[日本語]「大丈夫です」は肯定か否定か

先日飲食店で食事が来るのを待っていたとき、他の店で買ったときのレシートを iPhone の Adobe Scan アプリでスキャンしていた。僕はレシートをこうやって画像として保存するようにしている。

スキャンしてPDFを作成 | 無料の文書スキャナーアプリ | Adobe Acrobat
https://www.adobe.com/jp/acrobat/mobile/scanner-app.html

スキャンしたレシートは不要なので、クシャクシャにしてテーブルの上に置いていた。

そうしていると食事が届いた。

お店の人がそのゴミに気付いて「お下げしてよろしかったですか?」と聞いてきた。

ゴミに気付いて片付けてくれるなんてよくできたお店だ。僕はお願いしようと思って、「はい、大丈夫です。」と伝えて片付けてもらった。

届いた食事を食べながら、ふと気付いた。そういえば、僕が「大丈夫です。」と言ったとき、お店の人が一瞬戸惑っていたような気がすると。

そこで思い出した。

僕は下げていいかと聞かれて、「下げても大丈夫」という意図だった。しかし、特に最近の若者は「大丈夫です」単体を<断るとき>に使う。

僕は「大丈夫です」と言って断ることに違和感を感じるが、言葉遣いやニュアンスは時代とともに変わるものなので何が正しいか間違っているかなんて言えない。そういうものだとして受け止めよう。

ただし、肯定でも否定でも両方の意味に捉えられてしまう「大丈夫です。」はトリッキーな言い回しだ。なるべく自分では使わないようにして、例えば今回なら「ありがとうございます。下げてください。」のように伝えよう。


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