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電気自動車が電源になるV2Hの工事

V2Hとは?

「V2H」とは「クルマ(Vehicle)から家(Home)へ」を意味する言葉です。電気自動車に蓄えられた電力を、家庭用に有効活用する考え方のことです。

これまで電気自動車は、自宅のEVコンセントから充電するというスタイルが一般的でした。しかしV2H機器を導入する事で、この一方通行のスタイルが一変します。

例えば災害が起きたとします。自分の地域が停電になってしまいました。通常は復旧まで待たなければなりません。でもV2H機器があれば、電気自動車の電力を家庭で活用できるんです。

V2H機器の導入工事

EV Power Stationとその名の通り、これがメイン機器です。約100kgあり、滅茶苦茶重いです。この機器からケーブル類が分電盤までいきます。ケーブル保護のために配管を埋設します。

写真左にある機器から、地面の土を掘り配管を敷設していきます。右端までいったら90度曲がり、白い砂利のほうへ進んでいきます。

これは既に埋設後の写真ですが、まず表面の砂利だけを土嚢袋に保管し、土が出たら掘って埋設し土を埋め、最後に砂利を敷いて完成です。写真上の配管は、通気口の金網を配管分カットして床下に入れていきます。そして、洗面脱衣室の床収納から潜り、ケーブル類を壁の中に通して、ユニットバスの上、そして分電盤へと配線していきます。

左が既存の分電盤、そして右側が現場で組んだブレーカー類です。

さて、メインの機器のほうに戻ります。
配管3本を本体に繋ぎ、中のケーブル類に端子を圧着して繋いでいきます。

次に別のお宅での工事です。

右側に既存分電盤、左側は既存電気自動車の盤です。
本来は左の盤を外して新しい盤を取り付けるのですが、サイズが大きいため中身を撤去して、再利用することにしました。外してしまうと、新しい盤ではクロスの貼っていない部分が見えてしまうからです。

これがメインの機器になりますが、今回はプレミアムタイプとなります。

以上、ざっとですが工事の流れについて説明させて頂きました。
今回はサポートで工事をしましたが、ヒツジデンキではV2H工事は請け負っておりませんので予めアナウンスしておきます。

電気工事といっても、本当に幅広いですね。

おしまい。

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