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「おっさんずラブ」「ユーリ!!!on ice」そして「サクラ大戦歌謡ショウ 帝国歌劇団・第3回花組特別公演『紅蜥蜴』」

平成最後のピュアラブストーリー(当社調べ)「おっさんずラブ」が七回にわたる地上波での放送を終えて三週間が経過したいま、皆様いかがお過ごしだろうか。
尚、八回目から十回目については、地上波ではないので言及は避けようと思う。

私樋渡は絶賛「おっさんずラブ」ロス中だ。
Twitterのタグを検索し、思いついたことをタグつきでツイートし、TVbros.を読んで涙し、同僚にauビデオパスの画面で布教活動をしている。
今日見せたお姉さまは、胸の前で手を組んで「きゃー!(≧∀≦*)」「いやー!(≧∀≦*)」と言いながら部長を怖がり、
「最初から見ておけばよかったー(〃'▽'〃)」
とおっしゃったので布教は成功のようだ。

さて、タイトル。



まず、「おっさんずラブ」。
言わずもがなとは思うが、10年後にこの文章がだれかに読まれないとも限らないので一応書いておこう。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%25E3%2581%258A%25E3%2581%25A3%25E3%2581%2595%25E3%2582%2593%25E3%2581%259A%25E3%2583%25A9%25E3%2583%2596&ved=0ahUKEwiP4sG2quzbAhVFxbwKHdQtAGsQmhMITzAB&usg=AOvVaw1XEu-Gc90W1WxBhbXxTvXF
まず、2016年版と2018年版とがあり、今回取り上げるのは2018年版である。
内容としては、不器用でお人好しでモテない30代の男子が同性から愛される、ピュアラブストーリーだ。



続いて「ユーリ!!!on ice」。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%25E3%2583%25A6%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25AA!!!_on_ICE&ved=0ahUKEwi1mt_4q-zbAhWFo5QKHVPvCEEQmhMIZTAN&usg=AOvVaw35HOCh-AYZyYJDZ1tFKKx8
プレッシャーに弱いフィギュアスケーターの青年が、憧れのスケーターと師弟関係を結び、大舞台で活躍していくアニメーション。

最後に「サクラ大戦歌謡ショウ 帝国歌劇団・第3回花組特別公演『紅蜥蜴』」。
これが、一部を除いていちばん馴染みのないタイトルだと思われる。
「サクラ大戦」がこちら。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%25E3%2582%25B5%25E3%2582%25AF%25E3%2583%25A9%25E5%25A4%25A7%25E6%2588%25A6&ved=2ahUKEwjQ-aTtrOzbAhWEjZQKHdrDB4YQFjAmegQIAhAB&usg=AOvVaw2uxVmrrDYRRcJxThPtwPKf
ジャンルは自称「ドラマチックアドベンチャー」。ひどく乱暴にジャンル分けすると、ギャルゲーである。
そしてその「サクラ大戦」の「歌謡ショウ」。
http://blog.livedoor.jp/yanagi470-sakura/archives/75351261.html

マンガの舞台化の元祖が「ベルばら」ならば、ゲームの舞台化の元祖が「サクラ大戦」だ。
いまでは声優がキャラクターとして舞台に立つことも珍しくないが、当時は声優によるイベントはあってもプロモーションだったりキャラソンを歌うことだったりで、役になりきって演じることはなかった。
そんな時代に、企画の段階からプロデューサーによって舞台化が意識されていたゲームが「サクラ大戦」であった。その舞台が「歌謡ショウ」(広義)である。
メインキャラのキャスティングも、歌えて舞台に立てることが条件。
それでも最初は、メンバー同士の舞台経験の差や制作陣が舞台素人多数だったこともあり完璧に手探り状態。
それが、第3回公演ともなればある程度形になり、メンバーの意思統一も進んだ状態となる。そして、過去2回はゲームやドラマCDに収録されている曲・演目のみで話が進んでいたのが初の新曲満載の、初の新演目。否が応でも見る側の期待が高まっていたのが第3回公演だ。



さて、前提条件は出揃った。
話を進めよう。



「おっさんずラブ」を象徴する言葉に、「視聴熱」というものがあると思う。
意味はこちら。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%25E8%25A6%2596%25E8%2581%25B4%25E7%2586%25B1&ved=0ahUKEwjZ7b6ywOzbAhUCOJQKHeJSCYEQFggmMAE&usg=AOvVaw05orq0fFi0nvpvc5kJq8xh
大雑把に言うと、ネットなどで注目されている度合いのこと。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/amp/201806110000462.html&ved=2ahUKEwjBm6iHv-zbAhUDHZQKHU0JCOQQFjABegQIAxAB&usg=AOvVaw0fTBNihlI5gWea9KcTeQjK&ampcf=1
その視聴熱。
「おっさんずラブ」は、放送されたテレビ局の会長に「視聴率から言うと失敗作」と言われようとも、四話放送以降からは、放送終了三週間たっても四位以上を毎日キープし続けているのだ。
「おっさんずラブ」がいかに語りたくなる・繋がりたくなるドラマだったかを表していると言えよう。



