macOS を VMware 仮想マシン化(その1)

現在稼働中の OS を VMware に仮想マシンとしてバックアップしたい状況はある。VMware には Windows や Linux 用の移行ツールが用意されているが、macOS には移行ツールがない。

macOS も新規インストールは Windows や Linux 同様にできるが、問題は "現在稼働している macOS " のバックアップが(公式の方法では)できないことだ。

いま僕は自宅サーバーの構築のためマシン構成をいろいろ変えている。Mac の再インストールも必要だ。もし macOS を VMware の仮想マシンとしてバックアップできれば、過去の環境にさかのぼれる。何かと便利が良い。

そこで、macOS の仮想マシン化をし、バックアップすることにした。

環境:macOS Catalina Version 10.15.6(英語環境)、VMware Fusion 12.0.0、Carbon Copy Cloner 5.1.28

最初にうまくいかなかった方法を書こう。

ハードディスクを丸ごとバックアップするには Carbon Copy Cloner が便利だ。起動可能なハードディスクのクローンを作れるので、ハードディスクを丸ごとバックアップし、それを VMware Fusion 上で復元すればいいと思った。

Mac Backup Software | Carbon Copy Cloner | Bombich Software
https://bombich.com/

しかし新たに macOS を VMware Fusion にクリーンインストールした上で Disk Utility を使った復元をしようとすると OSSStatus error 22 と表示されて進めない。

リカバリーモードから入って使う macOS Utilities からの復元もうまくいかなかった。

参考:

Time Machine バックアップからの復元もできなかった。

VMware Fusion 上に新規インストールした macOS の初期設定前に復元してみようと思ったが、VMware Fusion は初期インストール時の HDD の容量が 40GB に固定されている。80GB 近くある現行の macOS をそこに復元できない。

日本語の情報はないので、海外の掲示板の情報を参考にしたがどれもうまくいかなかった。

一応うまくいった方法もある。macOS を Carbon Copy Cloner で外付け HDD にバックアップした上で、VMware で新規に macOS をインストールする。そしてその新しい macOS の起動ディスクとして外付け HDD を選択すれば、VMware Fusion 上でバックアップした macOS を起動できた。

もちろんこの方法だと外付け HDD を毎回接続する手間がある。

(続く。)

参考:
macOS 10.15 Catalina にアップグレートしたら、ディスクユーティリティ上に「Macintosh HD - Data」という新しいボリュームが作成された | Too クリエイターズFAQ | 株式会社Too
https://www.too.com/support/faq/mac/finder_os/24140.html

macos - How to convert a Physical OS X machine to Virtual Machine - Super User
https://superuser.com/questions/870811/how-to-convert-a-physical-os-x-machine-to-virtual-machine

Migrate Existing Mac to VM - VMware Technology Network VMTN
https://communities.vmware.com/t5/VMware-Fusion-Discussions/Migrate-Existing-Mac-to-VM/td-p/984300

How to create virtual machine from backup of old Mac? : vmware
https://www.reddit.com/r/vmware/comments/loe0q7/how_to_create_virtual_machine_from_backup_of_old/


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