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金曜の江本《211022》

満月を堪能した今週。一週間頑張った我々へのご褒美のような澄んだ時間を堪能しました。iPhone13 ProMAX凄ーい。自分の足元すら真っ暗だった淀川と夜空と梅田が輝かしく映る。一気に冷え込んだお陰で空気がクリアに引き締まったお陰もあるとは思いますが。よく生きた。ようやった。今週を生き延びた皆さん、我々、偉いですよね!お疲れ様でした!

『落選の神様』の稽古が始まって暫くしますが、皆さん本番中だったりで、まだまだなかなか人が揃わず。空き時間についつい江本のくだらない生態を披露して皆さんの失笑を買う日々です。そんな中、配役は決まりまして。稽古のたびに少しずつ台本が増え、ワクワクが高まります。

片岡珠子さんという日本画家の一生に寄り添う中で、当時の生活や、日本美術界の歴史について学ぶ事も多く、毎稽古毎稽古目から鱗が落ちまくりです。歴史に明るくないため、明治・大正の美術史で知ってる名前なんて、パッと思いつくのが湖畔を描いた黒田清輝さんくらいでして。あとはちょっとよく分からんといった次第です。お恥ずかしい。黒田さんも、物凄く日本画っぽい筆致と色味で、あれで油画なのだから、もうちょっとよくわかりません。日本画と洋画の違いは、野球の球種に匹敵するくらい、どれだけ説明されてもふんわりなんとなくしか分かりません。すみません。

そんなこんなで、自身の祖父母世代より前の世の中を生きる芝居をしつつ、稽古場は時代の最先端をいっています。大阪から離れた東海地方でお仕事をしている瀬古さんが、平日はリモートで稽古に参加しているのです。

▼第1形態:只のなおき(仕事終わり)

立ち稽古で移動したい時は、空いてる人がなんとなく動かして出ハケさせます。

▼第二形態:なおきVer2.0

動かすと椅子との結合が弱まり、首がなかなか座らないです。
苦渋の思いで捻り出した解決策がこちら。

▼シン・なおき

最新技術なのか、アナログの最たるものなのかよくわかりません。技術は使うものによって、その意味も形態も変わる。某表計算ソフトでマクロを組める人のいる横で、電卓を叩いて導き出された数字を入力するような、そんな歪さと滑稽さに溢れています。人は、技術に踊らされているのだ。

そして最も新しいなおきの形態がこちら

▼第三形態:改良型・なおきVer.3.0、またの名を、なおき(改)

初代の良さをふんだんに踏襲した形態です。映画でもなんでも、結局1stに帰ってくるんです。そういうものです。でも、転び止がしっかりしてます。作画が変わりました。細かいところでやはりちゃんと進化はしているんです。

気安くなおきなおき言うてますけど、生身のなおきさんのことは、瀬古さんと呼んでます。はい。

まさかこんなに面白い現場になるとは思わなかった。そろそろくだらない事を愉しむのは程々にして、芝居に集中していかねば!素晴らしいチームワークで臨みます。江本は技術力のなさをがむしゃらに埋めようと必死です。皆さまに楽しんでいただけるよう、楽しく生きます。宜しくお願いします。

☆★ ☆★ ☆★ 

虚空旅団 第36回公演
『落選の神様』

作・演出/高橋恵

■日程
11月19日(金)19:30
11月20日(土)14:00/18:00★
11月21日(日)14:00
11月22日(月)14:00
※受付開始/開演の40分前。開場/開演の30分前。
★…土曜夜割あり。

■会場
AI•HALL (伊丹市立演劇ホール)

■チケット
①劇場チケット【日時指定・自由席】
 前売・当日共 3,300円
 土曜夜割 3,000円
▶︎チケット予約フォーム(江本扱い・当日精算)
https://www.quartet-online.net/ticket/rakusen?m=0sbbjid

②配信チケット
 2,000円(事前決済のみ)
▶︎ご購入(kokuuryodan's STORE)
https://kokuuryodan.stores.jp/

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