Ubuntu に Resilio Sync をインストールする

2022年12月27日 04:58

VPS の Time4VPS で運用している Ubuntu に Resilio Sync をインストールした。

環境：Time4VPS（Linux 2：CPU 1 x 2.60 GHz、RAM: 2048 MB、Storage: 20 GB）のUbuntu 22.04.1 LTS

（１）公式サイトに従ってインストール。

# sudo dpkg -i <resilio-sync.deb>

サービスの自動起動。

# sudo systemctl enable resilio-sync

（２）8888、9999、3000、3838、80、22251 番の TCP および UDP ポートをあける。

参考：
Wich ports should be oppened? - Sync General Discussion - Sync Forums
https://forum.resilio.com/topic/16628-wich-ports-should-be-oppened/

（３）/etc/resilio-sync/config.json を以下のように変更する。

変更前：
"webui" :
{
"force_https": true,
"listen" : "127.0.0.1:8888"
}

変更後：
"webui" :
{
"force_https": true,
"listen" : "0.0.0.0:8888"
}

参考：
［Solved］ Cannot access webgui after install via official repository on ubuntu server - Sync Troubleshooting - Sync Forums
https://forum.resilio.com/topic/42436-solved-cannot-access-webgui-after-install-via-official-repository-on-ubuntu-server/

（４）以下の「Setting Up Resilio Sync Reverse Proxy with Apache」に従い、Apache の設定をする。

（５）これで以下で WebUI にアクセスできるはずなのに繋がらない。

http://[VPS の URL]:8888/gui/

サービスを確認してもちゃんと Active になっている。

# service resilio-sync status
# systemctl status apache2

しかし再起動をしたり、あれこれやっているうちに繋がるようになった。

最初に Resilio Sync のユーザー登録を行うが、まだ SSL 接続ができない状態だ。なので、Freenom で取得したドメインを Let's Encrypt で運用することにした。

（６）Freenom でドメインを取得し、A レコードを Time4VPS の IP アドレスに向ける。反映まで少し待つ。

（７）ポートの 80/tcp と Apache Full を開放する。

# ufw allow 80/tcp
# ufw allow 'Apache Full'
# ufw reload

（８）Certbot クライアントのインストール。

# apt install certbot -y

（８）Apache を一旦止めた上で証明書を取得する

# systemctl stop apache2
# certbot certonly --standalone -d mydomain.com -m [メールアドレス] --agree-tos
# systemctl start apache2

（９）以下のサイトの「Apache の設定で SSL (https) を有効化する」の設定を行う。

Ubuntu 18.04 と Apache2.4 で Let’s Encrypt を利用して SSL 化する | 突撃なんでもチートシート
https://blog.totsugeki.com/post-300/

これで Mac の Safari で以下の URL に https でアクセスできるようになった（Chrome では http のまま）。

https://[ドメイン]:8888/gui/

（10）Resilio Sync にフォルダーを追加しようとすると、"Can't open the destination folder." と表示される場合、以下のコマンドを実行する。

# apt install acl
# setfacl -R -m "u:rslsync:rwx" [対象ディレクトリ]

＊

苦労して試行錯誤しながらやったのでスマートではない。再度やり直したときにはもっと整理してまとめ直そうと思う。

それと Resilio Sync のユーザー登録は SSL 接続ができるようになってからやったほうがいい。先に Let’s Encrypt の設定をした上で Resilio Sync をインストールすればよかった。

参考：

UbuntuでUFWファイアウォール設定を削除する方法 | TECH+（テックプラス）
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20190717-860539/

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