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デュラララ!! 読破記念

https://dengekibunko.jp/title/drrr/
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表題の通りの記事です!
電撃文庫から出版されている「デュラララ!!」全13巻をついに、

ついに!

ついに!!!!!!!

読破しました(パチパチ

読破したのは最近ですが、出会いは10年ほど前にさかのぼるので思い出話なんかしながら、ゆるく今の気持ちを綴ろうかと思います。

最初の予定より、とってもとってもとっても長くなりました。お時間いただくと思いますので、よろしくお願いします。

◎出会い

中学生の時に仲の良い(多分)クラスメイトが持ってて、その人を中心としてデュラララは流行ってました。
みんなって言っても5人ぐらいかな…?
誰かがその人の薦めでデュラを借りて、読んだ人がまた周りの人に面白いよ!っていうから、また違う誰かが借りて…っていう状況がありました。
年齢バレ待ったなしですが、おんなじタイミングでデュラの1期が放送してたんですね。
それもあって読んでみたいなってなったと思う。
で、わたしも借りて読んだという。
それが出会い。

で、もうひとつ状況が変わった瞬間があって。


それはめっちゃ仲の良い友人もデュラを借りてめちゃめちゃにハマったこと。
形容するのは難しいけど、わたしとは比にならないくらいにドハマり。

彼女も多分同じ人に借りて…(うろ覚え~)
ハマったんだと思う。確かね。
落とし穴にでも落ちたかのようにスンと彼女は沼落ちですよ。
彼女の勢いは本当に凄かった~!
そのときに出ていた分の小説を全部買い揃えて学校で読み始めて。
彼女がハマったときにはアニメの放送が終わっていたから、それをとても悔しがって、DVDを集め始めて。
だからおうちにおじゃまするとDVDで好きなシーンを何度も再生して一緒に観たり。


(臨也さんがケータイ踏んで笑うシーンを何度も何度も再生する彼女に狂気を感じたのも今では懐かしく感じます…笑)
(そうです、彼女は臨也さんのファンになりました)


彼女がハマったことがデュラをずっと身近にさせたなと今も思ってるし、いやまじで間違いなくそうです。(断定)

◎ちょっと離れる

高校生になり、デュラ貸してくれたきっかけの友人や、臨也ファンになってしまった仲の良い友人とも別々の学校に通ってました。

まずそもそも、私が高校の課題がこなせなくて小説を読んでる余裕が無かった。
4巻から突然に登場人物が多くなるし、時系列がめちゃくちゃなのを頭で整理して理解しつつ読み進めないといけないからめっちゃ頭使うじゃん…?
そこがすっごく読みごたえを感じるし魅力なのは間違いないんですけども。

私としてはこーんな状況で、デュラなんて遠ざかってしまうと思うじゃないですか。
実際にモチベは下がってたし。

でも彼女がそうはならなくて。
読めば読むほど大好きになってて。
会うたびにデュラのアニメが~新刊が~っていう話を、続きを読めてない私に語ってくれて。
わたしが「愛を語るのはいいけど、続きは読みたいからネタバレはやめて」とか無茶苦茶なこと言ったりしたから、彼女からしたらとても迷惑だったと思うけど。
本当に彼女のデュラ愛は枯れることなく膨らむばかりで、私は彼女経由でデュラの動向をずっと追い続けられる状況にありました。
小説も、ずっと「読んでほしいから」って貸してくれてて。
私は読みたくて借りてるのに。
なんだかそう言わせてるみたいで。
彼女だって何度も読み返したいだろうに。
後ろめたさを感じながらずっと借りてました。

読みたいけど、お話を覚えてない。
読みたいけど、心に余裕がない。

そんなこんなしてたら、11巻、12巻、13巻をただ借りてるだけで5年ぐらいたったんじゃないかな。
軽ーく言ってるけどほぼ借りパクに近いし。
早く読んで、返さなきゃダメでしょとはずっと思ってた。
余談すると他のアニメはふっつーにバカバカ観てたし、それを彼女も知ってたのよ。
私の気持ち的に、小説とか読み物って腰が思いなあ~と今でも思う。
言い訳です!!

