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母親の嫉妬心

わたしの両親はわたしが20代のときに離婚している
原因は、父親のDVやモラハラなどが酷くなり身の危険を感じたため、このままでは母が可哀相、自分もおかしくなる、と感じて家を出た

離婚が成立したのはそれから何年も後のこと

ある日、久し振りに母の住む家に行ったときのこと
夕食の後にテレビを観ていたら、母の大嫌いな石川さゆりさんが出てきた

幼い頃からテレビに石川さゆりさんが出てくると母は必ずこう言う
『私、石川さゆりは大っ嫌いなのよ!』

幼心になんで嫌いなんだろ?と思ったけど、理由はわからなかった
テレビに映る石川さゆりさんを観て、わたしはヤバイ!また始まると思ったら、母はこうのたまった

『私、石川さゆりは大好きなのよ!』

 
 と

工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工


一瞬にしてなんで母が石川さゆりさんが嫌いだったその理由を知った
母は父が大好きな石川さゆりさんが憎くてたまらなかったのである

テレビに石川さゆりさんが出てくると、子どもでもわかるくらい父は顔が緩んでいた
その横で顔を歪めながら『私、石川さゆりさんが大っ嫌いなの!』と言うのが常

テレビに出てくる芸能人にこんな風に嫉妬する人だとは思わなかったから、晴天の霹靂だった
すかさず母に聞いたのですよ
「あれ?お母さんて石川さゆりさんのこと嫌いじゃなかったっけ?」と

『あら、いいじゃない!歌上手いのよ、この人』

( ゚д゚)ポカーン


母の矛盾を突くと、いつも返ってくる言葉はこれ
何度この言葉を聞いたことか
この言葉を聞くと、凄い敗北感に苛まれるというか虚無感でいっぱいになる

自分の母親が芸能人に対してこんな嫉妬心を抱く人間なんてこれっぽっちも想像できなかったのですよ
テレビの中の人に対してこれだけの嫉妬心、ライバル心を持つなら、それは子どもにも向けられるわけで
父親が母親に注ぐ愛を子どもが奪ったと思うのも自然なこと

芸能人にでさえ敵意剥き出しの人だから、支配下に置いている子どもにはもっと感情が露骨だったわけで

わたしは機能不全家族で育ち、わたし自身はACである
ということは、両親も漏れなく機能不全家族で育ち、同じACということ

両親を育てた家族や家庭を幼い時から見ていて、両親の祖父母も漏れなくACだった

特に母親の祖母は酷かった
孫が遊びに来ても、孫の前でずーーーっと嫁である義理の娘の悪口を言っている人だった
そんな親に育てられた母がどんな人間に育つか
健全な精神を持つ人間にはならないよねぇ~

そんな親に育てられた子どもたちの仲が悪くなるのも必然で、なぜこんなに悪いのか理由がわからなかった
それがたまたまYouTubeのオススメに上がってきたコレ👇


🌟毒親育ちさんの兄弟仲が、大人になっても悪いワケ①【毒親講座】


🌟毒親育ちさんの兄弟仲が、大人になっても悪いワケ②【毒親講座】



動画でも話しているように、兄弟仲が悪い方が親にとっては都合がいい
わざと巧妙な手口を使って兄弟仲を悪くさせるようなことをする

わたしは第一子で、母は末っ子
兄妹の末っ子同士でタッグを組んで第一子を虐めていた
両親の愛情を独り占めするだけではなく、自分の愛する夫の愛情すら奪う第一子が憎くて憎くてさぞたまらなかったことでしょう

これに気が付いたとき、母にそれを言ったことがある
母から返ってきた言葉は、『そんなことあるわけないでしょ!!!』だった

まぁ、そう言うしかないよね
認められるわけもなく

母も兄弟も自己愛性パーソナリティ障害
わたしはようやくそこから抜け出せそうな位置にいると思いたいw

🌟自己愛タイプが自分の非を絶対に認めない本当の理由と、対処法


この動画の高橋リエさんという方のblogで気になる記事があって読んでみた


そう、わたしも自分の周囲に母親と同じタイプの人間がいるのが常で、つい最近まで母親と同じタイプの人を見つけては近付いていた
その人に母親を投影していた

今年勉強した心理学ではそれを強化行動と言っていて、その強化行動、投影を今までの人生でずっと繰り返してきた

そして、どうしてその行動を繰り返してきたのか
母親と同じタイプの人を探してしまうのか自分に聞いてみた

すると、「お母さんを救いたかった」と返ってきた

健気だよねぇ~
ちょっと前にYouTubeで誰かが炎上すると、『〇〇を救いたい!』という動画をアップするのが流行っていたけど、救うのは自分自身なのよね

ずーーーっとモラハラDVをする父親から母親を守りたいと思って生きてきた
それが叶わなかったから、似たタイプの人を探して埋め合わせをしたかった
救いたかったんだなと感じた

母親を救うなんて子どもにはできないこと
だって、母親は本気で父との関係を改善したい、良い方向に持って行きたいと思わなかったから

わたしが中学生のとき、母はわたしに言った言葉がある

『人を変えることはできないから、自分が変わるしかないのよ』


このときの母の顔は今でも思い出せる
まるで自分に言い聞かせていたようだったから

でもね、今思うのは、この言葉があったから自分を変えるための努力をしてきた
その努力はたった数年前に始めたことだけど、その間にいろんなことに気が付けたし今までの何十年とずっとどうしたらいいのか考えてきた

