見出し画像

カナダの春〜 イースター&シュガーシャック

日本でも少しずつ認知され始めているらしいイースター(復活祭)、日本では楽しいイベント色が強いと思いますが、私の住むカナダでは、クリスマスと並ぶキリスト教の最も重要な祝祭日で、十字架にかけられて処刑されたキリストが3日後に復活したことを祝う特別な行事です。イースターバニーというウサギや、春らしいパステルカラーにペイントされた卵の殻などで知っている人も多いかもしれません。

「春分の日の後、最初の満月の日の次の日曜日」ということで毎年日付は変わりますが、雪に埋れていた植物が芽を出してくる頃で、気分も明るくなる春のお祭りです。(が、今年4月4日は雪が降っていました。。)

とはいえ、クリスチャン達は、特別な礼拝に参加したり、家族との集まりを楽しむ、比較的静かでのんびりした祝日。私の住む場所では、イースターの日曜(イースター・サンデー)を挟み、グッド・フライデーからイースター・マンデーまで4日間の連休です。土曜以外はお店も閉まってしまうので、不便だなぁと不謹慎なことも思います。コロナ禍で家族訪問できない私達は、「イースターはチョコレート」という夫のひと声によりチョコレートケーキでお祝いしました。(私はクリスチャンではありませんが)

そしてこの頃始まるのが、シュガーシャック、メイプル小屋。メープルの木から出る樹液を煮詰めてメープルシロップを作る小屋のことで、作る過程を見学したり、話を聞いたり、メイプル林を散策したり。定番のパンケーキランチも、雪の上に煮詰めたメープルシロップをたらして作る「メープル・タフィー」も有名です。

楽しいイベントですが、樹液を集める作業はとても大変。数年前にお手伝いに行きましたが、腰をやられました。メイプル農家さんに感謝しつつ、春の訪れと共に自然の恵みをいただきたいと思います。

画像1

by ねこ (カナダ在住・アロマ製品EC運営・ワインエキスパート)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?