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ネタバレなし『シン仮面ライダー』直後の感想

吐き出せない辛さってあるでしょ。
言いたいけど言えないこととか、2日酔いだけど嘔吐恐怖症で吐けないとかさ、色々あるわけです。とにかくツラいの。
前者は信頼できる人に相談すれば解決。後者は1日待てば治るからいいじゃん。
しかしこと映画においてはそれができないことが多い!例えば一緒に行く人がいれば共有できるけど映画はふらっと行くのが好きなのであまり誰かと行かないのです。
今回も時間があったからと一昨日決めたのよ。だからモヤモヤする。この映画言いたいことが山ほどあるんだよ!!
と言うことで最速上映後の感想です。

一言で言えば超一級のB級映画(褒めている)

これが浮かんだ。仮面ライダーが仮面ライダーである意味はあった。その意味でコロナに罹って暇すぎて見たブラックサンよりは面白かった。てかそれより面白くあってくれ!!って思って行ったからそこは心配なし。
最近多い〇〇映画を見てると思ったら実は思想映画でした〜みたいなものではない。仮面ライダーを見に行って仮面ライダーを見終えたという意味で言えばこれは本当に見る側に優しい映画ですよ。

具体的にどのあたりがB級かと言われれば難しいですがふと思ったんで一旦この言葉を。ともあれハリウッドを基準に考えたりしちゃいけないってことです。(この映画を見に行く人は分かっていると思いますが)
ただCGは想像以上に良かった。正直もっと粗末なものかと思っていたがよく頑張ったと思います。

本音

最後に友だちに送った本音プラスαを置いて一旦終了。後日しっかりとした感想が書ければと思います。では。

シン・ウルトラマンほどの感動はなし。
ただ「庵野秀明」でなければできないクオリティ。なぜならこの人じゃないとこんなに予算が降りないから。そんでこの人じゃないとできないリスペクトや作品理解、知識のオンパレード。それは見る方の安心に繋がる。

莫大なお金をかけて作った仮面ライダーは超マジメな作品になったけど果たして真面目な庵野映画は面白いかと言えば実際そこは難しい。好きだけどエンタメとしては難しいものが多い印象。

図らずも樋口真嗣の偉大さを感じる。あの人はエンタメの人なんだと痛感させられる。

庵野の原液を薄める炭酸水や氷が樋口真嗣。ウィスキー🥃は濃くて飲めないけどハイボールなら美味しいって人が多いのと同じ。樋口真嗣はバランス感覚がある。原液が好きな人はそれはそれでいい。

エンタメ的要素が少なめ。だから少し盛り上がりに欠ける。難しいとかではなくそれそのもの。こんなの好き嫌いよ。監督が好きか嫌いかとかの領域。
しかも厄介なのは面白いってのが厄介。そこまで悪くないからクセが強い部分が際立ってしまう。

純粋な「庵野秀明」というフィルターを通すと濃縮還元100%の仮面ライダーができた。

あ、今まで見たライダーキックで上位のカッコよさってのは付け加えておきます。これは本当にかっこよかった。

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