図工の時間

小学校で一番好きだった。特に写生や空想の絵だ。その話は祖母の寝物語だった。中でもヤマタノオロチの話は何回ねだっただろう。それはおどろおどろしいものだった。八つの頭を持つ巨大な化け物、そうだこれを描こう私の筆はすらすら進んだ。いつもあまり使わない黒を使って鱗も鮮明に描いた。オロチが大きすぎて、ヤマトタケルが小さくなったのが、唯一不満だった。案の定一番目立つ所に飾ってもらった。不思議そうに何人かがみてくれていたのがうれしかった。粘土の日もあったこれはむしろ、苦手だった。いつも思い道理のものが作れない、変な壺ができてしまった。みんな様々なものを自由に作っていた。一つ一つ見ていくと小さなゴジラがいた、そっくりだった。すると男の子がやってきた。それ僕のだよ。上手だね。照れ笑いしななら苦労したろころを説明してくれた、ゴジラの映画を見るたびに懐かしく思い出す。


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