【R5.7.9】七夕賞の事前予想

【予想の前提】

【天気!!】

 ちょっと天気予報さん!!もうちょっとはっきりしてくれませんか??
 平日段階での予報では日曜日は結構な雨量になる予報でしたが、現段階では夜の間に10ミリ前後降って、日中は曇り予報。
 土曜日の福島はクッション値9.2ということでかなり高く、このまま予報通りいけば雨が降ったとしても8後半の良馬場での開催になりそうなので、そんな感じの馬場想定で行きたいと思います。
 今日の馬場からちょっと渋ったくらいではそこまで極端な内外での有利不利は出ないとは思うが、今日の段階で若干内が伸びづらくなってきているようにも見えた。内をこなすには荒れた馬場への適性が求められそうで、逃げ馬にはかなり堪えそう。
 通る道としては外目先行から末脚を伸ばす、これがベストかと思う。

【枠順!!】

 ちょっとJRAさん!なんでこんなに先行馬を外に固めちゃうんですか??しかもバトルボーンだけ内目の枠に入れて、これじゃまるでバトルボーンを勝たせたいみたいじゃないですか??
 っていうのは冗談として、前目に行きたい馬が極端に外目に固まりました。9レッドランメルトから外はヒンドゥタイムズを除いて前目のポジションが欲しい馬。その中でも最も切れる足が無く前に行かなければ始まらないシフルマンが大外と言うことで、スタートから外枠の馬は手綱をしごかれながら勢いよく前に行くことでしょう。

【すると展開はどうなる?】

 外目から強引に前を取りに行く馬が多い、引き込み線から始まる福島2000mなので、長く先行争いが続けばハイペース必至だ!!とはならないんじゃないかと思います。
 あまりにも外目に固まりすぎました。
 バトルボーンを除いてスタートからの出足がそこまで早くない内枠勢の塊が前に行きたい外枠の馬の塊にすっと前に入られる形になるので、内・中・外に逃げたい馬が散らばるよりは争いが起きづらい。
 そして5枠の2頭は前に行きたいけどハナはいらないのである程度出していきながらもフェーングロッテンとは競らない。ショウナンマグマはとなりのフェーングロッテンについていく形で番手が取れれば十分。テーオーソラネルも前走控えても結果が出たのでハナにこだわる必要はなく、6枠についていきながら3列目あたりが確保できれば十分。セイウンハーデスがどこまで取りに行くかは微妙なところだがフェーングロッテンと同じ列かそれを見るあたりに納まりたいと想定。シフルマンはそもそも休み明けなのでハナを取り切れるかどうかというところではあるが、取りに行くならば大外から強引に行けばレースラップ自体は早くなるかもしれないが2列目以降の隊列形成には影響しない。
 そして、この枠順で困るのは良い枠を取れたはずのバトルボーン。この馬が主張すればペースが速くなって自分から展開不利で馬郡の中に閉じ込められる。塊で外枠が押し寄せるのでいいところに入る隙間が無く、非常に位置取りが難しい。鞍上も無理に前を取り切る必要はなく、逃げ馬を見る位置くらいに納まればいいと思っていると思うので、3列目か入り損ねれば4列目からの競馬になるのではないだろうか。ということで想定は

16
15.11
14.12.9
10.3
135.1
8.6.7.4
2

 こんな感じで先団を形成することになるのではないだろうか。
 こうなれば、ポジション争いでの競り合いは少なく、やや縦長になるとしてもすんなり隊列が落ち着く可能性は高そう。流れたとしてもハイペースまではいかず、ミドルペースくらいだろう。
 ミドルペースにおさまれば「七夕賞が面白そうなので注目馬を語る」で書いた通り、前目で持続的な足を使える馬が揃った今回、基本的には差さりづらく、前目の馬に展開が向くだろう。
 ということで、早速予想印へ。

【追切高評価】

S:テーオーソラネル
A+:エヒト、ショウナンマグマ
A:サンレイポケット、レッドランメルト、セイウンハーデス、シフルマン

詳しくは「七夕賞の追切評価」参照

【予想印】

◎14テーオーソラネル(A+)
 まあ、これまで書いてきた両記事で推しているので当然この馬から勝負します。外目の偶数枠、一つ内はヒンドゥタイムズなのでポジション争いでは内一頭分スペースに余裕があり、前走のように包まれることなく取りたいポジションが取れそう。
 予想の前提で書いたベストポジションである「外前」から競馬ができそうであり、前目に構える馬の中では上位。斤量も前走からー2㎏で右回りの2000は血統的にもこの馬の実績的にもベスト舞台。
 追切映像から感じる能力はローカルハンデ戦でおさまる器ではなく、ここを勝ち切って更なる飛躍に期待したい。

〇15セイウンハーデス(A)
 この馬の動きは少し読みにくいところだが今回の舞台とレース展開にはかなり適性が期待できる。
 週中の記事でも書いたとおり、2走前のラップがかなり強烈であり、同様の動きになれば、後半はかなりの持続力比べのロングスパート戦になる。そうなると逃げ馬にはかなり厳しくなる可能性が高く、シフルマン、フェーングロッテンには向かないレースとなりそう。
 一つ不安点は追切が近走よりやや緩めの内容だったこと。前走不良馬場での激走のダメージが残っているとしたら、早めにつぶしにいったが自分もつぶれてしまうという可能性も。

