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「指導教員という立場だが,本当はボクの方が鍛えられている」  全国学会の学生研究発表に指導演題をエントリー

特異的な診療情報管理士の仕事関連活動 #002

全国学会の学生セッションに発表演題を登録しました.
どの演題もセクシーな演題に仕上がっています.

ご協力いただいた学校関係者と共同指導演者のみなさまに
心から感謝するとともに,引き続きよろしくお願いいたします.



<第一投稿演題>

【目的】診療情報管理士の仕事は、近い将来、AI(人工知能)に奪われるという報告がある。これからの診療情報管理士は、AIにはできない、または得意でない領域に仕事の重点を移していく必要があるが、その具体的な専門領域は明らかでない。そこで本研究では、診療情報管理士養成テキストの専門課程を対象に、AIの領域別正答率を検証する模擬実験を行い、AIが不得手とする領域を調査した。


<第二投稿演題>

【目的】診療記録の量的監査を実施した際には、診療科別の不備割合など、様々な監査結果指標で評価されている。しかしながら、各指標には利点と欠点があり、指標によっては、臨床現場との意思疎通や診療記録の改善に影響を及ぼす可能性がある。そこで本研究では、診療記録の量的監査結果指標を複数作成し、作成した指標の評価を行うこととした。


<第三投稿演題>

【目的】全国がん登録では、全ての症例登録が義務化されている。症例登録の精度を保証するためには、症例検索の二重点検を実施する必要があるが、二重点検に係る作業負担の増大が課題となる。そこで本研究では、診療情報をもとに作成された「がん登録症例を選別するチェックツール」を用いて、二重点検の作業負担をどの程度改善できるかを評価した。


<第四投稿演題>

【目的】診療実績の月次集計は、病院運営の管理に役立てられているが、過去の実績であり、自院の将来を定量的には示してはいない。各診療実績の今後の傾向や見込みが予測できれば、将来対応の意思決定支援に貢献できる。そこで本研究では、診療実績の月次集計をもとに、今後のトレンドと将来予測を定量的に可視化することができるかを試みた。


<第五投稿演題>

【目的】高齢者誤嚥性肺炎入院を対象に、在院日数が長期化しやすい転院症例群を入院時に予測可能な因子が過去に報告された。しかし、当該報告は特定の三次医療圏にあるDPC対象施設を対象にしており、当該医療圏以外の地域性や施設類型の違いなどについては、検証されていない。本研究では、地域性や施設類型を多施設で検証可能なプログラムを策定するとともに,実践的な成果を得たので報告する。


【仕事関連活動の履歴】


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