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現れにサレンダー。

数学の美しさを垣間見た先日。


ヒロト(甲本)が歌ってくれた「デタラメだったら面白い」の中に浸かって過ごした

「ひつじshow店」の準備から終わりまで。


それは何かを解体するような時間で、わからなかったことがわかったり、摩訶不思議な感覚だった。


あたしは色々カタブツで

「言葉にならない」とか

「あいまい」とかが苦手だった。


意味がわからないって感じが苦手で、芸術とかさっぱりわからなかった。


今はっきりわかるのは、


自分の人生が辛く大変過ぎて、答えを教えてもらえればきっと良くなる。自分が苦しいのはやり方が間違っていて、方法を知らないからだと思っていたということ。


ずっと正解を探し続けるという状態だったということ。


状態。


「なるべく小さな幸せと

 なるべく小さな不幸せ

 なるべくいっぱい集めよう

 そんな気持ちわかるでしょ」


これがまるでわからなかった

けどわかりたかったんだ。


数年前、息子の野球の卒業式で

母達が音楽に合わせて徐々に立ちあがり踊りだし、


父達は周りから微笑ましく眺め

、自然に手拍子で盛り上げ始めた時


あたしは

父達に見守られながら

母達がその中に委ね遊んでることに静かに感動した


ふと感じた

世界はこうしていつも美しいんだって


涙が溢れてきた


大きな幸せを求め

大きな不幸に絶望していた世界から


日常のささやかな感動や

ちょっとしたヘマも辛く悲しいことも

この世界にはあるんだよ、ってことに


その美しさに

尊さに

感動する


数式を浮かべる数学者に

インラケチしたとき

数学の世界がわたしに広がった


それはとても抽象度が高い

曖昧で繊細なナニカ(またハビットの歌詞(笑))

で、その世界を現そうとすることに


サレンダーする。


数学者じゃなくても

すべての現れに

ただただ感動する


そしてそれは

その人の美しさの現れで


感動するわたしにもそれがあって


世界はそのまま

わたしで

あなたで

祝福


そう思うんだよ。

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