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幼児の問題行動と男女比

子どもを育てる時にはさまざまな問題、トラブルに直面する。順調に何の問題もなく育つ子は少ないかもしれません。病気やけがをしたり、いじめやけんか、孤立などの社会関係の問題に出会ったり、悪い癖や行動など発達上の問題が現れたりなどさまざまです。こういった問題の中で、特に発達や家庭教育におけるさまざまな問題、それに伴う悩みはたいていの親が経験しています。

客観的に「軽い」「重い」と思われる問題行動と男女比

 問題行動というと、誰もが経験している可能性があり、大なり小なりあるので、客観的に「軽い」「重い」と言われるもの、男女での違いを見ていきます。

男性が上から順番になっています。
男性が上から順番になっています。

男女それぞれの傾向

 問題行動がどのくらい見られるかについて全体的な傾向を見ると、「軽い問題」については、 男児の30%以上に見られるものが14項目、女児の25%以上に見られるものが14項目ありました。 これらの数字は、まったく問題がない幼児は少なく、ほとんどの親が子どもの行動に何らかの問題を感じていることを示しています。
 しかし、これらの項目を良く眺めてみると、「すぐに『できない』と言う」、「わがままだ」など、子ども一般に広く見られる現象であるわけで、軽い問題行動の水準では、特に教育的な配慮を必要とするとは思われないようです。親の育児における不満が、いわば「愚痴」となって現れた程度であると解釈するのが妥当なところかもしれません。

 「重い問題行動」は、男児では9つの項目で10%以上、女児では4つの項目で10%以上見られると言う結果になっています。この割合は、幼稚園のどのクラスにも、数人は、親が悩むような問題行動を示す幼児がいることを意味します。 男児では、「落ち着きがない」が16%で最も高く、以下、「軽い問題行動」と類似した順で並んでいました。女児では、「すぐにかんしゃくを起こす」項目の回答率が13%弱で最も頻度が高く、その次の項目からは「軽い問題行動」と類似した順になっている。女児特有の問題行動として、何か心理的、社会的理由があるのかも知れないと考えてもよさそうですね。

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