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[飲食店応援マガジン]明日の “おいしい” をつくるために

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新型コロナウイルスの影響で状況は日々変わり続けています。 飲食店のみなさんの「いま、どんなことに取り組めばいいのだろう?」「ほかのお店はどうしているのだろう?」そんな疑問の解決策…
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#イタリアン

「ロッツォシチリア」阿部 努さん、4月10日の答。

―いつものメニューをテイクアウト― 「楽しい」が約束されているシチリア料理店「ロッツォシチリア」。この元気溢れるトラットリアがマスク着用を決めたのは、2月19日。まだ危機感も薄い時期、多くの同業者に「ナーバス過ぎじゃないか」と捉えられるなか、「これが今の東京の飲食店の回答」と踏み切った。 自分の店でもし感染する人がいたら、商店街にも、イタリア料理仲間にも、飲食業界にも迷惑がかかる。店主の阿部努さんに言わせれば「すべてのレストラン関係者一人ひとりが、この業界を代表しているとい

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「リ・カーリカ」堤 亮輔さん、4月8日の答。

―テイクアウト&デリバリー専門店、オープンー 「リ・カーリカ」「カンティーナ カーリカ・リ」「あつあつ リ・カーリカ」のイタリアン3店舗を経営する㈱タバッキ。代表の堤 亮輔さんの動きは早い、そしてピンチのはずなのにどこか楽しげだ。いや楽しいはずなどない。3店舗の7・5・3周年を記念した一大イベントの開催だって土壇場で秋に延期。 でも3月には、デリバリーバッグを背負い原付バイクにまたがるごきげんな堤さんがFBにアップされた。いや、ごきげんなんかじゃないはずなのだ。 アルバイト

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「TACUBO」田窪大祐さん、4月8日の答。

ー客数を制限した縮小営業ー 東京のレストランからお客が遠のき始めても「TACUBO(タクボ)」(恵比寿)は満席だった。それだけこの店を愛し、何度も通う常連客が多いということ。彼らとの関係を、オーナーシェフの田窪大祐さんが大事に育ててきたということ。 オープンキッチンのカウンターと個室。薪の火で肉を焼き、産地から届く季節の野菜をコースに仕立てる上質なイタリア料理店である。 シェフであり、7人の雇用主でもある田窪さんは「縮小して店を開ける」選択をした。 レストランとしてどう在

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