ゲーム業界で60歳を迎えるには

おじさんの話で恐縮です。

ゲーム業界自体が今年で何年目を迎えるのか、よくわかっていないで、この文章を打っていますが、ゲーム業界自体が、車や、鉄鋼や繊維などの昔からある業界に比べて若い業界であるのは誰もが同意していただけると思います。

ゲーム業界は若い世代によって支えられており、若い遊びを若い世代が作り上げることで回っています。プロデューサーの年齢は、35歳くらい、働く人の平均年齢も35歳くらい。

いつも働いていて思うのは、50歳を過ぎた人はどこで、何をしているのだろうということ。

・仕事を辞めてほかの業界で働き始めた

・いつのまにか辞めた

いろんな話を聞きます。

僕は39歳になりますが、今の現場も、最高齢の人は45歳で、それ以上の人はいません。

じゃあ、45歳を超えた人は、どこで何をやっているのかということをいつも考えます。夢中で働いていた20代を超えて、夢は現実になり、夢中が大変な日常になった、家庭人にとっては、考えることが多くなるのです。

いつまでもAボタンでマリオをジャンプさせていることだけでは、人生が回らないことを知るのですが、30歳を超えたゲーム業界人の基本思考といっても過言ではないです。

考えなかった人は夢破れて山河あるのみとなるのです。

「俺っていつまで現場で働けるのかな?」

そんなことをアルコールの力を借りながらいう人も沢山います。

概ねの人は年を取ると、ゲーム開発の最前線では通用しなくなっていくもので、その流れを止めることは、できないものです。自分だけは違うと息巻いている先輩が討ち死にしていくのを眺めていくことで、この業界の日常は回っているのです。

夢がない話で恐縮です。

結論ですけど、みんな理想と現実のはざまで、IDECOやふるさと納税の虜となり、健康診断の話でも盛り上がるクソやろうとなるのです。

20代、単価を上げることに執心してください。
30代、上がった単価でごりごりに稼働することに執心してください。
貯金を3000万作ってください。
もしくはゲームを作っていっぱつ当ててください。

そうしなかったら寂しい50歳を迎えて、
観測不能な絶望的な60歳を迎えることになります。

20代、30代を生きるゲーム開発者が、ちょっとやる気になったなら幸いです。

今何かやっとかないと大変なことになりますよ!

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