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いのち感じる、みどりの天然石。〜その①〜

 緑色は、見るだけでもほっとしますね。実際に目を休める効果や、心身を落ち着かせるカラーセラピー効果があると言われています。
 ヨーロッパには精密な時計を手作業で作る貴重な時計職人が存在しますが、彼らは大変細かい作業で目と指先を酷使するため、その心身のケアのために緑深い山奥や、森の中に住むのだそうです。

 実は、この記事を書いているわたしの占い師名も、緑と春に因むものです(笑)。
 春生まれの牡牛座で、テーマカラーがクリームイエローとグリーンであること。そして、一番好きな季節が春で、植物の息吹が一斉に感じられるから…というのが由来です。

 そう、緑色は植物の…まさに生命の色なのです。

植物は生命の象徴

◆いくつ知ってる?緑色の天然石・宝石たち

 緑色の天然石や宝石たちは、世界中から実に様々な種類が発掘されています。
 「みどりの天然石」シリーズでこれからご紹介していく石名を、まずは一覧でご紹介いたしましょう。
 皆さんは、いくつご存知でしょうか?

  1. エメラルド(Emerald)

  2. ジェダイト(Jadeite)

  3. グリーンアベンチュリン(Green Aventurine)

  4. グリーンカルサイト(Green Calcite)

  5. グリーンガーネット(Green Garnet)

  6. マラカイト(Malachite)

  7. クリソプレーズ(Chrysoprase)

  8. ブラッドストーン(Bloodstone)

  9. グリーンタイガーアイ(Green Tiger's Eye)

  10. グリーンペリドット(Green Peridot)

  11. グリーンアパタイト(Green Apatite)

  12. グリーンジェイド(Green Jade)

  13. グリーンフローライト(Green Fluorite)

  14. クリソコラ(Green Chrysocolla)

  15. クロムダイオプサイド(Chrome Diopside)

  16. バリサイト(Variscite)

  17. プレナイト(Prehnite)

  18. モルダバイト(Moldavite)

  19. ユナカイト(Unakite)

  20. ルビーインゾイサイト(Ruby in Zoisite)

 まだまだ他にも、グリーンを含むマルチカラー系のストーンなどもありますが、グリーン主体で有名どころはこんなところでしょうか。
 今回はまず5種類、
・エメラルド(Emerald)
・ジェダイト(Jadeite)
・グリーンアベンチュリン(Green Aventurine)
・グリーンカルサイト(Green Calcite)
・グリーンガーネット(Green Garnet)

についてご紹介いたします。


【エメラルド】愛と幸福を授ける、5月の誕生石

エメラルド

 エメラルドは古代エジプトから愛されてきた宝石で、クレオパトラ女王が愛用していたと言われています。そのため「宝石の女王」と呼ばれることもあります(が、ルビーも同じように呼ばれることが多いです)。
 エメラルドは、愛と豊かさの象徴として古代より非常に人気の高い宝石です。心の傷を癒し、平穏をもたらすパワーストーンで、洞察力と知恵を高め、霊的な成長をサポートします。

 好物としては「ベリル鉱石」の一種で、ベリルの中で鮮やかな緑色を持つものをエメラルドと呼んでいます。
 もちろん、色の濃さと透明度、インクルージョン(不純物)が見られないものほど高価です。

 世界中の王族が好んでエメラルドを用いた宝飾品を作らせていますが、特に有名なのは英国王室のエリザベス女王が創らせた「ウラジーミル・ティアラ」でしょう。元はエリザベス女王の祖母であるメアリー王妃が購入したもので、パールとダイヤモンドがあしらわれていました。それをエリザベス女王が継承した際に、エメラルドあしらいにお直しをさせたのだそうです。
 どうもこのウラジーミル・ティアラ、メーガン妃が結婚式で着用したいと希望したそうですが、女王が「ふさわしくありません」と拒否したのだとか。

 もちろん王族でなくともプレゼントに引っ張りだこのエメラルド。
 特に結婚記念日の宝石として知られ、20周年と35周年に関連付けられています。
 ご両親や、パートナーの結婚記念に贈ってみてはいかがでしょう?