◎読みたい転機

ズバリ言います。
舞台化が決まったことです。


某彼女は絶対に観に行くと言うだろうから、心構えをしてたら案の定連絡が来て(舞台化うれぴー、一緒に行こー!って感じの)。
私も良ければ一緒に行くと返事をして。
じゃあ2人分でチケット取ろうってなって。
彼女が望むならぜっっっったいに観て欲しいと思ったから。

「舞台化って言っても黄巾賊編だけじゃ~ん」と思うじゃないですか…!
でも私にとってはきっかけはそれぐらいで全然良くて。
舞台観る前までには読みた~い!って彼女にめっちゃ言ってたわ。

でも、結果からいうと…


舞台は中止で、私は舞台がやる予定だった日にちまでに1ミリも読み進めることは出来ませんでした。
残念な私のモチベーション!頑張れよ!!
読みた~い詐欺じゃん!!と自分でも思うわ。

本当に楽しみにしていた彼女はすごく落ち込んでた。
チケットも2公演分取れてたから、行けるって確定したその日からずっと楽しみにしてたと思う。
私はその時点では正直モチベはそこまでだったけど。

でも落ち込んでる彼女に向かって、「スケジュールが会えばいつかやるよ!私はそう思ってるよ!!」って会うたびに励ましてた。
落ち込みすぎ笑
でもデュラを愛してるのは知ってるから、ないがしろにはできなかったな。
本当に大好きで楽しみにしてたんだなあと思う。
会って励ますだびに、なんか根拠のない希望が湧いてきて、わたしはそれまでには絶対読みたい!ってモチベーションが上がっていった。
それで読めた。
おめでとう。

私が生きるのが下手すぎて色々あるから、読み始めはネットで展開が分からない程度まであらすじを読み込んで、2週間に1回ぐらい読み進める時間を作ったな。

12巻を読み終わったら、結末がもう気になって気になって…笑
12巻を読み終わった次の日に13巻を全部読めてしまった!
私が一番びっくりしたよ。
怒涛の2日間だったわ…。
でもあそこで日にち空けたら13巻への熱量も下がってただろうな。
土日で続けて読めてよかった。

◎感想

最後まで読んで本当によかった!
これに尽きる!!!

13巻のセルティと新羅の再会シーンでデュラララ!!読んでて初めて泣いてしまったの…!!
嬉しくて、嬉しくて、やっと会えたね!!!って感動してしまった。
そのあとの展開も新羅らしくて、デュラでぶっちぎり一番好きなシーンになったと思う。


もともとわたしはセルティと新羅に幸せになってほしいって感情で読み進めてる感じだったんですよ。
友だちが臨也さ~んとか言ってる横で笑
だから新羅が鯨木さんの罪歌で斬られたときには絶望したし、バトエンも考えずにはいられなかったし、セルティと新羅が培ってきた愛が妖刀1本で途絶えてしまうのかと悲しかった。
まあセルティの首を斬って池袋に探しに来る原因になったのもあの妖刀なんですけどね。
まあ新羅も新羅で罪歌に勝ってしまったんですけどね。

首を取り戻したセルティが、記憶が無いふりをしたときに、わたしは「あー終わった。」と思った。
セルティが選んだのはそっちだった。
記憶があってもなくても、本人が口したらそうなんだってなっちゃうじゃん。
でも新羅は違ったの!!!!!!!
ボロボロで現れて(本当に凄いよ)、セルティの本当の気持ちを代弁し始めるし、何より自分のセルティ愛に真っ直ぐで、記憶があることを疑わなかった。
でも記憶が無いと感じても同じ事を言ったんだろうな。
最終的には伏線全部持って空に飛び出して行った。

そっからはもう…ああ……
待ちに待った再会。
時間的にはそんなに経ってないんだろうけど、小説のページ数で言ったら本当に久しぶりじゃん!?


そして忘れられないのが新羅のセリフ。
「君の選んだデュラハンとしての未来を否定する」
※ニュアンスです、自分で読んで!!!
で、セルティの首をバサッって斬って。

それって新羅の身勝手な行動で、セルティの意志は聞いてないわけじゃないですか。
「故郷に帰ってデュラハンとして生きてく」というのがセルティが自分で決めた道だったから。
でもそれもそれで新羅や池袋を思っての決断でもあって。
新羅がまともになるかもしれないからって…。
新羅が好きで幸せになってほしかった。
新羅は自分とじゃ幸せになれないと思ってたのかな。
異形と人間、籍が入れれないからかな。
世間体的なアレなのかな。
(闇医者やってる時点でアレだと思うけどね。)
でも、セルティは新羅とずっと一緒にいたかったかもしれない。
それは私の希望であるけれど、多分そうだと勝手に思ってます。
もうそれはセルティの気持ちだから、私が絶対にそうじゃん!と思っても軽率に言葉にはしたくない…
セルティの気持ちがすべて…
めんどくさいオタクだなあおい。


