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古代オリエント博物館のちサンリオカフェ。


目には目を

 6月にも東洋文庫でお会いしたハンムラビ法典(複製)。

高さ2.25メートル。セーム・シュルトより13センチも大きい。

 6月に東洋文庫ミュージアムで見たハンムラビ法典は書籍だったけど、今回は本物と同じ見た目で同じサイズ。だいぶ本物に近づいた。
 ということは、次は本物に会えるかも。(本物はルーブルにあるとのこと)

青い線で囲ってあるのが「目には目を、歯には歯を」の部分なんだそう。
 

「法の不知は恕せず」という言葉があるけど、これだけ大きな碑にでかでかと彫って置いてあったら「知りませんでした」とは言いづらかっただろうなと思う。

豊穣の神


 バアル神像(紀元前1500年)。
 ジャコメッティっぽい。

女走りしてる?

  比較用に、これは5月にアーティゾン美術館で見たジャコメッティの絵。

タイトルは失念。《棒人間》ではないと思う。

ナマズのミイラ

 複製じゃなくて本物。
 口元と尻尾がちらっと見えてる。ものすごく可愛い。

これを大事に代々とっておいてくれた先人達に感謝。

アトラス

 天球が重たすぎて、だいぶ首とか肩が限界っぽい巨神アトラス。

顔がほんとにしんどそう。

コブウシ土偶

 この可愛さの前で言葉は無力。

並べ方がいい味出してる。

 他にもいろいろ見たうえに、特別展『聖書の世界 -伝承と考古学-』も鑑賞。(特別展は個人蔵が多くてほとんどが写真禁止だった)
 いろいろ見過ぎてへとへとになったので、同じサンシャインシティの中にあるサンリオカフェへ。

店内には全面にキティちゃんが描かれたピアノも。(演奏可能)

 先週サンシャイン水族館に行った帰りに寄りたかったものの、帰りが遅くなりすぎそうだったので断念したのをここでリベンジ。
 人生初のコラボカフェに、ひとりで入店。緊張する…。

「可愛さを求めぬ者は去れ」と言わんばかりの店内。

 入ってしまえば周りはお仲間ばかりで気が楽になった。
 きっとお高いんだろうからカフェラテだけでいいかなと思っていたけれど、メニューを見たらかなり良心的だったのでケーキも頼むことに。

クロミちゃんの黒ごまロールケーキ

 クロミちゃんというキャラを最近のサンリオに疎い私は知らなかったのだけれど、黒ごま味が好きなのでこの子を選択。

一人称は「アタイ」なんだとか。

 顔と耳は段ボールの部品が貼り付けてあるだけ。でもテイクアウトとお値段同じ(650円)なので文句は言えない。 
 で、まあ、こういうのは見た目と版権にお値段を払うものなので味は…。
 という私の悲観的予想を、まったく裏切る味だった。
 美味しい!
 今年私が食べたロールケーキの中で間違いなく一番美味しい。

 あとで知ったのだけど、このロールケーキは「堂島ロール」という大阪の有名なケーキ屋さんが作っているのだそう。やるなあ。

ラテアート

 令和六年にして人生初のラテアート。

生首とか思っちゃいけない。

 ひとくちすすったら泡の絵がけっこう崩れた。
 飲み進むにつれてどんどんキキララの顔が崩れて、魔封波をくらったピッコロ大魔王みたいになっていくんだろうか…と思ったら、それ以上は崩れなかった。

子供の頃の学習机がキキララだった。

おみやげ

 古代オリエント博物館・編『古代オリエントの世界(第2刷)』(山川出版社)と、小冊子『古代オリエント博物館×高校世界史 試験を楽しむキーワード100』と、コブウシのポストカード。

欲しかったコブウシのボールチェーンマスコットは売り切れで残念。

 次行ったら「粘土板メモパッド」か羊皮紙と、キティちゃん肉まんを買いたい。

字を書いたのは井上靖なんだそう。

おまけ

 池袋の雑踏で遭遇したピンク色の郵便ポスト。