悩みじゃなくて…


なんとなく心がすぐれない。

どこかがおかしくなっているのは
わかっている。

けれど
自分ではどうしようもできない。

考え方一つで人は変わる。

そう、わたしだってそう思っている。

明るいことを考えればいい。
くよくよしなければいい。
楽しいこと
幸せなことを考えればいい。

脳は意外と単純だ。

そんなことはわかっている。
けれど
複雑なのはわたしのほうだ。

そんなことに気がついたのはいつだろう。

わたしはきっと底抜けに明るい

そして

絶望的に暗い。

だから
どんなに沈んでいても
心の声は聞こえている。

「もう限界だよ。こっちに行ったらダメよ。」

だから
どんなにハイテンションでも
心の声は聞こえている。

「この時間は一瞬だよ。」

心の模様なんてわからない。

ただ、どこからか

声が聞こえてくる。

境界線が見えてくる。

何もせずにゆっくりなんて

できるわけがない。

だって、自分が複雑なのだから。

単純な脳に複雑さを要求してしまう。

だから面倒なことになる。


もっと単純に生きられたら楽しいのだろうか。

それとも苦しいのだろうか。

どうしたってわたしはわたし。

こうやって言葉を綴っていくしかない。

心の中が空っぽでも

何かか書こうとしてしまう。

そこに意味があるかのように

そこに理由をつけてしまう。

本当は何がダメなのか全てわかっているんだよ。

なんてことを言ってみたい。

けれど言わない。

わたしは笑顔で明るいのだ。

苦しいのは一人のときでいい。

ふーっ。

ため息をついて

言葉を綴る。


自分が複雑だから

体が敏感になる。

いろんなことに敏感になる。

見えない世界の何かに反応してしまう。

リラックスなんて言葉より

ずっと難しい。

自分の中の僕が何やら話している

わたしはもう駄目だ。

限界が見えてきている。

けれど

まだいける。

いや、いかなければならない。

螺旋階段は

上るためにあるのだろうか

それとも

下るためにあるのだろう。

そんなことばかり考えているから

単純な脳が複雑な自分をつくってしまう。

そうわたしは底抜けに明るい根暗なのだ。

そんな奴が一人ぐらいいたって

世界は回ってゆく。

わたしがひとり

つぶれたって

世界は普通の顔をしている。

わたしは困るのに・・・

世界が変わると困るのに・・・

随分とちっぽけな存在だ。

生きる意味?

生きているうちにわかるわけないじゃん。

今がよければいいんだよ。

なんて声も聞こえるけれど

わたしはやっぱり探したい。

だって真面目だから。

それがわたしだ。

ただいま迷走中。

行き先が見えない。

それでもわたしは

嫌いな言葉を繰り返す。

頑張れわたし。

まだちょっとはいける。

明媚的月光 ー2008.3.9

13年前のわたし。
いろいろと人生に悩んでは
落ち込んで、元気になっては
また、落ち込んで…
そんなでこぼこな人生。
山あり谷ありです。
「明るい根暗です」とよく自己紹介かわりに言っていました。
何かと考え込んでしまう。
何かと悩んでしまう。
それは自分のせい?
いつもそんなことばかり考えていました。
まだHSP と言う言葉を知らなかった時代。
そのうち生きづらさに何かしらの名前がついて、そのままでもいいんだと思える時が来ることを知らない時代。
なかなかいいこと書いてるじゃない。
ほらね、やっぱり大丈夫だった。
それはすべて生きてきたから言えること。
振り返るために生きていてもいいんじゃないかと思います。
最期は笑うのだから。
生きて生きて。
そんな風に生きてみたいものです。
あなたのその悩みも未来のどこかであなたの笑顔になりますように。
羊でした。

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