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ゲストハウスにAIのシンギュラリティは来るのか?交流型ゲストハウスの可能性を考えてみる。

今日は、新潟でビール醸造をやっている友人と話すことができた。ビールイベントの企画や、西会津独自のクラフトビールの可能性など、とても有意義でワクワクする時間だった。

その中で、醸造業界にも全自動化、その先にはAI化の可能性もあるらしく、将来的に醸造業に人が介在する余地はあるのだろうか、という話になった。
確かに効率面では、製造業という観点だけで見ると全自動化の可能性・意義は高いように感じる。
しかし、それが売れるかどうかという点では、疑問が残る。
いかに美味しかろうと、作り手の顔が見えない商品が本当に愛されるのだろうか、と。

質が良くてコストが低ければ誰が作っていようと売れる、という論理もあるにはあるだろうが、個人的には、それはとても無機質で、人と人の繋がりが薄れてしまった寂しい世界だと思う。
※オートメーションを否定するわけではなく、人の介在の意義はゼロにはならないはずだ、という希望を込めた意見です。

話をゲストハウスに向けよう。ゲストハウスはサービス業である。サービス業は人と人のコミュニケーションが核なので、比較的AIに取って代わられる可能性は低いと言えよう。

正確に言うと、交流型のゲストハウスの場合は、である。ゲストハウスの定義にも色々あるが、単なる寝泊まり場所を提供する回転率重視の宿泊施設の場合、掃除やフロント業務はロボットやAIで代替できてしまうと思う。

私たちはまだまだビジネスモデルとしては成立していない立場だが、人と人の繋がりを最優先にしつつ、効率化と収益化に向き合い、そのモデルが持続することができれば、AIのシンギュラリティに対する一つの解になるのではないか、と壮大な妄想まで発展した今日の会話の一幕であった。

AIに「楽しい」という感情があるのかわからないが、「楽しい」から生まれる人と人の繋がりを何より実感した一年だったので、これからも「楽しい」ひとときを積み上げていきたいと思う。


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