一緒に同じこと、しませんか
私は小学生の時に転校し、急に孤独になりましたが、体育の時間が友達を作ってくれたことを先日お話ししました。
きっとあなたにも、一緒に体を動かすことで仲が良くなった経験があると思います。
もちろん科学者の中にもそれを確認する簡単な実験をやった人がいました。
スタンフォード大学のスコット・ウィルターマスさんとチップ・ヒースさんです。
まず生徒を二つのグループに分け、校内を2人ずつ歩いてもらうのですが、
一方は歩きながら手拍子に合わせて一緒に歌ってもらいます。
そしてもう一方には、同じように歩いてもらい音楽を聴いてもらいました。
すると一緒に手拍子に合わせて歌ったグループの人達は、音楽を聴いただけの人グループの人達より協力できるようになり、考え方も近くなったそうです。
人って複雑なようで単純なのですよね。
こんな簡単なことでも他人と仲良くなれるのです。
このように、自分が親であったり先生であれば、子供たちに仲良くなってもらうためにできることはたくさんあります。
しかし、自分が周りの人と仲良くなるというのは、誰かがお膳立てしてくれるわけではありません。
だから自分で環境をデザインしなければなりません。
例えば嫁と仲良くなるなら、一緒に体を動かす状況を作る。
もちろん手伝いでもいいです。
そして子供と仲良くなるなら一緒に遊ぶ状況を作ればいいのです。
相手と仲がいいというのは、「無意識」が判断しています。
そのため、意識的に仲良くなろうとしても、すぐにはなれません。
だから、お互いの「無意識」がお互いに仲間だと判断するように、一緒に同じ動きをする状況を作ることが必要なのですね。
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