[読書メモ]『読書は「アウトプット」が99%』(藤井孝一)

p7
テレビやネットなどでは、断片的な情報しか得られません。断片的な情報をいくら集めても、たとえば誰かの「人格」や「哲学」、「ポリシー」といったところまでは踏み込めないでしょう。/しかし、本では著者のそういった「人となり」まで、濃密に表われています。本を通して、その人の考えを知り、さまざまな情報も得られる。 これは最高の「出会い」のひとつだと言えるのではないでしょうか。

p22
当時の私はそれこそ頭でっかちになっていて、会議で上司の進め方が悪いと、「もっと効率のよい進め方をすればいいのに」と思ったり、同僚のプレゼンを見て「要点のまとめ方が下手だなあ」などと思っていました。

p23
私は、ビジネスの原点とは、誰かの役に立ち、感謝されることだと考えています。

p31
企業が望むのは、おとなしく歯車になってくれる社員です。 [...]しかし、そんな会社側の思惑に従うだけでは、自分自身の成長は望めません。

p32
"個"を磨くことを忘れてはならないと思います。[...]どんな会社でも、どんな仕事をやっても通用する人間になる。そのためには、今の自分とは違った世界を見ることが必要になります。

p37
世の中の専門家も、 すべての方法を自分で研究して実践したわけではなく、誰かが研究したことを自分なりに解釈して、自分の方法のひとつにしているのです。

p49
何事も、長く続けるとスピードは上がっていくもの。心配しなくても、読むスピードは徐々に上がっていきます。

p56
本を読むことは、一言で言えば、幸せへの自己投資です。[...]本は幸せへの投資ですから、目に見える効果はありません。しかし、自分の暮らしを豊かにするため、人間力を高めるための肥やしになってくれるでしょう。

p66
本物のベストセラーは、長期にわたって読み継がれていきます。いわゆる、ロングセラーと言われるものです。

p73
私は「本にあって、ネットにないもの」こそ、今の情報化社会に必要なのではないかと考えています。

p74
私は、ネットはいくら使いこなしても浅い思考になりがちな一方、本では深い思考をすることができると思うのです。 断片的な情報だけでは、判断材料が少ないので、どうしても表面的な理解しかできません。

p74
ネットでは自分の得たい情報や好きな記事ばかりを読むので、情報が偏りがちです。

p74
普段から読書をしている人なら、ネットを使っても、それほど混乱することはないでしょう。

p75
たしかに、ネットでは情報を収集する力は養えるかもしれません。しかし、洞察力までは養えないでしょう。

p75
自分の中に浮かんだ疑問を、すぐにヤフー知恵袋で「教えてください」と聞いたり、ツイッターやフェイスブックで疑問をつぶやけば、親切な誰かが教えてくれるでしょう。しかし、すぐに答えが手に入るようでは、自分で思考するプロセスが抜け落ちてしまいます。そのため、いくら情報を集めても洞察力は養えないのです。

p80
問題を大きくしているのは、常に自分自身です。

p82
読書も習慣化して、自分のルーチンにしてしまえば、毎日苦もなく本を読めるようになるのです。

pp84-85
電車が混んでいてなかなか読めないという人は、電車がすいている時間に家を出ればいいだけです。

p85
「読書のためにそこまでするの?」と思うかもしれません。そこまでしたから、私は平々凡々としたサラリーマン生活を抜け出し、起業できたのだと思います。

p99
本に書いてあることを、自分なりにわかりやすい言葉に置き換えるのも有用です。

p118
書評を書くにはコツがあります。/その本に「何が書いてあったか」「そこから何を学んだか」「それをどう活かすか」。この3つを柱にしてまとめるのがポイントです。

p129
読書会は「自分で主催する」のが一番

p130
時間は2時間。冒頭で30分間時間を取り、持ってきた本を読みます。その後、一人5分ずつ本の感想を述べていきます。

p148
経営の方向性で悩んだときや壁にぶつかったときは、古典を開くでしょう。 古典は人生のテキストであり、師でもあります。 そして、「温故知新」という言葉もあるように、ビジネスのアイデアの宝庫でもあるのです。

p163
歴史ができない人は、いつまでもずっと古墳時代をやっています。

p177
本を読む時間を確保するために、まずは電車内で「スマホ禁止」の決まりを自分に課しましょう。

p178
ビール片手にテレビを観ている限り、今の生活をレベルアップさせることはできません。 テレビもお酒も、読書の敵です。


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