないため、ある程度、薄毛を自分で治すことができます。
参考
個人輸入を頼る
おすすめできませんが、「個人輸入という方法もある」として紹介します。
個人輸入を頼れば、医師の診断を受けなくてもフィナステリドとデュタステリドなどの内服薬を手に入れられます。
ただし、個人輸入はさまざまなリスクがあるので気をつけてください。
たとえば、副作用が起きたとしても国内の救済制度の対象になりません。
個人輸入を頼るなら、自己責任のもと、リスクを承知したうえで購入しましょう。
参考
薄毛を自分で治すメリット
薄毛治療はAGAクリニックを受診するのがおすすめですが、中には「極力自分で治したい」という男性もいますよね。
そこで、自分で治すメリットとデメリットを紹介します。
自分で治すメリットは以下の2点です。
余計な費用がかからない
誰にも知られずに取り組める
余計な費用がかからない
自分で治す場合、AGAクリニックを受診する際に必要な以下の費用がかかりません。
AGAクリニックに行くまでの交通費
カウンセリング料
初診料・再診料
のちほど解説しますが、AGAクリニックは継続が大事です。
どれだけ高いお金をかけても、継続できなければ意味がありません。
お金をかけすぎるよりも、できるだけ出費を抑えて長く取り組みましょう。
誰にも知られずに取り組める
AGAクリニックの通院は、誰かに見つかってしまう可能性もゼロではありません。
中には美容クリニックが併設されている場合もあり、AGAクリニックに通っているところを女性に見られてしまう恐れもあります。
しかし、一人で薄毛を治す場合、このようなことは起こりません。
ミノキシジルの発毛剤も、通販で購入すれば誰かにバレる心配はないのです。
薄毛を自分で治すデメリット
一方、薄毛を自分で治すにはデメリットもあります。
治療方法が合っているかわからない
途中経過を見てくれる人がいない
相談できる相手がいない
メリットだけじゃなく、こういったデメリットがあることも知っておきましょう。
治療方法が合っているかわからない
薄毛治療は「自分に合った方法」を取り入れるのが大事です。
進行具合や進行パターンは人によって異なるからです。
たとえば、「ハミルトン・ノーウッド分類」によると、AGAには次のようなパターンがあります。
「V」レベルの人が「I」レベルの人と同じような治療を続けても、あまり効果は期待できません。
こういった「自分がどういったレベルなのか?」「自分には何が合っているのか?」を判断するのは、医師や専門家に診てもらう必要があります。
途中経過を見てくれる人がいない
薄毛治療の効果も人によって異なります。
同じ進行具合の人がミノキシジルを使っても、「効果が実感できるケース」と「そうでないケース」に分かれるのです。
薄毛を自分で治す場合、なかなか「効果が出ているかどうか」を判断できません。
結果として、あまり効果が出ない治療法を無駄に続けてしまう恐れがあります。
相談できる相手がいない
AGA治療は、治療の途中で不安を抱く方が多いです。
その理由は、初期症状で髪が抜けたり副作用を起こす恐れがあったりするからです。
たとえば、上述したフィナステリド・デュタステリドは以下のような副作用が報告されています。
リビドー減少
インポテンツ
射精障害など
薄毛を自分で治す場合、初期脱毛や副作用が起きても相談できる相手がいません。
「不安だから」といった理由で治療をやめると、AGAの症状が進行してしまう危険性もあります。
薄毛を自分で治す際の注意点
さらに、薄毛を自分で治す際にはいくつか注意点があります。
特に気をつけるべきなのが以下の2点です。
途中で治療をやめない
初期脱毛に動揺しない
途中で治療をやめない
AGA治療は、一度はじめると途中でやめてはいけません。
その理由は、AGAの症状は進行性だからです。
途中でやめるとAGAの症状が再び進行し、それまでの努力が水の泡になりかねません。
薄毛を自分で治すのは、上述したとおり「費用がかからない」「バレない」というメリットがあります。
一方で「初期症状で髪が抜け、不安になったから」「効果が出ない気がしたから」などといった理由で、途中でやめてしまいかねません。
どんなに不安でも、3ヶ月は毎日治療を継続しましょう。
初期脱毛に動揺しない
初期脱毛は治療の効果が出ている証拠です。
薬が「AGAの影響でダメージを受けた髪」を取り除こうとしているのです。
初期脱毛は人によって抜ける量や期間が異なるので注意してください。
一人で薄毛を治す場合、「たくさん抜けたから」「なかなか終わらないから」といった理由で、治療を途中でやめないようにしましょう。
参考
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今まで説明したことをおさらいします。
薄毛は自分で治すことも可能
その方法としておすすめなのが、ミノキシジルとフィナステリド・デュタステリド
しかし、メリット・デメリットがあることに注意
メリットは通院による費用がかからず、誰にもバレないという点
デメリットは治療方法が合っているかわからず、効果を測定しにくいうえに、相談できる人がいないという点
自分で治す場合もそうでない場合も、大事なのは薄毛が「どのような状態なのか」を把握することです。
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