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個立有縁・個立有援で描ける未来②

先日の日曜日は、おひとりさま検定試験(#ひと検 )上級3期「ひとり・おひとりさま、孤立・孤独の概念 」の講義でした。かなりしんどいこと(同居孤独死とか…、若年世代の孤立問題とか)を中心に話を聞いて新たに「社会的孤立・社会的行方不明」にの背景にあるものを想像しながら、どんな解決策があるんだろうか? と問いを立てる時間になりました。
後半では受講生のみなさんとのフリーディスカンションでたくさんの気付きを得ることにもなりました。

その感想&アイデア出しその②です。

ゆるい入口を創る

昨日は、ITリテラシーの底上げについて書きましたが、今日はリアルに人が関わることで叶えられる未来について書こうと思います。

私たちがディスカッションしたチームでは、スナック、シェアハウス、食に紐付く活動、お寺の活用、ウルトラマン(笑)、奥出雲の三沢という地域などなど、「今ある資源」についての話題が多かったように思います。
すでに孤立した人へのアプローチが難しいことを前提に、その少し手前、自分で動けるうちにひととの関係を作れる人。そういう人を「支援」という言葉を使わずに自然と寄り合うことができる「ゆるい入口」をどう創っていくか? という問いが立ったと感じます。これは、大きな課題です。
難しいなぁと思いながらも、私の中では「立ち位置」という壁があるなぁと感じていました。

「立ち位置」問題

「場」をつくる最初のスタートというのは、主体的にコミットしていく人、そもそも参画する意識の低い人、興味はあるけど仲間にはなりたくない人、お金を払えば気軽に参加できる人、ただでなんでもしてもらいたい人、仲間にはなりたいけど言い出せない人(もしくはそのタイミングではないひと)などなど、このような「立ち位置」があるなぁと実体験で感じています。

主体的にコミットしていく人というのが、場を立てる人だと考えると、この人の立ち位置が今後重要になるなぁと思うのです。
例えば、主体的にコミットしていく人のスタンスが、プレイヤーでありながらプロデューサーやファシリテーターだった場合、他の参加者とフラットな関係でなければ、持続可能性は低いんじゃないかなぁと感じるからです。
わかりやすいのはスナックでしょうか?
スナックのママに権威性を求める人はあまりいないと思いますが(笑)
まず、どんな人でも入店時に拒否られることは泥酔でもしてない限りないでしょう。スナックはとてもゆるい入口なんですよね。中に入るとママはフラットな状態で、客同士を上手につないで会話を盛り上げたりしてくれます(話したくない人はそっとしておいてくれますしw)。また、ダメなものはダメだと客に対して言える存在もママ。ママは、プレイヤーでありながらプロデューサーやファシリテーターという役割でもあると言えるでしょう。
そのママのやり方が気に入れば持続可能性の非常に高い人気店になるともいえますよね☺️

目指せスナックw

結論として何が言いたいかというと、スナックのようなゆるい入口を創ることが重要性なのかなと。どうしても立場的に、主体的にコミットしていく人の場合、「場」をつくると醸成すること、成功させることに目がいきがちですが、まずは集う人がいて「場」です。最初から仲間になる人ばかりが集まって来るとも限りませんし、必ずアンチも出現しますw
実は、仲間にはなりたいけど言い出せない人(もしくはそのタイミングではない人)も2回、3回と参加するうちに自分にできることを見つけたりします。
ですから、最初からあまり大きな目的を掲げないとか、話したくない人もいるとか、出入り自由とか、無理に次回に誘わないなどのゆるさを創ることも必要なんだろうなと思った次第でした。

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