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金曜の江本《220204》

おお…金曜です…生きてますか…?生きて…生きてる!!!!!素晴らしいことですね!うわー!!まさか一週間生き抜けるとは…凄いや…よかった…マジで…よかった…!!これを読んでくださってる奇特な方も、素晴らしいです!生きてるって!

さて。先週と今週の間に何があったかと言うと、シイナナさんの『真夜中のふたりごと』が終了しました。
4編の短編のうち、「くだらない走馬灯」と「擬態」に出演しておりました。このようなご時世にも拘らずご来場いただいた皆さま、ご来場叶わずとも想いを寄せて応援いただいた皆さま、本当にありがとうございました。皆さまの存在あっての公演でした。じゃなきゃ、簡単に挫けていたと思います。そのくらい昨今の情勢は再び重いものになってます。そして、一緒に歩んでくださった共演者、スタッフの皆さまに心からの感謝を。

稽古も少ないながらとても楽しくて。全然違う二つの役でしたけど、何も気負わず、両方とも息をするみたいに自然に出来ました。「走馬灯」の方は関西弁というハードルに初めて挑戦したのですが、まぁ、聞いていられない程の出来ではなかったのか、関西の皆さまの許容にギリギリ入れたようで、ほっと胸を撫で下ろしております。みんな優しいから、大丈夫ですよ全然気になりませんよと言ってくれるんです優しいなぁマジで。優しすぎる現場で逆に不安になりました。疑心暗鬼の虫になりました。
あと、身体が冷え固まった状態でトップギアの叫び声で始まり6分弱殆ど叫んでたら、簡単に喉を壊しました。この時期に声掠れると自分がバイ菌になった気持ちになって、消えて無くなりたくなりますね。そんなこんなで、今週の火曜の無意味な時間も初めてお休み頂きました。ほんまに急用もありましたが、休養にもなりました。
サグ君演じる息子と死にゆく母の可笑しな会話劇でした。幼稚園以来じゃないかってくらいずっと手を繋いでるんですが、稽古中に熱が入り過ぎたサグ君の握力に私の手の骨ってばバキバキになるんじゃないかってくらい「メキョ…」て手が潰れていた時が何度もあったのも、今となってはいい思い出です。ひっそりと手を振っていました。いい芝居に水を差さぬよう出来るだけひっそりと。。

そして「擬態」。無意味な時間の代打で入ってくれた是常さんが、めちゃくちゃ褒めてくれてて、恥ずかしくて電波を断ち切りたくなるくらいでした。
なんか、もしかしたら、あなたの隣にいる人も、全然知らない誰かかもしれないよっていう、ちょっとだけ怖いお話でした。私、最初この子を「都市伝説の人」とか「妖怪」みたいな存在で立ち上げたんですが、相方のガトー君とのやりとりだったり演出の湊さんの思いに触れる中で、最後はちゃんと「ここで生きる人」として在ろうとしてみました。感じるポイントはちょっと一般的ではないかもしれないけど、悲しかったり、楽しかったり、嬉しかったり、淋しかったりがちゃんとあって、今までどうやって生きてきて、生きていくのか、考えれば考えるほど、私はこの子の事が好きになりました。そして、好きになればなるほど、演出やお客さまからの感想が「怖っ」になるのが面白かったです。
あの子が今も幸せなら、私はそれだけでいいな。

ガトー君のお尻を鷲掴むプランを思いついた時は、言い出すのに本当に2日間心の底から悩みました。二人の雰囲気を出すには絶対にいいプランのはずだけど、これを言ってセクハラで訴えられたらどうしようと。ほんまは嫌なのに先輩からの提案を断れずに、後になって心的外傷によりパワハラで訴えられたら本当にどうしようと。
今もまだ油断できないなと思ってます。ガトー君やシイナナさんには、訴える前に是非示談も含めてまずは直接相談をして欲しいと思ってます。

観てない人にはなんのこっちゃっていうような振り返りになってしまってますが、こちら、映像も撮ってたので、何かしらアレするかもしれませんので、その時のお楽しみということで。もしアレしたとしても、相変わらず私は自分の芝居を真正面から観れないとは思いますが、私以外の全員が最高に上手で可愛らしいのでそれだけで観る価値があると思います。
七江さんとは直接共演出来なかったのだけど、いつか台詞を交わしたいなぁ。特に声が綺麗で。私の耳が聞く度にいつも喜んでました。落ち着いたらゆっくりご飯食べたい。
下野君はまさかの大学の後輩でした。所属していた学生劇団も一緒でした。私は劇団の事を全然覚えてないので、絞り出した思い出は全部語り尽くせたと思ってます。長く続けてるとこういう出会いがあって楽しいですね。

こんな振り返りしちゃうくらい、楽しかったんです。というお話でした。もし嫌じゃなかったら、また江本のことを使ってやってください。嫌だったら、すみませんでした。もう嫌なことしませんのでまた使ってやってください。シイナナさん、とてもよい劇団。いい人ばかり。よい。

さて。これから先は一人芝居にシフトをゆるりとチェンジしていきます。まだ表立っては動きが見えませんが、今月も打ち合わせたり映画見たり打ち合わせたり打ち合わせたり本読んだり打ち合わせたりしていこうと思います。なんせ、4編作るつもりなので。打ち合わせが、大事な気がします。

ひとまず、4/19(火)の30×30に向けて。舵を切ります。気に掛けていただけると幸いです。ではまた来週。

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火曜日のゲキジョウseason9[30×30 pair.155]
『江本真里子一人芝居×カンザスハリケーン』

江本真里子一人芝居
【第一弾 脚本・演出:岩橋貞典(オリゴ党)】

■日時:
2022/4/19(火) 18:00〜/19:45〜

■会場:
in→dependent theatre 1st

■チケット:
前売・当日共に¥2,000
※3/19(土)10時予約開始予定

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