2019/8/01 一人断腸亭日乗

シリーズ・うちと昔話


夜勤前になると文章を書きたくなる、この悪癖どうにかならんのか。

簡単に言えば逃避、余暇の充実、色々言葉を付け加えたって何にもならない。なんにもならないんだけれども、一分一秒、僕は年をとり死に近づいていく。僕は屹度、人生の砂時計の砂が落ちきるのは60台だと決めた。その年代の自分が決めた日に安楽死しよう。人生の残り時間がわかるのは中々いい。時間は分配しなきゃいけない。

そんな切羽詰った状況にも関わらず、僕はまたここで余暇を使っている。時間の浪費、消費。恥ずかしい話しだけれど僕はこの浪費を死ぬまで行うんだろうと思う。それでいいじゃないかジュリエット、恥ずかしがらずに自分の人生を自分だけで謳歌しよう。ここは超現実型大規模MMORPG人生の日本サーバーだ。

日本サーバーは実に平和だけれども実に陰湿だ。悲しくなるね僕は。もしかしたら、PKやってる中東サーバー、米国サーバーの方が心は晴れているかもしれない。それもそのはずこの日本サーバー、気分の陰湿さとは裏腹に天気はいやなぐらい良くてたまに人も死んでいる。こいつぁ僕ら全員の責任だ、GMを呼べ。

GMは現われないし、暑いし、仕事にいかなきゃいけないから、さっさと本題に入るけど、僕がもう5年前、クソフェミ連中に手が震えるぐらいキレた、その原因を作った人の便りがふわりと蒼い鳥に乗せられてやってきた。流石にもう憎しみを募らせるのも飽きてしまったし、「そのままで居ろ」という諦観が主に僕を覆っているので止せばいいのに蒼い鳥に導かれてその人のアカウントを覗いてしまったんだ。後悔したね。

あれだけ男に対してクソオブクソの言葉を投げつけてた人がいつの間にか全うなフェミニストの顔をして、更には自分の生きにくさの原因が「発達障害」にある、的なリツイをしてた。対立者をアスペとののしってた人がだよ。ため息しかでない。そして僕はシャワーを浴びながら(夜勤前の)少しだけ考え込んでしまった。

自分が不幸であり、自分は被抑圧者である。だから全ての不幸の原因は他者にあり社会にある。至極全うな結論だ。前提がクソオブクソだけど。

自由って、全ての責任を自分のモノにすることだぜ?

自分の不幸の原因を外に求めるなよ、自分が不幸なのは自分の所為だ。徹頭徹尾自分の所為だ。そう認識した瞬間にしか自由は微笑まない。僕がここで腐っているのは紛れもなく自分の所為だ。鬱の傾向は強いから、自分の精神を守るために僕は無理な事はしないと決めた。誰の為にも頑張らない。自分の精神が健やかであれる方向にいく。これは自由だよね。

何故内省をしないのか、僕には不思議でたまらない。自己との会話ほど発見があるものはないのに、あんなに楽しいモノはないのに、何故「会話」を外に求めるんだい?ショーペンハウアー、ダサい引用はナシにしよう、知ってたからどうだって言うんだ、ほらみろ夏に謝罪するハメになったじゃないか。

フェミニズムにハマる人間の他罰性について議論している人がいた。僕はその傾向、あるんじゃないか、と感じている。

僕が結婚しなかったのは高望みをしたからであり、自由を謳歌しようとしたから、この貧困は当たり前だ。自分の選択だし、そこに後悔などないよ。僕が僕の望む自分になれなかったのは行動しなかったからだし、その罰を僕は今受けている。僕は支払っている最中だ、全ての希望の代償をね。

その、悲しい夏の空の色の牢獄の中で、それでも僕はこの生産性のない生活を続けているんだ。続けたいんだよな。そしてそれでいい。

君の心に諦観はあるかい?望むらくは君の不幸を、君自身が認識し、君自身が打破するべく動く自由を得てほしいと僕は思う。その時、やっと自由は夏の空から、秋の夕暮れに変わるだろう。早く来ないかな。

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