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「初めてのハイエース」車歴12台の追想ーその15。

BMW318iツーリングでは電気屋さんを続けられないという話を前回しました。

その後、より大きな仕事を請け負うようになっていきました。
新築の集合住宅です。戸建てより率が良いのです。
そのためには、ハイエースクラスでないと、材料が載せられないという事が分かりました。

どういうことでしょうか?
説明します。

請け負う集合住宅は、電線や配線器具(スイッチ・コンセント)、そして照明器具も支給でした。その中でも電線はユニット配線といって、回路ごとにジョイントされているものです。写真があります。

写真の左下に円柱型のユニットがあります。
(スプレー缶は関係ないです。笑)
ここでこれらの電線がみんな繋がっています。
例えば、赤い線は分電盤に、黄色い線は照明に、青い線はコンセントにといった具合に簡単に配線作業ができるという優れものです。

これで子ブレーカー1回路分になります。
つまり分電盤が10回路あれば、ユニット配線の束が10束ある事になるわけです。

それまでは、配線するタイミングになると、現場にこのユニット電線が発送されていました。ところが、この電線が盗まれるという事件が多発しました。
それで、現場発送はなくなり、直接電気屋に発送されることになりました。
ヒツジデンキの場合、一般的なマンションで自宅兼事務所なので大量の電線が送られても困ってしまいます。

例えば、八王子の集合住宅を請け負ったのですが、2棟全16世帯の物件です。
分電盤が6回路✖️16で合計96もの電線ユニットが送られてくるわけです。勿論分けてですが。そのためには大きなクルマにそのまま詰め込んで持っていくしかありませんでした。

それで、ハイエースを慌てて購入することになった次第です。

おしまい



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