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【ジェダイト】招福と飛躍を呼ぶ、5月の誕生石

ジェダイト

 ジェダイトは古代中国で非常に大切にされ、尊ばれてきた石です。
 幸運と健康をもたらすと信じられていて、中国王朝の王室宝石としても大変有名です。

「翡翠(ヒスイ)」には硬玉と軟玉があり、硬玉がジェダイト、軟玉はネフライト。ネフライトに比べ、ジェダイトは希少価値が高く、現在の流通においても高価であることが多い石です。
 日本ではジェダイトのことを「翡翠(翡翠輝石)」と呼んでいますが、中国ではネフライトを主に翡翠と呼んでいる違いがあります。

 ジェダイトは平和と調和を象徴し、感情の安定と内なる平静を促進すると言われています。そして福を招き、飛躍的な成長を促すといわれているので、商売繁盛や家庭円満にも人気があります。
 またこの石は硬度が高く、色も様々なバリエーションがあり、加工されていろいろな宝石としてアクセサリーや彫刻、調度品に使用されてきました。

 主に緑色が濃いものはクロムや鉄分が多く含まれ、優しいライラックパープル系は鉄とマンガンが含まれています。

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【グリーンアベンチュリン】安定と平和、家庭の守護石

グリーンアベンチュリン

 5月の誕生石としても知られるグリーンアベンチュリン。
 古代チベットでは「洞察力を高める石」として崇められ、仏像の目をこの石で飾ったといわれています。
 先入観や固定観念に惑わされることなく、真実を見極め、本当に自分にとって必要な物は何か、不要な物は何かがクリアになると伝えられています。
 物事を大げさに悩まず、あるがままに捉える強さを持ち、積極性や柔軟な思考を促してくれるので、人間関係やビジネス面においても良い結果をもたらしてくれるでしょう。

 グリーンアベンチュリンは様々な運気を向上させるので、古代ローマ帝国から絶大な人気がありました。一般に「幸運の石」とされ、あらゆるお守りや装飾品として、現在もその存在感をアピールしています。
 また成功と豊かさを引き寄せる力を持ち、心の健康をサポートします。
 …とこうして書き出してみると、まさに全方位いいことずくめの石なのですね(笑)。流通量が安定していて入手も容易なことから、パワーストーン初心者さんは水晶とグリーンアベンチュリンから初めてみると良いでしょう。
 グリーンアベンチュリンは緑色の石で、金属の粒子が含まれており、キラキラとした輝きを持つことがあります。この輝きをアベンチュリン効果といいます。アベンチュリン効果の見られるものと、見られないものがあります。

 最後に、ギャンブラーの方は必見。
 グリーンアベンチュリンは「ギャンブラーの石」としても知られ、運試しをする人々に愛用されています。穏やかな見た目の石ですが、洞察力を高めて思考をクリアにするので、ポーカーフェイスで渡り合うギャンブルには確かにフィットするかもしれませんね。

→【グリーンアベンチュリンのピアス(880円)】


【グリーンカルサイト】ヒーリングと自己管理が得意な守り石

グリーンカルサイト

 グリーンカルサイトは古代から幸運をもたらす石として知られています。
 また、古代エジプトでは「愛の石」として広く装飾品に使われました。
 この石は心の安定とバランスをサポートし、癒しとリラックスを促します。優しく明るく、安定した色味の石ですので、見るだけでも心が落ち着き、雑念が取り払われる気持ちになりますね。

 グリーンカルサイトは炭酸カルシウムの結晶で、淡い緑色を持つものが多いのですが、鮮やかで美しい新緑のような色のものもあります。そして、色 の透明度が高いものほど価値が高くなります。
 
 一般グレードのグリーンカルサイトはお値段も高すぎず、比較的入手が簡単なので、これも初心者さん向けと言っていいでしょう。
 感情を安定させる石として、瞑想やリラクゼーションに使用されることもとても多いパワーストーンです。

