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FOODIT TOKYO 2020 ONLINEを10月19日(月)に開催します

10月19日(月)。今年も「外食の未来が生まれる場所を作る」を掛け声にスタートしたカンファレンス「FOODIT TOKYO」が開催されます。6回目となる今回は、昨今の新型コロナウィルスの影響を踏まえて初のオンライン開催です。またこれまではトレタによる単独主催でしたが、インフォマートさまのご賛同をいただき、インフォマートさまとトレタとの共催となっております。

さて、今回のFOODIT TOKYOのテーマは「DX」。ベタでど真ん中ですが、そこに直球勝負で挑みます。
そもそも外食のIT化を目指して開催されてきたFOODITが、ここで敢えてDXをテーマに掲げることには理由があります。
それは、従来語られてきた「IT化」と、いま私たちが向き合うべき「DX」は、本来全くの別物だと考えるからです。巷では、DXという言葉が市民権を得るにつれて「DX=IT化」という認識が広まりつつあるように見えます。しかし、それは明らかな誤解だと私たちは考えます。もしその認識が広く知れ渡ってしまい、外食のDXがIT化レベルで終わってしまったら、私たちは未来に対して大きな禍根を残すことになるかもしれません。

たとえば、「IT化」は私たちにパラダイムの変化を求めません。今までの延長線上の世界の中で、あくまでも「改善」というレベルで部分的に業務をITに置き換えていけばよい。それがこれまでの「IT化」でした。
しかしDXはそれとは全く異なります。DXは、私たち自身の在りようを根本から変えることを迫る「変革」なのです。今までの延長線上に未来はなく、これまでの常識やルールが逆転する世界がやってくるのです。その世界では、ごく一部の高級店や人気店を除いて、ほとんどの飲食店は大きく変わる決断を求められることになるでしょう。

では、私たちが迎えるかもしれないそんな「未来」はどんな姿をしているのでしょうか。残念ながら、まだその答えを知っている人はどこにもいません。
しかし生きるか死ぬかの中でも、いち早く行動を起こし、その可能性を掘り当てつつある人、未来に繋がる道を見つけようとしている人は少なからず存在します。
今回のFOODIT TOKYOはそんな「先駆者」の方々をお迎えし、DXの本質に迫ります。彼らにはどんな未来が見えているのでしょう。そしてどのような可能性を見出しているのでしょうか。

今回登壇いただくのは下記の皆さんです。

● 「フードテック革命」を上梓され、日本で最もフードテックの最先端に精通されているシグマクシスの田中宏隆さん
● もはやDXやOMOのバイブルと言ってもいい「アフターデジタル」の共著者であり、いま最も未来を見通す一人である「フューチャリスト」尾原和啓さん
● 外食アワードを受賞したクリスプ・サラダワークス、そしてレストラン向けシステム開発のカチリにおいても尖りまくった取り組みを次々に打ち出している宮野浩史さん
● 世界最短でミシュランの星を獲得したTIRPSEにてシェフを務め、現在は日本で最も突き抜けた食のD2C「Mr. CHEESECAKE」を展開されている田村浩二さん
● 飲食店が簡単に潰れない世界を創る、をミッションに、自社でも会員制の飲食店を複数展開し、近頃は商業施設やプロスポーツチーム単位でのサブスクサービスなど展開の領域を拡張されているfavyの高梨巧さん
● コロナによる甚大な影響を受けるなか、大小さまざま、硬軟織り交ぜた打ち手を繰り出して、新たな外食企業として生まれ変わつつあるダイヤモンドダイニングの鹿中一志さん

(登壇される方々の詳細については、下記のリンク先をご覧ください)

聞き手は、FOODIT TOKYO実行委員長である私・中村仁と、同じく実行委員であり盟友の子安大輔の2名が務めます。今回のFOODITは従来と設計を変えて、登壇者による「講演形式」から、「対談形式」へと変更しています。これは、一方的に話を聞いて終わりではなく、どんどん議論を掘り下げて、本質に少しでも迫りたいという狙いからです。

先駆者の皆さんとのディスカッションを通じて、皆さん一人一人にとっての未来の可能性が見つかる。そんなオンラインイベントにしていきたいと思っています。

これまでは東京に来なければ参加できなかったFOODITですが、オンライン開催であれば日本、あるいは世界中どこからでも自由に参加することができます。また、これまでは代表者1-2名くらいしか会場に来ることができなかった店舗さまも多かったと思いますが、オンラインであればオフィスでみんなで見るとか、リアルタイムに感想を共有するような視聴方法も可能になります。Twitterでハッシュタグを付けて質問を投稿していただけたら、事務局スタッフがきちんと拾って登壇者に直接お伝えすることも可能です。すべてのセッションをご覧になることが難しい方は、関心のあるセッションだけつまみ食い参加だって簡単です。
オンラインならではの新しい参加方法で、一人でも多くの方にお楽しみいただけたら幸いです!
ぜひ、全国、全世界の皆さんの参加をお待ちしております!

なお、今回はコロナ禍であることも考慮し視聴は無料としましたが、オンライン視聴には事前登録が必要です。今のうちに登録をお済ませください!

 FOODIT TOKYO 2020 オンライン 無料視聴登録フォーム

最後に。まだまだ外食産業の闘いは続きますが、今年のFOODIT TOKYOが、一人でも多くの外食に関わる方の「力」になることを心から願っております。

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