・「縁がある」という言葉を良く聞く
 縁というものは不思議なもので、目には見えないし実在もするのか不明瞭で不確かなものである。しかし、先日わたしはそれを強く実感した。自分が高校生の頃からずっと、なんとなく、尊敬していてずっと好きな人がいる。(好きというのは人間的にということでリスペクトです)その人には才能があって、その才能に惚れ惚れしているし、その人を心底羨ましく思う時がある。それは自分にないものを持っているから。彼の紡ぐ言葉に救われてきた夜や、乗り越えたくない生活をどうにか生きることができた。彼の紡ぐ言葉は美しい。そして醜いものを綺麗なことはあに昇華させ、様々な感情や取りこぼしてきたかけらを埋めてくれる。何年かぶりにしっかりと話すことがあった。その時彼から「ぼくたちはきっと、お互いが必要なんだと思う。」と、言われた。自分の存在意義はわからないし、人生は永い終活だと思っている。友達とも恋人とも違う、言葉で繋がっているわたしたちにとって、この「縁」というのはいびつな丸かもしれないが、繋がり続けていたい存在だと強く思う。

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