▲12ショウナンマグマ(B+)
 今回高配当を運んでくるならばこの馬かなと期待したい。
 理由は大きく2つ。まず枠順。フェーングロッテンの隣ということで、ついていく形で非常にポジションが取りやすく、2列目の内を回すことができそう。
 2つ目に12/18ディセンバーSの内容。中山1800を逃げ馬がハイペースで飛ばし、離れた番手からの競馬。そのペースに対応して早め仕掛けから直線で早々にとらえて押切、前目からロスを抑えて持続力を見せた一戦。当時の馬場状態は稍重であり、今回のクッション値8後半となればリンクしてきそう。
 セイウンハーデスの動きで上手く展開がハマれば、馬券内のチャンスは十分あっていいのではないかと思わせる。

△1エヒト(B+)
 追切がとにかく抜群だがそれ以外のマイナス要素が大きい。
 前走海外で今回1000mの距離短縮、そして斤量は初の58㎏かつ前走から+2.5㎏、これだけで前走からのギャップを重視する自分としては本命はあり得ない。
 最内枠は悪くないと思う。もちろん外を回しながら末脚を伸ばすのがベストな馬ではあるが、ロングスパート戦になれば馬郡がばらける可能性は高く、最内からでもそこまでストレスなく勝負所で大外まで持ち出せるのではないかなと思う。
 斤量と距離短縮、これさえこなすことができれば舞台適性的にも十分勝ち負けできるが、こなすことができるのかどうか。個人的には厳しいかと思うのでこの評価まで。

△9レッドランメルト(B+)
 これまで重賞では枠と馬場に恵まれなかった。今回はやや湿った良馬場くらいに納まってくれればようやく力を発揮できる。
 内を田辺騎手への乗り替わりである程度ポジションを確保しつつ、直線で良いところを通してしぶとく足を使うことができれば。
 巻き返すなら今回でしょう。

×3バトルボーン(B)
 能力はあると思うし、前走の時計は優秀で、時計面での裏付けもある。ただ今回勝ち切るのをイメージしづらい。
 一番の理由はこの馬の脚質。先行しての早め先頭から粘り込み。抜かせそうで抜かせないしぶとさで連勝してきたが、これ乗り替わりで再現できる?
 今回ただでさえポジション取りから難易度が高く、相手関係的にも仕掛けどころの主導権は握れない。
 津村騎手への乗り変わりが悪いというわけではなく、乗りなれているルメール騎手でなければ、絶妙な仕掛けのタイミングとポジション取りは難しく。その立ち回り力以外で突出した武器が無ければ、スタートでポジションを取り損ねた時点で終盤も思ったほど伸びず、あっさり馬券外というのがあってもおかしくなさそう。あったとしても後方からじわっと伸びてようやく3着が限界かなということでこの評価まで。

【以下無印】
・B評価
6サンレイポケット
 前走ハードだった天皇賞春を8着。今回追切も良く見せているので一花咲かせるなら今回かな?とも思っていたが思っていた以上に雨が降らない。予報よりも雨が降って、前に苦しそうな馬場になれば評価を上げたい一頭。

10グランオフィシエ
 非根幹距離やパワーのいる馬場への適性が高く、今回の条件も面白そうだが、あまりにも前走がスローからの瞬発力戦であり今回の展開に対応するにはギャップが大きそう。あと追切があまり良く見えなかったので今回は基本的には切りたい。

8ガロアクリーク
 一年の休み明けを一度叩いての今回だが追切からはそこまで上昇幅大きくなさそう。皐月賞で馬券になっているように、右の小回りかつ持続力の求められるレースは適性高い。今回は横の比較で印は回らなかったが、パドックがよさそうなら抑えの馬券には含めたい。

2ホウオウエミーズ
 前走ハイペースのバテ差となったマーメイドSで3着。渋った非根幹距離で適性を見せていたように、他の馬の脚がかなり削られるような展開になれば重賞でも通用。
 今回横の比較と展開的に厳しいとは思うが、馬場が渋ってくれば少し評価を上げたい一頭。

・C評価
11フェーングロッテン、16シフルマン
 展開とメンバー構成、馬場状態的にも内を通る逃げ馬には向かなさそう。ということで今回はばっさり行きます。

4ククナ
 枠順的なポジション取りの難しさとポジションが後ろになってしまった場合に横の比較でこの馬が実力上位の牡馬に伸び勝つのは想像しづらい。

5カレンルシェルブル、13ヒンドゥタイムズ
 ハービンジャー産駒2頭。雨が降って前に厳しい馬場状態になれば期待したかったが生憎の天気予報。カレンルシェルブルは追切からあまり上昇が感じられなかったのと、ヒンドゥタイムズは流石にトップハンデ厳しい。

7トーラスジェミニ
 ちょっと近走内容からは手が出ない。

【まとめ】

 ということで今回はテーオーソラネルから勝負。
 一週前追切の映像を見た時にかなり衝撃を受けまして、気づいたらこの馬が七夕賞を勝つかどうかじゃなくて、今年の有馬までのローテはどうするのがいいかを考えてしまっていました。それくらい期待しています。
 血統的にも面白く、母父キングヘイローで母母父はトニービン。どこかで聞き覚えがありませんか?そうです。イクイノックスも同じ母父キングヘイローで母母父はトニービンです。もちろん父が違うので、これがなんだという訳ではありませんが、天才イクイノックスが生まれたのと同年にシルバーステートも似た母系から初年度に天才を産み落としていてそれが有馬で激突!なんてなったらかなり熱くないですか?
 なので私は基本的にはテーオーソラネルの単勝から勝負、荒れるなら先行勢から穴が出ると期待して抑えの馬券を組みたいと思います。
 最終的には天気を見ながら調整ですね。

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