 石自体の性格は「真面目で自己管理能力に優れている」と言われることがあります。きちっと整頓された生活態度を持った、生真面目な印象の石というところでしょうか。
 派手さやキラキラとした輝きにおいては控えめですが、いつだってあなたの感情や心身に寄り添い、安定感のある癒しの効果を見せてくれるのです。


【グリーンガーネット】知性と生命力、森のエネルギー石

グリーンガーネット

 ガーネットというと、深いボルドーワインのような色の宝石といった印象が強いかと思いますが、緑色のガーネットもあります。
 このグリーンガーネットは、古代から宝石として大変珍重されてきた「豊かさと繁栄をもたらす石」。感情の浄化と癒しを助け、心の中にポジティブなエネルギーを取り込むのに役立ちます。

 ただ、宝石として広く知られるようになったのは割と最近で、ティファニー社が「ツァボライト」と命名し、大々的なプロモーションを行ったことで一気に認知されました。
 グレードの高いグリーンガーネットはエメラルドに負けず劣らずの透明度の高さと硬度があるので、ほとんどの宝石はエンハンスメント(含浸処理などの強化処理)をされるところ、グリーンガーネットはそれが不要ということで「天然石」としてはさらに大変人気があります
 「人工的なエンハンスメントをされたのは嫌」という方は、ぜひこの石をご検討になってみてはいかがでしょうか。
 汚れや水気にも強く、お手入れが比較的容易なのも嬉しいポイントです。大概のちょっとした汚れや、毎日のお手入れなら綺麗な布で優しく拭けばOK。
 もし、汗や皮脂が気になるときは、流水で洗って拭きましょう。

 ガーネットは1月の誕生石です。
 1月の石言葉は「貞操・真実・友愛・忠実」。これは山羊座の信条ともリンクする部分が大いにありますね。
 一途な想いを込めて身につけるのも、贈るのも相応しい宝石です。


緑色の宝石って美しいですよね

いかがでしょうか?
 緑色の石には、その色からカラーセラピー的な意味合い(安定、平和、調和、招福など)が込められることが多いようですね。
 心身を穏やかにし、物事がうまくいくようにバランスを取ってくれるのが共通のエネルギーのようです。

【番外】可視光線「色」と周波数

色と音の関係性

 天然石について、科学的なアプローチでは主に周波数を用いた分析がなされています。
 緑色の周波数は?というと、530-600 THz。
 
心身を整え、ヒーリング効果があると言われるソルフェジオ周波数回復・変化の周波数「417Hz(ヘルツ)」と調和の周波数「639Hz(ヘルツ)」の間に位置します。
 回復と調和…みどりの石たちのもつ意味の傾向と、うまくリンクしていると思いませんか?
 太古の人は、周波数といった目に見えないエネルギーを数値に定量化し、分析する科学技術はさすがに持っていなかったと思われますが、なぜか「緑色」という要素から辿っていくだけでも、このように不思議な一致を見るものなのですね。
 もしかすると、現代科学が当然の知識となったわたしたちよりも、はるか昔の人々は心と体の感度がより鋭敏だったのかもしれません。
 現代のような科学技術を用いずとも、色や天然石の持つパワーを直感的に感じ取り、理解さえしていたのかも…。

 このような角度から見ても、自然の生み出した鉱物のロマンを強く感じますよね。沼らずにはいられません(笑)。
 色と周波数、周波数と各種ヒーリングについては、また別の記事でお伝えできればと思いますので、どうぞお楽しみに。


◆みどりの石のアクセサリーたち

 今回ご紹介した天然石を使ったアクセサリーは「ひとつぶ屋」にてご覧いただけます。
 ピンと来たら、ぜひこの機会にお手に取ってみてくださいませ。

エメラルド原石のピアス
グリーンオニキスのピアス
Moe:グリーンアベンチュリン&翡翠のブレス
宝石質ペリドットの大粒ネックレス
その他の緑色の天然石アクセサリー一覧へ


【コンシェルジュサービス】

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