数年前には逆に母から『どうしてお前はそんなに変わったの?どうやって変わったの?』と聞かれたことがあった

「気付くだけでいいんだよ」と答えた

わたしの変化に気付いてくれたのはうれしかったのだけど、その後は変わることはなく、母はわたしに会うことを拒絶するようになり、兄弟とまたタッグを組んで虐め始めた


🌟毒親さんが、夫婦喧嘩や嫁姑の確執など家庭のつらい状況を変えないワケ【毒親講座】


この高橋リエさんの動画をいろいろ観て、さらに自分の考えや思いは合っていたことがわかって、共感と共有があって、自分の中に落とし込めた
コメント欄もすごく参考になった
同じ境遇の人ってリアルでは見つけにくいから、こういうちょっとした場でもうれしい


そして、わたしが今年初めに受けた心理学講座のカウンセラーもわたしの母を投影した人だった話は前にも書いた通り
その心理カウンセラーは10年も心理学を勉強しカウンセラーとして活動しているけど、機能不全家族で育ち、ACであり自己愛性パーソナリティ障害だったんだよね

ACであり自己愛性パーソナリティ障害であることは特にカウンセラーの中で認めがたい事実だったみたいで、『私はそういうふうにカテゴリ分けして名称を付けるのが嫌いなんです!』と言っていたw
HSPに対しては凄い敵対心があるみたいで、ある方が繊細さんと思えるエピソードを話したら、『それじゃまるでHSPみたいじゃない!』と言い顔を歪める

この反応には若干引いた
(今思うと至る所で信用に値する人かどうか見極めるポイントはたくさんあったのだけど)

カウンセラー自身が自分で感じるのが苦手と言ってるので、感じやすい繊細なHSPな人に対しての嫉妬心とも言える気持ちがあるかね?

自分の過ちを認められない人で、自分は良くてもわたしはダメ!というエピソードをたった3日間しか講座を受けていないけど、3日間に渡ってそれを証明することを自ら起こしていた

このカウンセラーは一日の講座が終わると参加者と一緒に写真を撮る
blogにアップするために必要で、自分のスマホで撮ればいいものの、セルフタイマーの設定が未だにわからず、参加者の誰かに撮ってもらっていた

わたしが参加した三日間もカウンセラーと仲の良いやさしい参加者が代わりに撮っていた

それが雨の降ったある日
ランチにみんなで行った道中に綺麗に咲いているミモザの花があった
満開で凄く綺麗だったので写真を撮りたかったのだけど、わたしは傘を右手に持ち左手にはスマホとお財布を持っていて写真を撮ることができなかった
傘を一回閉じて写真を撮ることも考えたけど、結構な雨が降っていたことと大分参加者の方とも打ち解けたので、「誰か写真を撮ってくれませんか?」お願いした

するとカウンセラーに『なんでひとすぴさん自分で撮らないの?』とすぐに言われた

え?
わたしの状況を見ればわかるよね?

「両手が塞がってるから写真が撮れないの」と返したら無言

カウンセラーはランチに出るときに自分の傘を持たずに仲の良いやさしい参加者さんの傘に一緒に入っていて手は空いていたのに、ミモザの写真を撮ってくれたのは、カウンセラーと仲の良いやさしい参加者さんだった

自分は傘に入れて貰っていて、しかも講座終わりに撮るセルフ写真が自分で撮れないから仲の良いやさしい参加者に毎回お願いしているのに、なんでわたしはそんなことを言われなきゃならないの?

この『なんでひとすぴさん自分で撮らないの?』は、母と同じ口癖なんだよね

なんでも自分でやりなさい!なんで自分でできないの?という母親だったから

自分には甘いけど、他人に対して厳しいカウンセラーで、自身がなぜそんな行動を取るのか長年心理学を勉強してもまだわからない様子

そしてそして、面白いことにこのカウンセラーの名前は、〝〇〇りえ〟

下の名前が高橋リエさんと同じw
カウンセラーの旧姓なのかどうなのか知らないのだけど、旧姓が高橋だったら面白い!

こんなことまでシンクロするよねぇ~( ̄m ̄)

なんか一つ吹っ切れた
気付く、腑に落とすってことは大事だね


もし毒親育ちや機能不全家族、AC、自己愛性パーソナリティ障害だと自分のことを見極めて変えていきたい!と思うなら、今はいろんな情報を発信している人たちがネットにはいるので、これだ!と思うものを見つけることが一番いいのかもしれない

カウンセラー選びも重要だけど、日本の八割がACだと言われているからなかなか相性の良い人を見つけるのは難しいかもしれない
カウンセラーでなくても身近で心から信頼できそうな人と出会えたらいいんだけどそれもまた運かね
そういう人を引き寄せるのもありかも知れない

一時期メンターが欲しい!と思っていたこともあったのだけど、今は出会う人、自分の周りにいる人がわたしにいろいろと教えてくれる人、メンターだと思うようになった

周りの人は自分の写し鏡(耳タコだよね^_^;
自分が今、どんな調子かどんな具合かは周囲にいる人たちを見ればわかる
客観性が大事

最終的には救うのは自分自身でやること、自分自身でなければ救えないから、自分の気持ちと正直に向き合って自分を大事にしてくこと

その過程は辛いけど、大丈夫、きっとうまくいく!




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