「給付型奨学金はいくらもらえる?」

「大学無償化」→正式には「高等教育修学支援新制度」ですが、
こちらは以前も説明したように、保護者の収入により、給付型奨学金と、授業料免除が受けられる制度です。

「いくらぐらいもらえるの?」ということが気になると思いますので
学生支援機構のシミュレーションを紹介します。

ちょっとわかりにくいのですが、順番に入力するところを説明していきます。

*今回は保護者がこれから大学等に進学する子が受けられる奨学金について調べる方法です。
「申込者」とは進学を希望する子どものことです。

https://www.jasso.go.jp/shogakukin/oyakudachi/document/shogakukin-simulator.html
▶進学資金シミュレーターをクリック

シミュレーションする

属性で○保護者を選択

性別、子どもの学校、学年、住居地の都道府県を選択して「次へ」

確認画面でOKであれば「確定」

右側の「奨学金選択」START

注意事項を確認して□注意事項・・・にチェック

まん中の「給付型奨学金シミュレーション(保護者向け)」START

一番上の「2023年度予約採用の申込」にチェック「次へ」

【生年月日】
(子どもの生年月日)を記入

【家計】申込者の生計を維持している人
→ご自身のことを入力
○ひとり親であれば、そちらを選択。生活保護についても選択

●申込者の生計を維持している人(1人目)の情報を入力
自分の年齢、年収などを入力、以下選択

●申込者(子ども)の生計を維持している人…
→保護者のこと
社会保険料などがわからない場合は
〇収入等等から算出するにチェック

【世帯】 申込者の世帯について
ややこしいですが、子どもの事を聞かれています。
中学生と、高校生(申込者)がいれば、
16歳未満に1人
16~18歳に1人
その他、扶養している両親などがいれば、そちらも記入

【進学先】
私立、大学、自宅通学、昼間など希望を選択。
(下宿や寮から通学するの場合、奨学金の金額が増額されます。)

「計算する」をチェックすると、給付型奨学金の
区分と給付月額が表示されます。

あくまでも目安ですが、給付型の奨学金の区分がわかれば、授業料減免の金額もわかります。

例えば授業料減免は(私立大学昼間部の場合)
第Ⅰ区分で 月額58,400円(年額700,800円)
第Ⅱ区分で 月額38,900円(年額466,800円)
第Ⅲ区分で 月額19,500円(年額234,000円)

シミュレーションは何度でも条件を変えてできますので、自分の年収が変わった場合などを想定して調べることもできます。

あくまでも目安なので、実際の数字は申し込みをして結果が出るまでは確定されませんが、目安がわかれば足りない資金が具体的になるので、利息の低いところからの借り入れの準備もできると思います。
ぜひ一度、試してみてください。


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<1月の相談会>
・1月15日(日)
相談員:(FP.社労士)久保田あきみ(障がい、老後資金、親なきあと等)

・1月21日(土)
相談員:(FP)中森順子 (家計管理、公的支援、介護、不登校等)

・1月23日(月)
相談員:(FP)なかじまともみ(教育費、ライフプラン、離婚前相談、開業支援)

文:なかじまともみ



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