発車時間

 秒針が12の盤を過ぎ、定刻となった。巨体はふっと息を吐いたかのようなドレインを切り発車する。向かうは旅客3番。本日は繁忙期の増結かつ悪天候激しい戦いが見受けられそうである。

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 巨体は少しの砂を巻き車輪を進める…


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