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「NTTの光工事」の前の工事ーその1

なんかややこしいタイトルですが、ちゃんと説明します。

NTTの光工事とは?

簡単に言うと、NTTの光回線工事というのは、光ケーブルを建物外部から部屋内のルーターの場所まで配線するという工事です。

下の図は4戸以上の集合住宅を工事する場合の一般的な構成図です。

NTT東日本のウェブサイトには「配線に必要な配管は管理組合さま・オーナーさまにご用意いただきます」と記載されています。

という事は、NTTが光ケーブルを配線する前提として、配管がきちんと流れている必要があるわけです。

画像:NTT東日本

ついでに言うと、配管(CD菅やPF菅など)の中に予備線が入っていないと工事をしてくれなかったりします。

予備線というのは、下の写真でいうと、各パイプの中にある緑色の線です。光ケーブルなどを配線するときに、この予備線に繋ぎ反対側を引っ張れば、一人でも配線ができるという算段です。

ぐるぐるになっているのは、実際に使用するときにはある程度の長さが必要な事と、誤って配管の中に入っあてしまわないため

仕事の内容

で、今回の現場(新築オフィス)は、竣工後に事務所側がローゼットの場所を変更したらしく、配管がされていない可能性あるので確認してほしいという依頼。そして、配管が途中までしかされていなければ、最悪露出配管でもいいから完結してもらいたいとの事。
何でも、翌日にNTTの光工事が入るので、今日までにヨロシク、という感じ。

ルートの確認

もし配管がされていれば、しなくていいのでそれで完了!という甘い期待をしつつ、配管ルートの確認をします。

まずは、建物外部にあるMDF(主配線盤)を開けます。

新築なので綺麗なMDF盤

開けました。

MDF盤の中

いわゆる一発目は配管されているので、ここからローゼットまでのルートを確認します。
ここで予備線が活躍します。
相方に反対側に行ってもらい、通話しながら部屋内の情報盤の配管から出ている予備線を一本ずつ引っ張ります。動いている予備線があれば、ビンゴです。

事務所内の情報盤はこんな感じでした↓

事務所内の情報盤

幸いにもすぐに配管は選別でき、MDFから情報盤のルートは問題ありませんでした。
次は、情報盤からローゼットです。

次回に続きます。目を通していただきありがとうございます。

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