「ユーリ!!!on ice」に関しても同様だ。
原案の久保ミツロウ氏が「(アニメスタッフに原案として提示した)ネームを次々とめくりたくなるような展開を心がけた」と語っているとおりスピーディーかつドラマチックな展開で、Twitterでは放送のたびに盛り上がり、数多くのタグも作られお祭り状態。
その人気はロシアのエフゲニア・メドベージェワ選手を始めとした各国のフィギュアスケーターたちも巻き込み、テレビアニメとしては異例の「応援上映」まで行われた。
「応援上映」とは。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%25E5%25BF%259C%25E6%258F%25B4%25E4%25B8%258A%25E6%2598%25A0&ved=2ahUKEwj-yZWtyOzbAhUMnJQKHZH9DpQQFjAAegQIBBAB&usg=AOvVaw0uPkRKgYtt3gk83chGSlvH
ライブではなく完成している映像に向けて、声援やら拍手やらを送る上映イベントだ。
そして現在では、劇場版が制作されているはずである。



また最後に、「サクラ大戦歌謡ショウ 帝国歌劇団・第3回花組特別公演『紅蜥蜴』」。
私はサクラ大戦歌謡ショウの映像作品を誰かに勧めるとしたら、この「サクラ大戦歌謡ショウ 帝国歌劇団・第3回花組特別公演『紅蜥蜴』」からと決めている。
その理由が、上記二作品の説明に被るのだ。
そう、映像作品。
リアルにこれから上演されるものを見に行けるなら、それに誘う。
今年も二公演、
http://sakura-taisen.com/etc/summerfes2018/
「サクラ大戦真夏のフェス・花の戦士」
http://sakura-taisen.com/etc/hanasaku3/
「サクラ大戦歌謡ショウより~『続々・花咲く男たち』大帝国劇場支店花やしき支部劇場」
の開催が決まっている。
だが、映像作品と限定されるならば、「サクラ大戦歌謡ショウ 帝国歌劇団・第3回花組特別公演『紅蜥蜴』」一択だ。
シナリオで言えば「帝国歌劇団・花組 スーパー歌謡ショウ『新編 八犬伝』」が素晴らしいと思うし、「帝国歌劇団・花組 歌謡ショウファイナル公演『新・愛ゆえに』」もキャストの頑張りの集大成として必ず見せたい公演ではある。
「サクラ大戦 紐育星組ライブ2011 〜星を継ぐもの〜」も、震災の年に上演された思い出深い公演だし、「紐育星組ショウ2013 〜ワイルド・ウエスト・希望〜」は超絶見返したし、「サクラ大戦 武道館ライブ2 〜帝都・巴里・紐育〜」はサクラ大戦の楽曲の素晴らしさを伝えるにはもってこい。なんなら「サクラ大戦奏組~雅なるハーモニー~」「サクラ大戦奏組~薫風のセレナーデ~」だって檄推しできる。
が、一作目としては!
やはり、「サクラ大戦歌謡ショウ 帝国歌劇団・第3回花組特別公演『紅蜥蜴』」。
ちょいと「サクラ大戦歌謡ショウ」を検索してみてほしい。
検索結果に動画はあるだろうか? あったらぜひ再生してみてほしい。リンクは張らないけど。
変なかけ声、ない?
統率されたみたいな拍手、ない?
キャストと観客のやり取り、入ってない?
最後の歌、みんなで踊ってない?
言い方を変えれば、「サクラ大戦歌謡ショウ」は、昨今流行りの応援上映をはるか昔からやっているのである。

そして先ほど、「サクラ大戦歌謡ショウ 帝国歌劇団・第3回花組特別公演『紅蜥蜴』」についてある程度形になった状態、期待が高まった状態と書いた。
正直いま「サクラ大戦歌謡ショウ」でタップダンスがあっても脱出マジックがあってもそこまで興奮しない。
すでにシリーズ通せば歌舞伎役者や浪曲師やフラメンコダンサーが出ているしジャグリング三味線手乗り宙返り大喜利3分間ショッピング……なんでもござれ状態だから。

だが当時は違った。見るもの全てが新しかった。その記録が、観客の熱さが、「サクラ大戦歌謡ショウ 帝国歌劇団・第3回花組特別公演『紅蜥蜴』」のディスクには余すところなく収められているのだ!
映像作品である。拍手も声援もかけ声も、映像作品なのである。
ならばせっかくいままで「サクラ大戦歌謡ショウ」に触れたことのない人に見てもらうなら、「プロの観客」と呼ばれてしまうまでになった出来上がった「サクラ大戦歌謡ショウ」ファンよりも、三年目のなにも知らなくて熱くてフレッシュな「サクラ大戦歌謡ショウ」ファンと一緒に見てほしいのだ。
そのほうが、一緒に熱くなってもらえると思うから。




さて、突然ですが、このブログはマルチエンディングです。

お好きな画像を選んで結論としてください。


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