でも新羅はセルティの決意を否定して、自分の愛を貫いた。
新羅の行動だけ見てるとただの身勝手かも知れないけど…それだけには思えない…
新羅はセルティの記憶があってもなくても、戻ってても戻ってなくても同じ事をしたと思う。(2回目)
新羅がセルティを愛してるし、理解してるってことを証明しているような感じがする。
そしてそんな新羅を受け止めるセルティ。
それもまた2人が築いてきた関係の深さ、一緒に過ごしてきた時間の長さを感じさせるよね…。
結論、新羅の我が儘サイコー!
愛の形って本当にどこを探しても同じものがない、唯一無二だなって思う。
美しくても歪んでても、愛なんだなあ。

物語の結末としては、首と身体がまた離ればなれになった。
在処は分かってるから探す必要は無いんだけど。
池袋に来た頃とは違うんだけど、また振り出しに戻ったような感じがする。
「首を持たないまま池袋で生活する」っていう点において。
それで何が池袋に来た頃と違うのかって言ったら、新羅との共同生活、池袋の人たちとの出会い、過ごした時間が蓄積されたセルティであること。
それが今のセルティを作ってること。


どんな言葉がしっくり来るか自分でも表現できないけど、セルティは人間と過ごして、すっかり人間になった。
新羅の愛の深さも改めて知った。
首や記憶への執着が薄くなった。
たくさんの出来事が徐々にセルティを変えた。

セルティもまたたくさんの人に、池袋という街に影響を及ぼした。
街や人もまた徐々に変化してた。

セルティが訪れたことによって歯車が狂ってしまったそれぞれの人生。
まあセルティが来なくてそうなってた登場人物もいると思ってるけど。
その人たちの終着点が、ベターなものであるといいなあと願いながら記事を書き終えようと思います。
臨也さんはちょっと反省してほしいけどね~。

もっといろんな人のこと話したいけど!
長くなるから!!
新羅とセルティばっかりでごめん!!!
と登場人物に謝罪しときます。
いろんなことがあったのにね!

私が次に視聴するのは、未視聴のアニメ2期以降か、はたまたSHなのか、漫画か分かりませんが、またセルティや池袋のみんなに会えますように。

◎おまけ

登場人物別に思い出を残す。

・セルティ・ストゥルルソン

セルティが一番まともな登場人物だと思ってる笑
仕事に対して真摯な姿や杏里ちゃんとか、困ってる周りの人に対する気遣いや優しさは女性としてすごくカッコいい!憧れる!!と思う。
やっぱりなんといっても、新羅とのやりとりがすごく大好き。
新羅の支離滅裂な発言に対して呆れたり、冗談に対して突っ込んだり、恥ずかしいこというと影を使って妨害したり繭を作って閉じ込めたり。
そんなセルティがすごく可愛くていとおしくて大好きです!!


・竜ヶ峰帝人

帝人の非日常に高ぶる気持ちは分からないとは言い切れなかったけど、あそこまでおかしくなれるんだなあと思った。だし、あそこまでおかしくならないとっていうか、おかしくなっても気づけない人もいるんだなあと思った。真剣に考えすぎてて気味が悪いというか…
嫌いではないけど私には理解できなかったな。

・紀田正臣

最初こそ、なんちゅう上部だけのチャラチャラしたやつなんだと思ってたけど、正臣が一番どこにでもいそうな普通の男子高校生だなって思った。
ちょっとはめを外したときにたまたま臨也さんに目をつけられただけの運の悪い気の毒な人。
帝人や杏里ちゃんや沙樹ちゃんとかに対して向ける優しさや厳しさがすごく人間らしくて暖かくて好き。
友だちになりたいかと言われたら、なりたくはないです…笑

・園原杏里

私が初めて共感した登場人物かも知れない。
私が学校っていうコミュニティの中で生きててずっと思ってた気持ちが、成田先生によって、杏里ちゃんの言葉で語られてたことがあって。
「私のこの気持ちって言葉にしたらこれかもしれない…!」って驚いた。
その気持ちを知ってから、杏里ちゃんには親近感みたいなのを覚えてたな。
今の自分はそこまでじゃないけど。
でも杏里ちゃんのモノローグを読んでるときは、「自分だったらどうするんだろう、こんな気持ちになるのかな」って考えることが多かった。
私は全然杏里ちゃんには似てないし、罪歌と生きてる苦労なんて1ミリも理解できてないと思う。
だけど、私にとって杏里ちゃんはすごく身近な登場人物です!
1度だけでも人を愛してほしいな…!!
みんな杏里ちゃんのことが大好きだよ!
愛してる!!

