メールに改行を入れるべきか問題
最近は親しい人とのやり取りがメッセンジャーやチャットツールを使うことが主となった。一方、一昔前まで普通だったメールによるやり取りは少なくなった。
しかしビジネスではまだメールが一般的だとおもう。僕の場合最近はメールを交換するような仕事もしていないのでよく分からないけど。
メールの書き方はそれなりに研究をしてきた。その一つが改行位置の問題だ。
改行位置に関しては3通りある。
1:改行なし。
2:固定文字数改行。
3:文節などの意味のある箇所での改行。
かつてはメール送受信専用のアプリケーション、いわゆるメーラーを使っている人が多かったので3が多数派だった。例えば1行 20 文字で強制的に改行してあった。
でもフィーチャーフォンやスマートフォンでのメール交換が増えると1のような改行しない人が増えてきた。現在、個人的なやり取りでは改行しない人ばかりだ。フィーチャーフォンはもともと1行の表示文字数が少ないので、強制改行だとごちゃごちゃになる。改行なしにするのは自然なことだ。スマートフォンでもスクリーンサイズや設定フォントサイズによって見え方は人それぞれなので、強制改行だと変な位置で改行されて読みにくくなる。
僕はメールを無数交換していろいろ試してきたうえで、最終的に3を採用している。
まず人は視線移動の関係であまりに幅が広いと読む速度が落ちる。1行 20 文字程度が読みやすい。
かといって固定文字数での強制改行にしてしまうと、文章の変なところで改行されてこれもまた読みにくくなる。だから、文節の切れ目のような、読み手の理解を阻害しにくい場所で改行するようにしている。
でも、こういうことをしている人は少数派だ。普通の人は改行しない。
ではどうすればいいか。スマートフォンで読んでいるであろう相手(つまり個人的なやりとり)には改行なしがいいのかもしれない。一方、パソコンで読んでいるであろう相手には意味のある箇所での改行がいい。特に企業等へのメールするときだ。
大事なのは、相手にきちんと読んでもらえることである。コミュニケーションは相手に正しく伝わってこそ意味がある。相手の立場に立って考え、どうすれば読みやすい伝達方法であるかを考える必要がある。
なお、読み手のデバイスが全く特定できないブログでは改行をしないのが普通だ。パソコンだと横に広がって読みにくいかもしれないが、ウィンドウ幅を狭めれば対処できるし、最近だとデバイスごとに自動でレイアウトを変えるようにサイトを設計することもできる。
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