・折原臨也

読んでるときずっと、憎たらしくて仕方なかったな~。
臨也さんもすっごく我が儘に自分の愛を人間に押し付けるよね。
「この人が好き」なんじゃなくて「人が好き」というスケールのデカさには毎度脱帽してたわ。
臨也さんの愛ゆえに私の好きな登場人物が何度苦労させられたことか…
愛海ちゃんに刺されたときに、やっと代償が返って来たか!と思ったけど私はまだ足りない。
もう少し痛い思いしてほしいな…。
臨也さんを見てると思うんだけども。
世界中にいろんな神様がいるじゃん?
なんか臨也さんみたいな考え方の神様もいてもおかしくないのかもな~と何度も思ったな。
実際にいたらごめんなさいね。
私の知識不足です。


・平和島静雄

みんな大好き静ちゃん。
弟思いの静ちゃん。
自分の身体を思いのままにコントロールするのにいっぱい苦労したんだろうなって思う。
友人や信頼してる人に対する優しさの節々から感じられる。
でも、短気な性格が相まって池袋の生きる伝説になってしまったのがかわいそうだけどいとおしい。
臨也さんのせいでもあると思うけどね。
たまたまバカみたいな身体能力とちょっと短気を同時に持ち合わせてしまったばかりの不運だけど、自分で自制しようと頑張ってる姿がすごく好き。
自分のことを思ってる人たちを大切にしてるんだろうな。
幽やトムさんが羨ましい~~!

・岸谷新羅

簡単な言葉で表現すると最推しです…笑
好きな人を好きすぎて愛が重い人は一定数いるじゃん?
新羅の愛って読み始めた頃は、「おまえは暴走機関車なのか!?」みたいに思ってたの!
セルティに嫌われてもいいからこうしたいとか、一般的な人からみたら本末転倒なのでは!?ってこと平気でするし。
周りの人間関係もセルティを優先するが故に、ないがしろにしたり。
ほいでなんかよく分からん恨みを買って帰って来たりするし…
推しを語りだすとちょっとウザいからごめんね。
最終的な見解としては、新羅はセルティとの信頼関係と、本人のポテンシャルの高さから成しうる、ほぼ計算された暴走機関車だと思ってる。
あと根拠のない自信…笑
それで時々事件に巻き込まれてるんだけどね。
誰しも持ってるものではないし、すごく大切だと思う。
それも全部含めて新羅の魅力。
そんな新羅が大好き!!
新羅とセルティをみて、20年以上コツコツと積み重ねられてきた愛の大きさと深さを感じた。
私も1度ぐらいこれくらい人を愛してみたいなと思った。
危ないね笑
でも憧れちゃうな~。

・門田京平

ドタチン!って声に出して呼びたくなる素敵なあだ名だよね。
門田さんは本当にアニキ!って感じ。
あとは、他人に流されないところがカッコいいー!って思ってます。
自分で何が正しいのか間違ってるのかを、考えて判断して行動に移せるすごい人!
巻き込まれてるなーとか、多分こうゆう状況だろうなーって危険を予測できたら、逃げることだってできるのにそれをしない。
勇気をもって助ける人!
だから遊馬崎さんや渡草さんや狩沢さんをはじめ、いろんな人に信頼されているんだろうな~って思う!

※長くしちゃうからここからは一言で!!!

・遊馬崎ウォーカー

クレイジー2次元ヲタクなところが好きっす。

・狩沢絵理華

クレイジー2次元ヲタクパート2っす。
愛ゆえのクレイジーさ大好きっす。


・渡草三郎

クレイジールリちゃんヲタクっす。
運転技術を何年かけて身に付けたのか知りたい。
ワゴン組も好きなのにこんな雑な思い出で良いのか…!?

・矢霧誠二

顔だけでここまで愛し続けることができるのが凄い。
私だったらそのうち自分のなかでの理想の顔にすり替わっちゃいそう。
あーでもずっと美香ちゃんの顔を見てて、セルティの顔を忘れることはないからなのかな。
そうすると美香ちゃんが誠二くんの隣にいることの意味が増えるわね。


・矢霧波江

浪江さんの愛もぶれることなくて凄いんだけど、誠二以外への執着の無さが逆に凄い。
誠二への態度だけ極端に違っててすごい。
自分を良く見せようとしてるのかしてないのかが分かんないのがちょっと可愛い。

登場人物多いし、きりがないからここらへんにしとこうかな。
ヴァローナも茜ちゃんも赤林さんも好きだよ!
クルマイも元気でね!

ここまで読んだ人はいるんだろうか…?
いやいないでしょ。
いたらぜひコメント下さい。
すごい、びっくりすると思います。
最大の感謝を送りたいです。
少しは語り合えるんじゃないかと思います笑

成田先生お疲れさまです!
数年前ですけど!
デュラララ!!と出会えてよかったです!
ありがとうございました!!

普段はアニメの感想とか書いてまーす!
またどこかで!
さようなら~~。

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